国後島のクリル自然保護区は2月10日の創設記念日に合わせて、2020年の活動結果をまとめた。新型コロナウイルスの感染拡大にもかかわらず、保護区内の観光ルートを訪れた人は1,740人と、前年の1,325人から大幅に増加した。訪問者のうち1,027人はサンクトペテルブルク、モスクワなど本土から観光客で、658人は国後島、色丹島の住民だった。加えて7団体28人の調査団も訪れた。保護区内のパトロールのためスタッフが歩いた距離は合わせて4,360kmになった。絶滅危惧種のシマフクロウの繁殖活動を助ける人工巣を新たに6個設置し、合計45個に増えた。火災時に使用される消防林道101.5kmが開通。また、子供…