神原神社古墳(島根県雲南市加茂町神原)の木棺から出土した銅鏡。中国古代の神仙説話に登場する西王母や東王公などの神仙と、神仙界を守護する霊獣とを表現した神獣鏡であり、中国の魏の「景初三年」(239年)の紀年銘を持っている。 神原神社古墳の副葬品 銅鏡の図像と銘文 陳是作紀年銘鏡との比較 参考文献 神原神社古墳の副葬品 景初三年銘三角縁神獣鏡は神原神社古墳の木棺内から出土した。同古墳は方墳に分類されており、出雲最大の河川である斐伊川の支流赤川左岸の丘陵状の微高地に営まれた。 神原神社古墳の墳丘のほぼ中央に、狭長な竪穴式石室1基が設けられており、石室の粘土床には木棺が置かれていた。この三角縁神獣鏡は…