最初に告白するが、私は三谷脚本の作品に対して相性がよくない。「古畑」は仕事に多忙だった時期も重なり、時代劇を除いて他の作品はほとんど観ていない。 映画も「清洲会議」は観たが、大泉洋の秀吉役には感心したものの、ストーリーとしては入り込めなかった。大河ドラマも「新選組!」は特に佐藤浩市演じる芹沢鴨を乗り越えようとする近藤勇には感銘を受けたが、「真田丸」は父昌幸(草刈正雄)の人物造型に違和感が最後まで拭えなかったもの。 そこで今回の「鎌倉殿の13人」。元々頼朝の愛妻であった八重が生き延びて、北条義時の妻になるのビックリ(但しこのような説もあるらしい)。まるで喜劇舞台のように、予想外の所から人物が登場…