山口市について 山口市は山口県のほぼ中央に位置する県都で,昔は周防国吉敷郡(よしきぐん)に属していました。 三面を山に囲まれ椹野川(ふしのがわ)が貫流する内陸の盆地になぜ県都が…?との疑問も湧くわけですが、南北朝のころの周防は大内氏の所領で、大内氏が居館を構えた土地だったのです。 その大内氏が山口で京を模した町造りを行ったため、京からも文人が多く移り住んで大内文化が栄えたことから、山口は「西の京都」とも呼ばれています。 山口市街図 大内氏滅亡後は安芸の毛利氏が支配しましたが、江戸時代の毛利氏は萩に居城を築いたため、一時期は山口も寂れたようです。それでも文久3年(1863)に毛利敬親(もうりたか…