排卵5日目の黄体 発情周期のステージを推測するにあたり、利用する所見の例として、卵胞ウェーブ、黄体、子宮があります。 今回は黄体の特徴を見てみたいと思います。 発情周期の前半である黄体形成期の黄体は、超音波でみると、周りよりも少し黒みのある組織として映る、感じがします。 7月1日午後に発情で、7月2日朝には排卵していたという牛の卵巣と子宮の所見です。 左の卵巣には20mm×15mmくらいの黄体、13×10mmくらいの主席卵胞、5~6mmくらいの中型卵胞1~2個、他小卵胞数個、右卵巣は小卵胞散在、子宮は内膜の浮腫もなく、という感じです。 黄体に目を向けると、卵巣の周りの実質(白み)よりも黄体組織…