ウクライナ、パレスチナのガザ地区など、世界のあちこちで戦争が絶えません。有史以来、国と国は武器を執って争い、21世紀になっても変わることがない。 幸い、日本はしばらく戦争に直面していないけれど、「戦後」という言葉が過去になったわけではありません。改めて言うまでもありませんが、この場合の戦争は第二次世界大戦であり、日本にとっては主に太平洋戦争。東京など主要都市への焼夷弾、沖縄戦、さらに広島と長崎への核爆弾投下で、人びとが焼き殺され、粉々に吹き飛ばされました。 一方で青壮年の男たちは召集され、補充兵として戦地に投入されました。軍人でない彼ら民間人に即席の軍事教育を施し、最前線へ。しかも食料補給さえ…