日本人でドイツの暖房システムを悪くいう人には滅多にお目にかからない。ドイツの暖房システムは建物全体を温める仕様のため、家全体が暖かい快適さを誰もが享受しているからであろう。 上述のようにドイツは建物全体を暖める概念のため、住宅の断熱性能には厳しい基準が設けられている。乱暴に言うと、日本は「スカスカの住宅の部屋だけを局所的に温める」のに対し、ドイツでは「断熱のしっかりした建物全体を温める」という概念である。もっとも、エネルギー効率に関して言えば、日本で主流のエアコン(ヒートポンプ)の方がドイツで主流のセントラルヒーティング(Heizung)よりも圧倒的にエネルギー効率は良い。全体として見ればドイ…