享保1年7月13日。以前、今年の踊りは問題ないと云々。激しい踊りも許されたと大声で騒ぎ、町々では踊りの衣装を拵え大騒ぎと。しかし、この日町奉行か急いで書付で裏家などに踊所を拵え、その上踊衣服を拵えて一切踊らないように触れ回る。前々は書付でなく口上であった。見廻りの者が廻るので、もし違犯の者がいればきつく申し付けると。このため急に熱が冷めると。出来町北側日置太郎七の借屋井田源助手代高津宅兵衛三男同孫九郎のところへ石河主膳側小姓浅川五左衛門が辰(午前7時)過ぎ2度訪ねたが留守だった。孫九郎は父と同居し19才、五左衛門は23才。3度目には孫九郎の部屋に入って待っていた。孫九郎が戻り、父が月額を剃る部…