米澤穂信による小説作品。 2014年3月20日刊行。 第27回山本周五郎賞受賞作。 第151回直木三十五賞候補作。
人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは――。驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、交番勤務の警官や在外ビジネスマン、フリーライターなど、切実に生きる人々が遭遇する6つの奇妙な事件。 http://www.shinchosha.co.jp/book/301474/
人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは――。驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、交番勤務の警官や在外ビジネスマン、フリーライターなど、切実に生きる人々が遭遇する6つの奇妙な事件。
満願
米澤穂信『満願』 今日は読書の話題でミステリー編。最近読んだ2冊の感想。 読んだことのない作家を新規開拓しようと思い買ったのが、米澤穂信の『満願』。2年前に直木賞を受賞した作家だが、手始めにと思い、これもいくつかの賞を受賞したこの短編集を買ってみた。 短編集にはいわゆる連作と呼ばれるものがあるが、『満願』には、6編とも設定が異なる独立した短編が収録されており、作者の創作に対する矜持のようなものを感じた。設定がやや強引に感じた作品もあったが、全体としてはおもしろく読めた、 それでは簡単に感想を。 「夜警」 当直中の若い巡査が、緊急の出動で拳銃を使用するが、相手を死亡させ、自分も刺され命を落として…
ランキング参加中読書 著者 米澤 穂信 www.shinchosha.co.jp 「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが……。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴(ざくろ)」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、「夜警」「関守」の全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。山本周五郎賞受賞。 ~~~~~以下、感想。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 米澤穂信さんの作品、そしてこの手のミステリー作品は実は初めて。…
98.満願(米澤穂信/新潮社) 総評:★★★⭐︎⭐︎ オススメ:動機にぞくりとするイヤミス短編集を読みたい方へ
2017.04.04 09:31 釧路新西国三十三所観音霊場その4 春採界隈 12 仏心禅寺境内 この第二十四番から馬頭観世音堂へ向うことになりますが、この経路については、「春採湖」に記載があります。すなわち、仏心禅寺から馬頭観世音に「向う途中の禅寺裏には、人が歩いて自然にできた道であり、傾斜が強く、老人は若い人に手を引かれ、又這うようにして登って」いったようです。現在は、その道は見つけられませんでした。ただ、禅寺の裏側は急勾配の山になっており、また、高い土留めがあるようなので、現状ではこの「道」を使うのは難しいのではないでしょうか。 13 春採馬頭観音堂境内 春採2丁目にある春採馬頭観音堂境…
「満願」に感動してから、この作家さんの著作を読んでいるが、 こんな作品も書けるのか! と驚いた。 本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の智将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の集大成。『満願』『王とサーカス』の著者が辿り着いた、ミステリの精髄と歴史小説の王道。【受賞・ランキング入賞結果】第12回山田風太郎賞『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編第1…
