東京急行電鉄(東急電鉄)の鉄道路線。渋谷〜中央林間間31.5km。
公的資金が導入されずに、民間企業単独で行われた、国内最大級の都市開発事業の一つである多摩田園都市の計画に伴って建設された。
1979年8月に営団(現・東京メトロ)半蔵門線への直通運転が開始。
2003年3月には、半蔵門線が押上にまで延伸され、東武スカイツリーラインとの直通運転開始。
なお、朝ラッシュ時の混雑は日本有数(私鉄第2位)である。
二子玉川〜溝の口間は複々線となっており、外側を田園都市線、内側を大井町線が使用しているが、二子新地および高津の両駅は外側線にしかホームがないため、大井町線の各駅停車の一部は二子玉川〜溝の口間で外側線を走り両駅に停車する(ほかの大井町線列車は内側線を使用、両駅は通過となる)。
直接的に並行する路線が微妙に無く、ライバル路線が無い強みの状況が、人身事故発生時などトラブル時の振替輸送に弱い弱点がある。
※現在の大井町線に関する事項は省略 (大井町線の項目も参照)
各駅停車の他、急行、準急がある。急行はほぼ終日運行され、準急は平日朝は急行の代わりとして、日中は急行の補完として設定されている。
5000系の一部編成は、2017年までは4号車・5号車・8号車に6扉車両を連結していた。6扉車両の編成には、前面と6扉車両のドア上に6DOORSと書かれたステッカーが貼られていた。平日朝は準急に集中的に入るように、6扉車連結編成は固定運用となっていた。なお、6扉車両の準急における座席格納区間は、長津田→半蔵門間であった。
駅番号 | 駅名 | 読み “えき”は略 |
急行 | 準急 | 接続路線 |
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DT01 | 渋谷駅 | しぶや | ● | ● | 東京メトロ半蔵門線(相互直通運転)、 東横線、東京メトロ副都心線、 京王井の頭線、 JR山手線、埼京線、湘南新宿ライン |
DT02 | 池尻大橋駅 | いけじりおおはし | ↓ | ● | - |
DT03 | 三軒茶屋駅 | さんげんぢゃや | ● | ● | 世田谷線 |
DT04 | 駒沢大学駅 | こまざわだいがく | ↓ | ● | - |
DT05 | 桜新町駅 | さくらしんまち | ↓ | ● | - |
DT06 | 用賀駅 | ようが | ↓ | ● | - |
DT07 | 二子玉川駅 | ふたこたまがわ | ● | ● | 大井町線 |
DT08 | 二子新地駅 | ふたこしんち | ↓ | ↓ | - |
DT09 | 高津駅 | たかつ | ↓ | ↓ | - |
DT10 | 溝の口駅 | みぞのくち | ● | ● | 大井町線、JR南武線(武蔵溝ノ口駅) |
DT11 | 梶が谷駅 | かじがや | ↓ | ↓ | - |
DT12 | 宮崎台駅 | みやざきだい | ↓ | ↓ | - |
DT13 | 宮前平駅 | みやまえだいら | ↓ | ↓ | - |
DT14 | 鷺沼駅 | さぎぬま | ● | ● | - |
DT15 | たまプラーザ駅 | たまぷらーざ | ● | ● | - |
DT16 | あざみ野駅 | あざみの | ● | ● | 横浜市営地下鉄ブルーライン |
DT17 | 江田駅 | えだ | ↓ | ↓ | - |
DT18 | 市が尾駅 | いちがお | ↓ | ↓ | - |
DT19 | 藤が丘駅 | ふじがおか | ↓ | ↓ | - |
DT20 | 青葉台駅 | あおばだい | ● | ● | - |
DT21 | 田奈駅 | たな | ↓ | ↓ | - |
DT22 | 長津田駅 | ながつた | ● | ● | こどもの国線、JR横浜線 |
DT23 | つくし野駅 | つくしの | ↓ | ↓ | - |
DT24 | すずかけ台駅 | すずかけだい | ↓ | ↓ | - |
DT25 | 南町田駅 | みなみまちだ | ▲ | ● | - |
DT26 | つきみ野駅 | つきみの | ↓ | ↓ | - |
DT27 | 中央林間駅 | ちゅうおうりんかん | ● | ● | 小田急江ノ島線 |
南町田駅の急行 (▲表記) は土曜・休日のみ停車。
種別単位で見ると30分サイクルに急行2本、準急1本、各駅停車4本が運行される。休日の溝の口〜長津田間はこれに大井町〜長津田の急行1本が入る。
行先を加味すると、実際には1時間で1サイクルとなっている。