遠いフライデーナイトファンタジー 口笛はなぜなるのか。唇を尖らして息を出すと音がでる。ぶつかるものはないのに音がでる。その口笛の美しさにさ迷ったのだ。 とにかく、音を、「美しい音」を、だしたいではないか。 なにかを叩けば音が出るしひっかけば音はでる。物がぶつかると音がでるとは思う。ギターはピックが弦にぶつかる、ピアノは鍵盤を押すことで、ハンマー?が、ピアノ線を叩いてる。サキソホーンにはリードというのがあり、息でそれを振動させてぶつけることで音を作っていると思う。だが、口笛はぶつかるものは見当たらない。 トランペットの音が「また粘膜奏法になってませんか」というアドバイスを受け、録音して聞いてみる…