中山千夏・文和田 誠・絵発行所:自由国民社発行年:2006年4月(第4刷) この絵本を読んで:この絵本の主人公は「ひろくん」。体が段々と動かなくなる病気のため、電動車いすに乗っています。 そんなひろくんの友だち「まりちゃん」は目が見えません。それで、目が見えないってどんな感じなんだろうと目をつぶってみます。すると、たくさんのいろいろな音が聞こえてきます。驚いて目を開けると、前と同じ、しんとした世の中に戻ります。 まりちゃんに会ったとき、ひろくんはこう言いました。 「見えないってすごいんだね。あんなにたくさん聞こえるんだものね。見えるって損だね。ちょっとしか聞こえてないんだものね」と。 もう一人…