6.29 「プロパガンダ映画から植民地支配の責任を考える」

プロパガンダ映画から植民地支配の責任を考える
朝鮮総督府制作による短編『銃後の朝鮮』1937年作品、他上映  内海愛子さん講演会》

6月29日 火曜  6時開場、6時半開始   
会場・新宿区立大久保地域センター4階「ホール」
資料代700円

 植民地下の朝鮮から戦場や労働現場等に多くの人々が動員され、犠牲となりました。「同じ『皇国臣民』であった」、「志願して兵隊になった」「一視同仁」などと言って、それを「合理化」する言説が今もまかり通っています。それは本当だったのでしょうか?総督府が制作した考えてみたいと思います。内海愛子さんに解説をしていただきます。ふるってご参加ください。


地図の表記は大久保図書館 目印は年金機構ビル
大久保地域センター公式サイト  下にスクロールをするとグーグル地図がアップされています


ヤフー地図

一、地下鉄利用の場合
副都心線大江戸線東新宿」5分、7分。
明治通りから大久保通りへ左折 

一、JR利用の場合
Jr新大久保駅7分、大久保駅9分 
大久保通りから明治通りへ左側歩道直進 地図表記は大久保図書館になっているケースも有り
大久保通りに面した「年金機構ビル」の側面に入口、手前で曲りすぐに入口 
明治通りに出る少し手前の位置です

目印は「年金機構」のビル看板

6.26 九州筑豊強制動員者証言集会 〜『韓国併合』100年を記憶に


「無窮花堂建立10周年記念事業」
九州筑豊強制動員者証言集会
〜『韓国併合』100年を記憶に刻むために〜

2010年 6月26日(土)
13:00〜17:00

ところ 飯塚市立岩公民館 4階 大会議室 (飯塚市役所前)

内容 強制動員者による証言(韓国より3名)
講話・・韓国代表、日本代表   アトラクション

資料代・・500円

主催 NPO法人国際交流広場無窮花堂友好親善の会
飯塚市新飯塚24−3(090-9561-6737)

韓日100年平和市民ネットワーク(韓国)


先の戦争に於いて日本の植民地政策により、ここ筑豊には15万人にものぼる朝鮮人
炭鉱で過酷な労働を強いられ、多くの人々が犠牲となりました。
韓国併合100年に当たる今年、韓国から筑豊に強制動員された方をお招きし、直接その
当時の実態を聞く「証言集会」を開催します。
過去の歴史に目を向け、不幸な過ちを二度とくり返さない決意を込め、
日韓・日朝関係のみならず東アジア全体をつなぐ友好と親善の関係を
作っていきたいと考えています。多くの人の参加をお待ちしています。

6.24「東アジア歴史・人権・平和宣言と行動計画」第一回公開検討会

2001年ダーバン宣言から9年

「東アジア歴史・人権・平和宣言と行動計画」第一回公開検討会   

コメンテーター 金東鶴さん<在日本朝鮮人人権協会事務局長>

他交渉中

6月24日木曜・6時半開会、40分開始
会場 新宿区立角筈(つのはず)地域センター会議室  西新宿4丁目33番7号

案内・アクセス頁
都庁・中央公園先 JR新宿駅南口より徒歩14分
甲州街道右側歩道から都庁南通り《信号・都庁南》に入り道なり)京王線「初台」駅、大江戸線「都庁前」駅徒歩8分 公園向かい角地の9階だてモダンなデザインのビルです。趣旨への賛同を前提に宣言・行動計画を検討します。

