仕事の関係で『洞谷記』を読んでいた。すると、「新住持入院」項に、以下の一節を見出した。 法鼓を鳴して上堂、大衆集定すること常の如し。 法座の左辺に小椅を設く、拈疏の為なり、右辺に小椅を構うるは、白槌の座位なり。 次に拈疏の次第は、開堂の時の如し。 次に主人法座を指して法語了りて拈香の次第、先ず祝聖、次に檀越、次に嗣香。 主人、座に著いて説法すること常の如し、禅客の問答了りて主人、椅を下りて、当面に問訊して階を下る。 『洞谷記』 これは、「新住持入院」と先に書いた通りで、今風の用語でいえば、「晋山上堂」の話である。なお、上記引用文を見ていくと、3つの上堂の形態があったことが分かる。 ・開堂上堂・…