さて、昨日に引き続き川崎御朱印巡り。昨日の2社は川崎駅周辺だったけど、残りの2社は川崎駅からは少し遠い。 最寄りは京急川崎大師駅。川崎から支線で3駅ほど行った先の駅だ。以前一度来たことがあるが、味の素のでっかい工場があったことしか覚えてない。 ちなみに今回行くのは「大師稲荷神社」と「金山神社」。大師稲荷の方はあまり有名ではないけど、金山神社は知ってる人は知ってるかもしれない。 大師稲荷神社 川崎大師駅から多摩川方面に歩いて10分ほど。閑静な住宅街の中にその神社はあるそうなのだが…… ――見つけられない? あっれー?地図間違ったん??この辺やと思うんやけどなぁ。 ひなたぼっこ猫 公園にいた日向ぼ…
ミステリーにおいて人が犯罪に走るとき、犯人にはそれなりの動機がある。 復讐とか、大切な人を守るためとか、快楽殺人とか。 不可解な事件が刑事や探偵、ときには頭脳が大人の子供によって紐解かれていくのが面白いのだけど、真相を追わない方がよかったタイプのミステリーを読んだ。 満願(新潮文庫) 作者:米澤穂信 新潮社 Amazon 6編の短編からなる本。登場人物の職業や年齢は様々で、共通点と言えば真相を知っても「ああ、そういうことだったのか!謎が解けた!」というようなすっきり感がないことかもしれない(個人的には)。むしろ知らない方がよかったかも、ただの事故や犯人の衝動的な殺人事件としてニュースに一瞬だけ…
本記事では米澤穂信さんの小説『満願』を紹介します。 満願 ・夜警 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・死人宿 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・柘榴 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・万灯 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・関守 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 ・満願 あらすじ 登場人物 ネタバレありの感想 総評 満願 著者:米澤穂信 出版社:新潮社 ページ数:422ページ 読了日:2023年4月29日 米澤穂信さんの『満願』。 第27回山本周五郎賞受賞作。 「ミステリが読みたい!2015年版」、「このミステリーがすごい!2015年版」、 「週刊文春201…
我が家は南と西にぐるっと縁側を廻しています。 外壁より外の軒下空間にある縁側なので「濡れ縁」ですね。 ちょっとだけ、ミース・ファン・デル・ローエのファーンズワース邸を意識してデザインしたのですが、誰も言ってくれないので自分で言いました(笑)。 (「ファーンズワース邸/ミース・ファン・デル・ローエ」 後藤 武 著 の表紙写真より) 庭仕事の最中は、しゃがんで立つたびに、いちいち立ち眩みをしますので、その縁側に腰を掛けて休みます。 運動不足ですね。 気付くと、かなりの長時間そこでぼんやりと道を眺めているようです。 あいかわらず大人には計り知れない、興味深い行動をする小学生の集団。 自分たちの頃には…
心がざわざわする外れなしの短編集。 どの物語も起こり得ても全く不思議ではない状況下で 自らのエゴだったり欲望だったり願いだったりを満たそうとする 人間らしさが描かれていた。 命を奪ったり傷つけたりの根本には そういう心理が根ざしているのだろうなと思い知らされた。 表題作の「満願」も良かったが、それ以上に「万灯」、「関守」の いつの間にか主人公が追い詰められていく描写が印象的だった。 www.amazon.co.jp
外房線の31番笠森観音と32番清水寺を周りました。 この日は武蔵野線・京葉線のダイヤが乱れていて、乗りたいバスに乗れるかドキドキでした。 茂原駅発9:25発を逃すと次は2時間無いから。 無事に乗れて一安心。30分早く家を出たかいがありました。 バスに乗ること35分、のんびり車窓から外を眺めます。 小湊バスは交通ICカード使えませんので注意。 笠森バス停で降りると、案内看板があるのでその通りに進みます。 参道入口 車の方は参道の向かいに駐車場があります。 石段が続きます 涼しくて良いけど、夏は虫よけスプレー必須です。 三本杉と鉄人28号くん 笠森観音の周囲は自然林として保護されています。 子授け…
