「税金ってなんのためにあるの?」そう思ったことはありませんか?私たちが働いて得たお金や、買い物のときに払うお金の一部が「税金」として国に納められています。でも、この税金、いったい日本ではいつ、どうやって始まったのでしょうか?今回は、日本の税の始まりとその背景を、タイムスリップするようにたどってみたいと思います。 米が“お金”だった時代 今のように紙幣や硬貨がなかった昔、日本では「米」がとても大切な価値のあるものとされていました。人々の暮らしを支える主食でありながら、実は税金の代わりにもなっていたのです。 時代をさかのぼると、日本で本格的に税制度が始まったのは飛鳥時代(6〜8世紀)とされています…