全文 

「東アジア歴史・人権・平和宣言・行動計画」を検索語にして上記
URLがアップされます。

趣旨より抜粋
 人種主義、人種差別、外国人排斥および関連のある不寛容に関す
る、2001年のダーバン会議の宣言と行動計画は、
差別がもたらした地球社会の問題と課題、奴隷制と植民地支配の莫
大な被害と不法性を明らかにした歴史的文書である。
 そのダーバン会議の精神を引き継いで、東アジアにおける差別と
差別の源泉を明らかにし、東アジアにおける帝国主義
の植民地支配の災難、責任の所在、防止策を提案することによっ
て、東アジアにおいて持続的な平和を実現する必要がある。
 謝罪、賠償、再発の防止という「過去清算」が誠実に行われるこ
とが未来に向けて東アジアの協働の不可欠な前提である
ことを確認する。
2010年、日本の朝鮮併合100年を契機にして、2010年
8月に東アジアの近現代史を全面的に見直す過去清算のための平和宣言・
行動計画を東アジアのNGOを主体として策定する。ここに東ア
ジアにおける過去清算と平和の要求を列挙し、それを実現する具体
的な課題を行動計画として提示する。

「東アジア歴史・人権・平和宣言・行動計画」 呼びかけ人《事務局》 
徐勝(立命館大学教授)前田朗東京造形大学教授)高橋伸子(関
東大震災における朝鮮人虐殺の真相究明と名誉回復を求める日韓在
日市民の会)
俵義文(子どもと教科書全国ネット21事務局長)野平晋作(ピー
スボート共同代表)
矢野秀喜(強制連行・企業責任追及裁判全国ネットワーク事務局
長)亀田 博(東アジアアナキズム運動史研究)  
呼びかけ人 2010年5月現在 136人     
          連絡先 maeda@zokei.ac.jp 前田朗 

6.13 青年学生実行委員会 なあがら《仮称》結成の集い

青年学生実行委員会 なあがら《仮称》結成の集い

〜 2010年をきっかけに

◇日時◇ 6月13日(日)18時〜20時


◇場所◇ 国分寺労政会館 第三会議室

 日本は、19世紀末から朝鮮に軍事的な圧力をかけ続け、遂に1910年8月22日「併合条約」の調印を
強要しました。この条約は1910年8月29日に公布され、これを根拠に日本は朝鮮を植民地支配しました。
 1945年8月、朝鮮は「解放」されましたが、その後も日本の植民地主義は根強く残されてきました。
韓国併合」から100年目にあたる2010年、この象徴的な年をきっかけに、過去を見つめなおし、現在と未来を考えていこうという声があちこちであがっています。

 去る1月31日、「韓国強制併合100年共同行動」日本実行委員会が結成され、3月26日には韓国実
行委員会が結成されました。同実行委員会では、今なお根強く残っている植民地主義清算と平和な東

 アジアの実現を目指して、8月22日(東京)と8月27〜29日(ソウル)に「日韓共同市民宣言大会」を開催することが企画されています。

 そして今、10代〜40代の人たちもアクションを起こそうとしています。昔のこと、他人ごとではなく、今のこと、自分のこととして考え、「宣言文」をつくってみようと思っています。「宣言文」をつくり、広めながら、 「植民地主義とは何か」、「過去の清算とは何か」、「わたしにとってはどういう意味があるのか」などを考え、 「日韓市民共同宣言大会」に主体的に参加していきたいと思っています。

 なんとなく難しく感じたり、ちょっと避けて通りたいと思っている人も、2010 年をきっかけに一歩踏み出してみませんか?


国分寺労政会館
地図頁にリンク

JR中央線国分寺」駅南口から徒歩5分


主催  青年学生実行委員会  なあがら(仮)準備会

◇13日のアジェンダ
―なぜ宣言文をつくろうと提案するのか
―宣言文をどのようにつくり、広めるか
―「宣言大会」にどのように参加するか
―これからの行動計画

6.5 講座・「韓国併合」から100年を問い直すシリーズ

講座・「韓国併合」から100年を問い直すシリーズ                            

       植民地戦争と植民地責任
          −「韓国併合」に至る民衆の抵抗と弾圧

 

