大隅国の一之宮の鹿児島神宮(かごしまじんぐう)にタノカンサァ(田の神)がいる。御神田を見守るように立っている。「宮内の田の神」とも呼ばれている。 タノカンサァ(田の神)は五穀豊穣や子孫繁栄の神様である。鹿児島県と宮崎県ではあちこちで見ることができる。詳しくは、こちらの記事にて。 rekishikomugae.net 鹿児島神宮の参道の向かって左のほうへ行くと、御神田がある。9月の訪問で、稲穂が重みを増しつつある感じだった。 御新田 こうべを垂れる稲穂かな 鹿児島神宮は彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)・豊玉比売命(トヨタマヒメノミコト)を主祭神とする。皇室につながる日向神話の神であり、稲穂と…