わたしは中学二年生のときに、初めての驚きの体験をしました。 定期試験が終わり、緊張から解放されてホッとしたわたしは、トイレへ行って用を足し、教室に戻る途中のことでした。突然、自分が自分ではないような、奇妙な感覚に襲われました。次の瞬間、なんとわたしは廊下の天井近くに浮かび、廊下を歩いている自分自身の姿を上から眺めていたのです。 その光景に、わたしはびっくり仰天しました。試験が終わったばかりで疲れすぎたせいで、頭がおかしくなったのだと思いました。しかし、驚きの中にも不思議と心地よさがあり、どこか高揚感に満ちていたことを覚えています。 その後、恐怖心が湧いてきたからでしょうか、天井近くに浮かんでい…