●講師 愼蒼宇(シン・チャンウ)さん
    
    【愼蒼宇さんのプロフィール】
    1970年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。
    現在、都留文科大学千葉大学非常勤講師。専攻は近代朝鮮史
    著書・『植民地朝鮮の警察と民衆世界1884-1919 「近代」と「伝統」をめぐる政治文化』
    (有志舎)、論文・「韓国軍人の抗日蜂起と『韓国併合』」(『思想』2010年1月号)など。
 
  ●日時 6月5日(土) 午後6時45分開会(6時15分開場)   資料代500円
  ●場所 文京シビックセンター 5F (地下鉄「春日」or「後楽園」下車すぐ)
        http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html
        
  ●主催 「韓国併合」100年 真の和解・平和・友好を求める2010年運動(略称・2010年運動)      

   連絡先 日韓民衆連帯全国ネットワーク(03-5684-0194)
         新しい反安保行動をつくる実行委員会(03-5275-5989)
        「戦争と女性への暴力」日本ネットワークVAWW-NETジャパン)(03-3818-5903)
     基地はいらない!女たちの全国ネット(03-5670-4837)
許すな!憲法改悪・市民連絡会(03-3221-4668)
     在日韓国民主統一連合(03-3862-6881)   順不同
(郵便送付先 東京都文京区小石川1-1-10-105 日韓ネット気付)

【呼びかけ】 *******************************************
                                                     
今年は、日本が朝鮮半島を完全に植民地化した「韓国(大韓帝国)併合」から100年の年にあたります。

明治維新からわずか7年後に軍艦・雲揚号の武力挑発で江華島事件(1875年)を引き起こした明治政府は、さらに日清戦争日露戦争に突き進み、朝鮮半島への侵略を進めていきました。

日清戦争は、清との間で朝鮮半島への覇権をめぐって開始した戦争です。今では、日本軍の計画的な朝鮮王宮占領から日清戦争が仕掛けられたことが明らかになっています。その戦争の主戦場は朝鮮半島であり、当時、王政や外国勢力の侵入に反対して立ち上がっていた東学農民軍の掃討・殺戮のなかで進められたものです。

日清戦争直後の1895年10月には、駐在公使・三浦梧楼の指揮の下、朝鮮王妃・閔妃(明成皇后)虐殺事件すら引き起こします。この事件も最近の研究で日本陸軍参謀本部が深く関与していたことが明らかになっています。

さらに日露戦争に突き進んだ日本は、朝鮮に「日韓議定書」を強要して朝鮮半島を軍事占領、1905年には「乙巳保護条約(第二次日韓協約)」を捏造して朝鮮の外交権を奪い、統監府を置いて朝鮮支配を強引に推し進めました(初代統監・伊藤博文)。国王・高宗はこれを認めませんでしたが、日本は強引に「韓国併合」を強制するに至りました。朝鮮全土では「義兵闘争」と呼ばれる抗日闘争が燃え広がり、日本軍の武力作戦にも関わらず、朝鮮民衆の抵抗闘争は間断なく続きます。

●過去を清算し、2010年を日本と朝鮮半島の人々との平和・友好の転換点に●

現在、韓国との間では過去の清算が未解決であるばかりか、朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)との間には国交すらないまま今日に至っています。これ自体、異常なことです。私たちは、あらためて「韓国併合」100年という歴史の節目を、過去に真摯に向き合い、日本と朝鮮半島の真の和解と平和・友好の転換の年にしていく必要があると思います。

こうした中で、日韓の市民・民衆の共同で「韓国併合」100年を問う取り組みもさまざまに開始されています。その一環として私たちは講座・「韓国併合」から100年を問い直すシリーズを開いています。今回は、表題のテーマで、愼蒼宇(シン・チャンウ)さんに講師をお願いしました。ぜひ、多くの心ある皆様のご参加を。

