江戸時代の津波避難誘導灯「稲むらの火」 PHOTO by iStock 安政南海地震の時、紀伊半島(串本)には最大15メートルの大津波が押し寄せた。和歌山県有田郡廣村(広川町)も地震発生から約40分後に5メートル以上の津波に襲われ、家屋約340戸のうち流失125戸、全半壊56戸、死者36名という甚大被害を出す。それでも、当時廣村の人口1,323人中1,287人(約97%)が助かっている。そこには「稲むらの火」として今も語り継がれる物語があった。 【マンガ】「南海トラフ巨大地震」が起きたら…そのとき目にする「ヤバすぎる惨状」 この物語は英文学者小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン・1850…