「新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き 第10.1版(研究班最終報告)Apr.2024」では、COVID-19の感染性のある時期は、「発症前から発症後5~10日」と記載されている。このなかでの「感染予防策を実施する期間」についてはもっと微妙な書き方で、「医療施設内で感染予防策を実施する期間(隔離期間)の基準は示されていないが、新型インフルエンザ等感染症に指定されていた際の退院基準を参考にするなど医療機関ごとの対応が求められる」と、逃げているとしか思えない「診療の手引き」になっている。具体的な「入院継続が必要な患者の隔離期間の例」も示されてはいる。 隔離期間10日間。発症日を0日…