気鋭のデビッド・フィンチャーが挑んだ限定空間サスペンスは何度見ても一気呵成に見れる良作だった (評価 74点) デビッド・フィンチャーのフィルモグラフィでも何故か評価が芳しくない本作。とはいえ本作、限定空間、籠城といった負け犬好みのB級感覚のテイストでグングンラストまで引っ張てくれる良作には違いない。 そもそも本作にひときわ魅力を感じるのは、敬愛するサスペンスの神様ヒッチコックに果敢に挑んでいるような心意気を感じるから。 オープニングからしてそれは明らか。ニューヨークの摩天楼の壁面にポッカリ浮かぶタイトルクレジットは、あのヒッチコックの傑作「北北西に進路を取れ」の有名なソール・バスのタイトルバ…