国の奨学金事業は、日本学生支援機構が運営し、返済不要の給付型と返済が必要な貸与型があります。 2021年度の利用実績は、給付型(総額1,436億円)が32万1,000人、貸与型(8,663億円)が115万8,000人。 貸与型の利用者は、大学、短大生の3.2人に一人にあたります。 卒業後の収入に応じて返済する「出世払い」奨学金をめぐる議論が、本格化しています。 10月12日の有識者会議で、文科省は、出世払い型奨学金は、高度人材が安心してチャレンジできる仕組みとして必要であると導入目的を説明しました。 新たな奨学金は、大学院で2024年度に導入される予定で、研究の担い手支援として期待されます。 …