【春を告げる二鉢の梅】 【今朝、気づいた実の存在】 【観賞用でも、命は生きている】 【気づかなかった営み】 【季節のめぐりと小さな奇跡】 春になると花を咲かせる梅の鉢が、我が家には二つある。紅梅と白梅。だが、今朝見つけた実をつけた鉢がどちらかは分からない。観賞用として置いていた梅の老木が、静かに命をつないでいたことに気づいた、そんな五月の朝の記録。 【春を告げる二鉢の梅】 庭先には、春になると花を咲かせてくれる梅の鉢が二つある。一つは紅梅、もう一つは白梅。それぞれに趣があり、毎年この花が咲くと「春が来たな」と思う。その花の香りや姿は、私にとって春を感じる大切な指針だった。けれども、それはあくま…