私がリハビリで担当している女性でKさんという人がいる。 Kさんは今年の誕生日で101歳になられた大先輩だ。 Kさんという人は良い意味で感情の起伏がなく、良い意味で依存心や執着心がない。 リハビリの時以外でも廊下で会うと、いつも嬉しそうにニコニコしてくれる。 心身ともに自立していて、自分で出来ることはほとんど自分で完結できる立派な人だ。 ただ、年齢並みの認知による物盗られ妄想みたいな訴えは時々あるが、そんな時も 「服を盗まれちゃったみたいなんだよ」 と静かに訴えるだけで、「あいつが盗った」みたいに感情的になることはなく、大抵はすぐに自分で見つけるのだが。 仮に見つからなかった場合でも、すぐに忘れ…