西武鉄道 2000系は1977年に新宿線向けの通勤形車両として登場しました。 かつて西武鉄道では、一般車としては主に3扉車を投入してきましたが、新宿線では駅間距離が短く、特に通勤時間帯を含めて乗降時間を短縮する必要があったことから、2000系は旧国鉄 63系譲渡車である旧 401系以来の4扉となりました。 先頭の前面形状は、従来導入されていた湘南スタイルや切妻スタイルではなく、非常用貫通扉を中央に設置した独自のデザインとなりました。 また西武では初めての界磁チョッパ制御車となり、回生ブレーキ併用全電気指令式ブレーキを搭載しました。 1977年から1979年にかけて 4M2Tの6両編成 17本が…