6.5 韓水山 ハン・スサンさん講演

日韓の女性と歴史を考える会記念講演会
韓水山 ハン・スサンさん講演
 
日時 2010年6月5日(土) 午後2時〜
      場所 東京ボランティア・市民活動センター AB会議室
     〒162-0823 東京都新宿区神楽河岸1−1 セントラルプラザ10階
  
【最寄り駅】JR飯田橋(西口)、地下鉄飯田橋B2b出口)

小説『軍艦島』上下を昨年末上梓された作家・韓水山先生の記念講演会を開催します。韓先生には韓国ソウルからわざわざお越しいただいての貴重な講演会となります。
 今年は、「韓国併合(強制占領)」から百年の年です。アジア太平洋戦争で、日本の海底炭鉱・長崎県端島へ強制連行・強制労働させられたあげく、長崎で被爆死した朝鮮人・韓国人労働者が、この小説の主人公です。作者は、『軍艦島』の原著(韓国語)となった『カラス』全5巻を15年間の歳月を費やし、ようやく作品化されました。本作品は、「大河小説」と銘打たれていますが、被害当事者の証言や、日本人で「加害」の事実の発掘、記録化に努められた故岡正治牧師らの多大なご協力をも得て、その実相を見事に描きだされました。

 日本の朝鮮・韓国植民地支配(強制占領)や、侵略戦争への責任に対する未清算状態がいまなお続くこの日本社会にあって、韓水山先生のお話からわたくしたちが学ぶ意義は大きいことと存じます。会員の皆さま方におかれましては、友人知人の方がたを多数お誘いあわせてぜひご参加を願いたく存じます。
 
 2010年5月1日

                   日韓の女性と歴史を考える会代表・鈴木裕子


 事務局 東京都小金井市貫井木北町4−1−1 東京学芸大学 李修京研究室
                            TEL・FAX 042−329-7266
     
                         Eメール nikkanjosei@mbn.nifty.com

小説「軍艦島」紹介(『図書新聞』第2959号・2010年3月27日号から転載)

