高知県高知市の中小企業診断士 茂井康宏です。本格的に暑くなってきました。今年も記録的な猛暑が予想されていますが、実はこの「暑さ」が消費者の購買行動に大きな影響を与えていることをご存じでしょうか。注目すべきは「35℃」という気温の閾値です。複数の研究によれば、気温が35℃までは上昇とともに購買意欲が高まるものの、それを超えると一転して消費が減少に転じる傾向があるとされています。実際、2024年の猛暑時には、スーパーマーケットへの来店時間が夕方17時以降に集中する現象が顕著に観測されました。この「35℃の壁」をどう乗り越えるかが、これからの商機を左右する鍵となります。たとえば、感情価値の高い商品 …