・877年(和暦元慶1.4.16) 日本の陽成天皇は「元慶」と改元した。(『日本三代実録』) ・878年(和暦元慶2.3.15) 俘囚が秋田城を襲撃し、周辺の民家を焼き払った。(『日本三代実録』) 〔要参考〕『藤原保則伝』によれば、秋田城司,良岑近の課税が苛烈であったため、恨みを募らせた俘囚が反乱を起こしたのだという。 ※凶作による疲弊と、城司による苛政が反乱の理由であったと考えられる(関幸彦『武士の誕生』)。 ・879年(和暦元慶3.3.23) 太皇太后,正子内親王は薨去した。(『日本三代実録』) ※正子内親王の遺言により、生前の彼女に侍っていた尼僧や、山城国京都の中で自分で生活できない僧侶…