1: 名無しさん@おーぷん 24/09/05(木) 16:44:40 ID:pTb0 ちんちん! 2: 名無しさん@おーぷん 24/09/05(木) 16:44:53 ID:5qxS 安々 3: 名無しさん@おーぷん 24/09/05(木) 16:45:08 ID:pTb0 殷々 4: 名無しさん@おーぷん 24/09/05(木) 16:45:11 ID:xmek 凡人 5: 名無しさん@おーぷん 24/09/05(木) 16:45:22 ID:6XUX 監禁 6: 名無しさん@おーぷん 24/09/05(木) 16:45:22 ID:W1j2 悶々 7: 名無しさん@おーぷん 24/09/0…
《 阿波の国から讃岐の国象頭山を巡る旅 7 》 灌頂ヶ滝―立岩神社―金毘羅宮―象頭山―弥谷寺―大麻神社―大水上神社-妙見宮―善通寺 弥谷寺(いやだにじ)― 讃岐の香川県にある「四国八十八箇所・第71番札所」です。 真言宗善通寺派の寺院で、剣五山(けんごさん)千手院(せんじゅいん)と号します。 弥谷山の中腹にあり、その背後の岩盤には創建時に千手佛が納められた岩穴が残っています。 また、山全体が霊山であるとの信仰があり、日本三大霊場の一つに数えられたといわれています(他は「恐山」「臼杵麿崖仏」です)。 寺伝によれば、聖武天皇の勅願により行基が堂宇を建立し、光明皇后の菩提を弔うため、大方広仏華厳経(…
2018年に「満願」を読んでから米澤さんのファンになりました。米澤さん27冊目は、「氷菓」の「古典部シリーズ」と人気を二分する「小市民シリーズ」完結編です。2004年刊行の「春期限定いちごタルト事件」を読んだのが2018年。それから、「夏期限定」「秋期限定」と追いかけて、「マカロン」で刊行と同時に読むということで追いつきました。米澤さんにとっては20年かけて、じいちゃんも6年かけて最終回。ほんとうに待ちに待っていました。 冬期限定ボンボンショコラ事件、米澤穂信、東京創元社、2024.4、15cm 431p 「小山内さんと小市民を志す小鳩君は、轢き逃げに遭い、病院に搬送された。」 最初から文庫本…
高野山奥之院 満願・お礼参りを目指す四国八十八ヶ所歩き遍路の旅、最終章の最終日、ついに完結編です! 前日に町石道を歩き切って高野山に到着、宿坊に泊まっていました。四八十八ヶ所のお遍路の満願は高野山奥之院にお参りすることで果たされます。ついに、ついに自宅から出発した歩き遍路の旅のすべてが終わります。 歩き遍路 47日目 満願への7日目 宿坊 一乗院から奥之院まで 宿坊 一乗院から奥之院まで 奥之院から養花天まで 養花天から「千手院橋」バス停まで 歩きを終えて 歩き 遍路振り返りデータ 札所情報 宿情報 バス情報 距離と歩数 歩き遍路 47日目 満願への7日目 宿坊 一乗院から奥之院まで 歩き遍路…
あちら 天 と言おうか 天国と お浄土と 言おうか とにかく 死んだものたち いるところ と こちら ここ いま 境 へだたり 無いかのようにして 生きている そうやって 生きてきたんだなあ… って おかしい? 病気? シーちゃん って 生きてない ぬいぐるみ こどものときから ずっと なにか ぬいぐるみや かざりものや 無くても だれかの 写真や 絵や… そういうもの 友のように というのか… 友 と おもえてたり へんてこ 言葉 消えてきた と 気づいた だれとも話さない こころに おもうだけの生活 天台の籠山行では 満願 かなうまえに おおくの僧が 病死 と 記されてあったなあ… って …
本来なら明日、中信(松本等)エリアは大雨の予定だったが、台風さんがかなりスローなペースのようで、曇り雨とのこと。 今朝は日曜以来のランニングでまた標高差200mの満願寺へ。だいぶ体力は戻っていると思われるし、急坂を登った後、それを下るのに、6月は膝の痛みを少し感じていたのだが、そういえば痛風明けは膝の痛みはない。尿酸の結晶が、水をたくさん飲んでいるので尿とともに流れてくれたのか?そのあたりのメカニズムは実は解明されていないと思われるが。今月痛風の本を3冊借りて読んだのだが「尿酸の結晶が膝から下のどこかに付着し、それを異物と判断した白血球が排除しようとして戦うので、それを痛みと感じる」という、わ…
