古来、『餅』はいろいろな祝事、慶事、神事、仏事などに欠かせない供物であり、種々のバリエーションを持つ。また食べ方、加工品も多数有り、伝統的な和食の食材としてもよく使われる。一般家庭では季節を楽しむための『四季のお菓子』として食される。また全国各地に名物としての餅がある。
餅の起源は中国らしく、東南アジアも含めて数種類が知られている。もともとは米ではなく小麦粉を原料としていたといわれる。中華料理である『月餅』、『中華饅頭』はこの小麦粉からの餅の一種である。また麺類もこの小麦餅からの派生であるという説もある。他には大麦、粟、モロコシの粉からのものも知られている。
以下に日本でのそれらの例をあげる。
もち米とうるち米を一定比率で混ぜ、蒸し上げた後、臼と杵でついて、粘りのある塊に仕立てたものを直径4〜30cmほどの円盤状に整形したもの。古来、神棚、仏前に供えるものとして起源したもので、円盤状に整形したものが原型である。主として東日本で用いられる切り餅はこれを直方体に切り取った、いわゆる「簡易型」である。
そのまま焼く、きな粉、砂糖、小豆餡などにからめる、砂糖醤油で付け焼きして海苔を貼り付けた「磯辺焼」にする、味噌汁、鍋物に入れるなどして食する。
つきたての餅、あるいは固まった餅をもう一度蒸して軟らかくしてから、大根おろし+醤油、好みで七味唐辛子、三つ葉などの薬味を入れたものにつけて食べる。この方法はシンプルでさっぱりとした味わいとなり、ガツガツ餅が食えること間違い無し。はらぺこの時に是非お試しあれ。
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