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お餅

お餅

おもち

古来、『餅』はいろいろな祝事、慶事、神事、仏事などに欠かせない供物であり、種々のバリエーションを持つ。また食べ方、加工品も多数有り、伝統的な和食の食材としてもよく使われる。一般家庭では季節を楽しむための『四季のお菓子』として食される。また全国各地に名物としての餅がある。

餅の起源は中国らしく、東南アジアも含めて数種類が知られている。もともとは米ではなく小麦粉を原料としていたといわれる。中華料理である『月餅』、『中華饅頭』はこの小麦粉からの餅の一種である。また麺類もこの小麦餅からの派生であるという説もある。他には大麦、粟、モロコシの粉からのものも知られている。

以下に日本でのそれらの例をあげる。

もち米とうるち米を一定比率で混ぜ、蒸し上げた後、臼と杵でついて、粘りのある塊に仕立てたものを直径4〜30cmほどの円盤状に整形したもの。古来、神棚、仏前に供えるものとして起源したもので、円盤状に整形したものが原型である。主として東日本で用いられる切り餅はこれを直方体に切り取った、いわゆる「簡易型」である。

そのまま焼く、きな粉、砂糖、小豆餡などにからめる、砂糖醤油で付け焼きして海苔を貼り付けた「磯辺焼」にする、味噌汁、鍋物に入れるなどして食する。

菱餅は、3月3日のひな祭に雛壇を飾るために供える食品。色付けした餅を三層に重ね、菱形に切り取ったもの。

静岡市西部にある安倍川の茶屋の名物で、つきたての餅を小さくちぎって、きな粉で包んだもの。

ぼた餅とは牡丹餅から生じた言葉で牡丹の花咲く春のお菓子としておなじみである。餅を小豆餡にくるんだもので春の彼岸に供する餅。一方秋の彼岸には秋の花である萩にちなんだ『お萩』がある。

春にちなんだ餅の一種、桜の花びらを練りこんだピンク色の餅で小豆餡をくるみ桜の葉で包んだもの。


炊き立ての御飯を潰して直径5cm程の円盤状に平たく整形した後、串に刺してからごま味噌ダレを付けて焼いたもの。長野県の名物として有名。

つきたての餅で小豆餡をくるみ、柏の葉を巻いたもの。5月5日の子供の日にちなんだ餅であるが最近は一年中和菓子屋で見られるようになった。

おいしい餅の食べ方 その一

つきたての餅、あるいは固まった餅をもう一度蒸して軟らかくしてから、大根おろし+醤油、好みで七味唐辛子、三つ葉などの薬味を入れたものにつけて食べる。この方法はシンプルでさっぱりとした味わいとなり、ガツガツ餅が食えること間違い無し。はらぺこの時に是非お試しあれ。