◯映画「死刑にいたる病」 <櫛木理宇による小説。2015年刊行の『チェインドッグ』を改題の上、2017年1にハヤカワ文庫JAにより文庫化された。2022年に公開。監督は白石和彌、主演は阿部サダヲと岡田健史(現:水上恒司)。週末興行収入ランキング6週連続トップ10入り。> タイトルは、キェルケゴールの著書「死に至る病」に由来。 原作には、冒頭で、「絶望とは、死にいたる病である」というキェルケゴールの言葉が引用されています。 「死に至る病」に当たる「絶望」とは、本来の自分から目を逸らした状態で、自分の本質を見つめずにいると、精神の死が訪れてしまうことです。キェルケゴールは、それを信仰で乗り越えます…