九九重陽の節句:中国の伝統に息づく植物の力 時が巡り、今年も旧暦9月9日、重陽節(ちょうようせつ)を迎えます。陽数である「九」が重なるこの日は、古来より「長寿」と「健康」を祝う縁起の良い日とされ、現在では「敬老の日」としても親しまれています。 中国では、この重陽節に、先人の知恵と自然の恵みを活かした独自の習俗が根付いており、それは現代の植物抽出物(植提/しょくてい)産業の根幹とも深く繋がっています。 重陽節の由来と植物を活用した習俗 1. 登高(とうこう):生命力を高める儀式 重陽節の代表的な習俗は、家族や友人と連れ立って小高い丘や山に登る「登高」です。これは、陽の気が高まる場所で邪気を払い、…