「西田幾多郎とプロティノス——純粋経験と一者」 中島義道氏の哲学塾に通っていた時、そこでは彼の専門であるドイツ観念論以外でも、分析哲学、外国語、仏教哲学、精神医学等、様々な学問が専門家により講義されており、非常に知的刺激に富んでいた。中でも分析哲学を学びに来る方は理科系の方が多く、文系理系の全く違う分野の交流ができた。私は大学卒業後、普通の仕事について、研究者のように専門的に哲学を学んでなかった為、西田幾多郎の善の研究を読んでた時、その主客合一の思想や純粋経験について知った時、「この思想はプロティノスですか?」と聞き、「プロティノスの何?」と返され「一者から全て流れてくるという奴です。」と答え…