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アナトール・フランス

(読書)
あなとーるふらんす

Anatole France(1844年〜1924年)本名ジャック・アナトール・フランソワ・チボー(Jacques Anatole Francois Thibault)

おまえは無邪気さと善意のみしか持ち合わせなかったのに、おまえは自分が崇高だと思っていた。(ペンギンの島)

フランスの小説家。1921年ノーベル文学賞受賞。アカデミー・フランセーズ会員。代表作は「神々は渇く」Les Dieux ont Soif"(1912年)、「赤い百合」"Le Lys Rouge"(1894年)など。懐疑的色彩の濃い知的なディレッタンティズムと優美な詩情を特色とする。詩人、およびジャーナリストとして執筆活動をはじめ、「シルヴェストル・ボナールの罪」"Le Crime de Sylvestre Bonnard"(1881年)によって小説家としての名声を確立した。その主人公である懐疑的な学者ボナールは作者自身の性格を投影しているといわれている。
フランス革命を描いた「神々は渇く」について、作者自身は以下のように語っている。

 私の主人公ガムランは、ほとんど化物のような人物だ。しかし人間は徳の名において正義を行使するにはあまりにも不完全な者であること、されば人生の掟は寛容と仁慈でなければならないことを、わたしは示したかったのだ。

ドレフュス事件では、ゾラと共にドレフュス擁護派となった。
その全著作は、1922年から1966年までローマカトリック教会の禁書目録に含められていた。

日本では同時代の芥川龍之介が多大な影響を受けている。
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