天鳳・格闘クラブ・じゃんたま プレイヤーレベル 雀魂から天鳳に移行。少し牌が見ずらい感じがするが慣れだと思われる。プレイヤーのレベルはおそらく全然違う。 断ヤオのみの手(ロン)を見逃して、三色同順を狙ったプレイヤーがいた。評価が分かれるが、すごいいい判断だと思う。高めが2・3・4の三色同順で、5が出たけど見逃した。 面前での三色同順をてんぱっているので、ドラ含めて、満願を狙える手組になっており、それを安めであがるのはもったいないという考え方は、玄人好みだろう。 麻雀ファイトクラブもやってみてる。こっちはほとんどレベル的には雀魂と変わらない。特徴としては色が集まりやすい傾向にあるのか、清一色を異…
🌼施設名吉岡温泉会館 一ノ湯 🌼特徴 【吉岡温泉会館 一ノ湯】 温泉は正真正銘の源泉かけ流しです。 湯量は豊富です。 ◎湯温は51.3℃、毎分100ℓの湯量を提供しています。 ◎泉質は単純温泉(低張性 弱アルカリ性ph8.0 高温泉) ◎効能は神経痛・筋肉痛・五十肩・運動麻痺・関節痛・関節のこわばり・打ち身・慢性消化器疾患(特に胃腸には効果的)・ 痔・冷え性・疲労回復・病後回復期(昔は湯治場でした) 禁忌症/急性疾患・活動性結核・悪性腫瘍・重度の心疾患・腎不全・高度の貧血・その他病勢進行中の疾患、妊娠中の初期と末期など。 千年を超える歴史と、良質な泉質から因幡を代表する温泉地「吉岡温泉」 吉岡…
ランキング参加中読書 著者 米澤 穂信 www.shinchosha.co.jp 夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。 ~~~~~以下、感想。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 米澤穂信さんは『満願』という作品を読み、ハマってしまった。本作品は、その満願のレビ…
【これは、劇団「かんから館」が、1999年2月に上演した演劇の台本です】 ある会社の社員寮の一室に、若い女たちと初老の管理人が同居生活をしている。彼等は、ただ暇をもてあまして自堕落な毎日を送っている。ところが、そこには大きな秘密があった。未だはっきりした状況はつかめないが、どうやら外では核戦争が勃発しており、この部屋は核シェルターだったのだ。ノストラダムスの大予言は実現したのか? 各人の心の中でぼんやりと高まって行く不安感。そんな中で一人の女が、危険を承知の上で外界との接触を図ろうと決意する。 <キャスト> 小沢 典子(女子寮の住人) 橘 みゆき(女子寮の住人) 藤原あゆみ(女子寮の住人) 鈴…
お宝ポーチ <祝!金財の幕開け> を象徴 〜財福・満願成就〜 ※画像クリックで商品詳細へ お宝ポーチ <祝!金財の幕開け> を象徴 〜財福・満願成就〜 金財の幕開けを象徴するお宝ポーチです。財福・満願成就を願い、サイキックによる儀式・祈祷がほどこされています。財福を象徴するとされる牛革を本体前面に使用し、ジャワ伝統の儀式の花とされる3つの花のモティーフをデザイン。“金財の定着、爆上げのチャンスが流れ込んできますように”との願いを込めました。さらに、金財、幸運、良縁などを引き寄せるとされる、ゴールドカラーの祈祷済み引き寄せコインを1枚内蔵。本体後面には、途切れることなく金財・繁栄が続くことを象徴…
長岡京楊谷寺からの上方落語『景清』 🔳長岡京 柳谷観音楊谷寺 昨日 私の夏休み最終日と言うことで また ちょこっと出かけて参りました 出かけると申しまして 何のあてもございません が ま 長岡京というところへ出向いたことがなかったかなと ほんまかいな? それでは 今Instagramでも大人気の楊谷寺さんに お参りさせてもらぉかしら と出掛けて参りました 入口階段から望む楊谷寺本堂
《 阿波の国から讃岐の国象頭山を巡る旅 5 》 灌頂ヶ滝―立岩神社―金毘羅宮―象頭山―弥谷寺―大麻神社―大水上神社-妙見宮―善通寺 金毘羅宮――その3 我々は、「金毘羅宮(金刀比羅宮本宮)」を出て、さらに「奥社」を目指しました。 「金毘羅宮(金刀比羅宮本宮)」の背後の「禁足の地(御神域)」の反応に、まだ余韻が残ったまま、785段の階段を昇り切ったさらに上に続く階段を昇ります。 この先の奥社までは、1368段になります。 「こんぴらさん」名物の長い階段には、手足が不自由で階段が昇れない人のために、「駕籠(かご)」に乗って参拝することができます。 この「駕籠(かご)」の担ぎ手は、一体どれほどの体力…