(承前) 旅のクライマックスは最後にやって来ます。 釧路芸術館で「木村伊兵衛 写真に生きる」展を見て、同展担当の学芸員さんにあいさつして、関連イベントであるスペシャルトークを聴くのです。 芸術館の前にある彫刻作品は、冬の間に磨いたらしく、きれいになっていました。 道立釧路芸術館の前にあるポモドーロ「球」 写真展については、すでに北海道新聞(2025年5月3日)に展評を寄稿しました。 h-art.hatenablog.com トークは、展覧会監修者の多田亞生さんと、日本を代表する自然写真家のひとりで釧路管内弟子屈町に住む水越武さんによるもの。 多田さんは岩波書店の元編集者で、かつて岩波が、水越さ…