停電点検で、もし作業者に新人がいたときに頼みやすいのが接地抵抗測定ではないでしょうか? 必ず測定しなくてはいけない項目ではあるものの危険な箇所に近づく確率も低く、少し目を離しても大事にはなりにくいというのも理由の1つです。ここではムサシインテックの接地抵抗計「ET-5」を例にして基本事項を確認していきます。 測定の概要 通常の測定では3極法と呼ばれる方法をとります。補助極を2つ取る方法ですね。その仕組みを簡単におさらいします。 まず下図でセットした時で考えます。 図(a)にてE-C間に電流を流す(そのときの等価回路は下左図) オームの法則よりE、IがわかればRxが計算できますが、実際は補助極の…