母の入院先まで片道三時間余り。見舞いに行く日は一日がかりになってしまいますが、不思議と煩わしさを感じません。 仕事をしていた頃は、月二回程度、週末に母の様子を見に行くのが億劫になることがありました。母に頼まれたわけでなく自分が勝手にしていることなので、嫌なら止めればいいだけの話ですが、親の“生存確認”と仕事を両立させることに半ば意地になっていたのだと思います。 母が“発見”されるまでの五日間、飲まず食わずでも生きていられたのは運が良かったのだと思います。季節が季節なら、凍死していたり熱中症で命を落としていたことでしょう。 悪運の持ち主は、救急搬送された翌日こそぐったりしていましたが、今はベッド…