米澤穂信による小説作品。 2014年3月20日刊行。 第27回山本周五郎賞受賞作。 第151回直木三十五賞候補作。
人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは――。驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、交番勤務の警官や在外ビジネスマン、フリーライターなど、切実に生きる人々が遭遇する6つの奇妙な事件。 http://www.shinchosha.co.jp/book/301474/
人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは――。驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、交番勤務の警官や在外ビジネスマン、フリーライターなど、切実に生きる人々が遭遇する6つの奇妙な事件。
満願
こんにちは、皆さん!一人ぼっちユウトです。今日は、米澤穂信の短編集『満願』について語りたいと思います。静かに忍び寄る恐怖、日常の裏側に潜む歪み、そして最後の一行で世界が反転するあの快感——まさに“ミステリの醍醐味”が凝縮された一冊でした。 ✨『満願』の魅力米澤穂信といえば〈古典部〉シリーズや〈小市民〉シリーズのイメージが強い方も多いと思います。しかし『満願』はそのどれとも違う、濃密で、鋭く、そして容赦のない短編ミステリ集です。 どの物語も「人間の弱さ」「正義の形」「願いの代償」といったテーマが巧みに織り込まれ、読み終えたあとにじわじわと胸の奥がざわつきます。短編なのに長編並みの読後感を残すのは…
前回はGWでしたね! mamiotopapio.hatenablog.com さて、9月最後の日曜日! 最後の西国、谷汲山華厳寺に行ってまいりました! パピオと二人、JRで大阪を超え、京都を越え、米原まで。 いやー、遠い。 そして何より、トイレの心配なマミオ。 それなのに、よりによって新快速のトイレが故障! なんでやねん。 極力、水分を取らずに我慢です。 米原で東海道線に乗り換えて、大垣へ。 ここでトイレに行こうかなと思ったのですが、結構な人が乗り換えている。 「これは急がなあかん!」 ということで、そのまま乗り換え。 そして大垣からは、今回は樽見鉄道です。 ここで、いったん改札を出てJRの精…
「満願」 初出は1938年9月。文庫本にして3ページほどの掌編。短いだけに何度も読み返した私のお気に入りの作品。 ぼかしてはあるが、夫婦の営みについての話である。なのにちっともいやらしくない。その先には、新たな生命の誕生が文字通り孕むからなのかもしれない。 と思ったのだが、どうだろう。深読みだろうか。 「黄金風景」 初出は1939年3月。「花燭」と似た構図の作品。どちらも主人が生家で働いていた元女中と再会する。 突然の再会にどぎまぎとしてしまう主人公。家を追い出された自分とは違い、彼女が幸せそうな家庭を築いていることに「負けた」と思う。さらには真の敗北がその先の展開にあるのだが、何だか少々雑な…
今回は米澤穂信さんの『満願』を紹介します。第27回山本周五郎賞受賞作です。 2014年のミステリーランキングでも3冠達成という貫禄は、おもしろいことが保障されたようなものですね。 未だに人気で、よく読まれているように感じるこのお話を、ついに手に取りました。 わくわくすっぞ。 目次 あらすじ 感想 ※ネタバレ区域※ 『夜警』 『死人宿』 『柘榴』 『万灯』 『関守』 『満願』 最後に あらすじ こうであろう、こうだった、という推理や断定を、最後に根こそぎ覆す。 死の空気漂う驚きの真実が待ち受けるミステリー5編。 感想 全部すごかった〜!!(歓喜) おもしろすぎる。ぞっとしながら、でもおもしろすぎ…
美しさの裏側。壮絶な展開を自ら迎える人の物語『満願』 こんにちは。り📚書評家です。 皆様いかがお過ごしですか? 【目を閉じている時間も惜しい本物の読書家へ】 本日は米澤穂信さんによる小説『満願』をレビューしていきます。 満願(新潮文庫) 作者:米澤穂信 新潮社 Amazon 満願 (新潮文庫) [ 米澤 穂信 ]価格: 825 円楽天で詳細を見る こちらの小説は短編集として成り立つ1冊です。 どこか共通するような雰囲気をまとう物語で構成されている濃厚な小説から、今回は2つの短編をピックアップしてご紹介していきたいと思います。 美しさの裏側。壮絶な展開を自ら迎える人の物語『満願』 死人宿/小説『…
秋分 第四十六候 9/22〜9/27 雷乃収声 かみなりすなわちこえをおさむ 雷が鳴らなくなる時期 猫が好き猫でうれしや鰯雲 9月は前回の31番、32番札所に続き32番、33番札所に行きました ついに満願!! まずは滋賀県近江八幡市にある 第32番札所観音正寺(かんのんしょうじ) 伝・推古天皇13年(605年)創建 伝・聖徳太子 開基 本尊 千手千眼観世音菩薩 聖徳太子が人魚のために開基したお寺です 観音正寺は、今から約1400年前、聖徳太子によって、標高433メートルの繖山の山頂に開創されました。推古天皇の御代、近江国を遍歴していた聖徳太子は湖水から浮かび出てきた人魚と出会います。人魚は「私…
米澤穂信『満願』 今日は読書の話題でミステリー編。最近読んだ2冊の感想。 読んだことのない作家を新規開拓しようと思い買ったのが、米澤穂信の『満願』。2年前に直木賞を受賞した作家だが、手始めにと思い、これもいくつかの賞を受賞したこの短編集を買ってみた。 短編集にはいわゆる連作と呼ばれるものがあるが、『満願』には、6編とも設定が異なる独立した短編が収録されており、作者の創作に対する矜持のようなものを感じた。設定がやや強引に感じた作品もあったが、全体としてはおもしろく読めた、 それでは簡単に感想を。 「夜警」 当直中の若い巡査が、緊急の出動で拳銃を使用するが、相手を死亡させ、自分も刺され命を落として…
ランキング参加中読書 著者 米澤 穂信 www.shinchosha.co.jp 「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが……。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴(ざくろ)」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、「夜警」「関守」の全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。山本周五郎賞受賞。 ~~~~~以下、感想。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 米澤穂信さんの作品、そしてこの手のミステリー作品は実は初めて。…
高野山 大門外環から鍋谷峠を越えて、高野山へのくねくねと山道480号線を右へ左へとカーブ。480号線山道若い頃、右に左に揺られて。。高野山への山道は当然のように車酔いする道だった。老いて体も反応せず?なのか車酔いはなくなった。(#^.^#)そんな話をしながら山道のてっぺんに着いたかな?と思ったところに急に現れた高野山の総門の「大門」。我が家から車で1時間半ほどで到着。鍋谷峠ができ、ずいぶんと高野山が近くなった。昨年に、四国八十八か所大窪寺結願し、初めてお参りした第一番札所:霊山寺にお礼参りすることを教えていただき。。霊山寺大窪寺からの帰り道に第一番札所:霊山寺にお礼参り。御朱印を頂いたとき、「…
98.満願(米澤穂信/新潮社) 総評:★★★⭐︎⭐︎ オススメ:動機にぞくりとするイヤミス短編集を読みたい方へ