《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info 地方私鉄である富士急行は、保有する車両も必要最小限しかなかったため、2両が廃車になったことで運用に余裕がなくなります。そこで、事故廃車になった2両の代替として、新たな車両を確保する必要が出たのでした。 大手私鉄で廃車になった車両を譲受する方法も考えられたと思いますが、富士急行はそうはせず、新たな車両を設計製造することにしたのです。 1975年に登場した5000形は、3100形以来久しぶりの新製車でした。 5000形は20m級の車体長をもち、車体幅は裾絞りのある2,950mmという、私鉄としては大型の車両でした。このサ…