 小説『軍艦島』(上下)は、アジア・太平洋戦争下の朝鮮人の強制連行・強制労働さらに原爆被爆を真正面から扱った、文字通りの大作である。『軍艦島』を一気に読了して、わたくしは言いようもない迫力と感動そして衝撃を受けた。朝鮮人強制連行・強制労働、原爆被爆の凄まじさは、若いときからよく知っているつもりであった。その手の本も比較的よく読んだ。しかし、わたくしの薄っぺらな知識などは、この本を読んで、木っ端微塵に打ち砕かれた。凄惨なリアリティがこの本には打ち込まれている。作家の想像力と、人物を描く造型力は、フィクションと「現実」の垣根を越えて、読者に強烈なメッセージをもたらすものだ。
書名の由来になった軍艦島とは、三菱鉱業所が経営する海底炭鉱の長崎県端島の異名である。軍艦「土佐」にその姿が似ていることからその名が付いたという。炭鉱労働は、もともと苦役労働である。富国強兵路線を突っ走る帝国日本が産業の軍事化を急速に進展させるために、たとえば九州と並ぶ産炭地、近代初期の北海道「開拓」でも「囚人労働制」を導入、酷使に酷使を重ねさせ、このため多くの人びとが栄養不足と病に倒れ、そのまま埋め捨てられたという。植民地下・戦時下の徴用朝鮮人労働者の運命に思いを馳せるとき、わたくしは、まず、この北海道の「囚人」労働者(彼らのなかには政治犯や、秩父事件参加者なども含まれていた)の痛ましい歴史と重ねざるを得ない。まことに軍艦島に働かされていた朝鮮人たちは、「囚人」同様に厳しく管理され、酷使され、民族的差別・侮蔑を日常的にふんだんに受けていた。名も知られぬまま、闇から闇に葬られた朝鮮人労働者も少なくなかろう。軍艦島とは、彼ら朝鮮人からいえばまさに「地獄島」といえた。
この作品に登場する人物は、作家によって造型されているというが、実にリアルに描かれている。それもその筈、作者は、一五年の歳月をかけ、さまざまの被害者や関係者の話を聞き取り、取材し、それに基づき人物像を創りあげていったからであろう。フィクションの形をとっているとはいえ、作者韓水山氏は十分に歴史を踏まえてこの大作を書かれている。それにしてもこの作品に登場する朝鮮人たちはなんと逞しく、真の意味で人間的なのだろう。李明国、崔又碩、尹知相、そして三菱鉱業所お抱え遊廓の「朝鮮人娼婦」(本来は、「強制売春」を強いられた朝鮮人女性で、いわば「労務慰安婦」ともいえようか)の錦禾ら……。彼女ら彼らが織り成す物語の興味深い筋立てに読者は惹き込まれ、息を呑む思いで次の場面へと急かれる。どんなに苦難で苛酷な労働環境・生活条件におかれても人間の連帯感や人間的勇気、正義心による抵抗心、そしてなによりもユーモア、諧謔、笑い(監訳者川村湊氏の言葉)を忘れず、権力に立ち向かう彼らの生き方は、感動的であり、いまのわたくしたちには喪失させられているものばかりである。それだけに、ぐっと心に沁み透る。
テーマの重さにともすれば窒息しそうになるが、先に述べたこの小説における豊かな人間像、一面的でない、多様な奥行きのあるストーリー展開は、読者を惹きつけてやまない。
実は、わたくしはこの本の作者、韓水山氏を個人的に存じあげている。『軍艦島』上巻の巻末に付せられている韓水山氏の「日本の読者へ」は、韓氏の人柄がよく滲み出ている一文だが、そのなかで韓氏は、愛でも美しさでもこの世に書くことは満ちているのに、なぜ自分はこのような辛く痛ましい物語を書いているのか、と自問自答するシーンがある。また同じ文章のなかで、韓氏は、歴史の暗い傷跡は決して消えないし、消え去ることもない。ただ人びとは時間とともに忘れていく。この小説で朝鮮人被爆者の、決して忘れてはならないし、また忘れることのできない「あの時代」を復元しようとした、この小説の物語が、忘却の虫たちに蝕まれている「あの時代」を生きた人びとに捧げる一房の花であること、一条の香であることを、この小説を書いている間中、忘れたことはなかった、という述懐がある。わたくしは、この言葉にもはっと心を衝かれた。
韓水山氏は「糾弾」とか「告発」といった類いの言葉などとはまったく似つかわしくない方である。いつも静かで穏かな語り口の方である。それだけにその静かな語りに込められている韓国人作家としての「熱い」思いに、日本人であるわたくしは歴史への責任を痛感せざるを得ないのである。
なお、原著は二〇〇三年、『カラス』全五巻として韓国で出版された。『カラス』という原著の書名のいわれは、ようやく「島抜け」(脱出)した崔又碩ら、長崎で被爆した朝鮮人たちが、被爆したのちもなお朝鮮人であるということで、差別されて、防空壕から追い出されたり、握り飯を与えられなかったり、挙句の果ては、遺体も放置されたまま、カラスの餌食となっていたことから名付けられたという。朝鮮植民地支配、強制連行・労働、被爆、等いくつもの重いテーマを背負った本だが、日本人、特に若い世代の必読文献・テキストとして強くお奨めしたい。                                          (鈴木 裕子)

5.9 映画『朝鮮の子』(1954)を見て考える 在日のこれからと民族

映画『朝鮮の子』(1954)を見て考える
在日のこれからと民族教育 ―
高校無償化朝鮮高校排除問題のさなかで


韓国併合」100年市民ネットワーク・関東主催 

映画と報告・意見交換会

ゲスト: 宋賢進 ソン・ヒョンジン東京朝鮮第二初級学校前校長・新校舎建設委員会事局)
     朝鮮学校生・卒業生・保護者

日時: 5月9日(日) 午後1:30〜16:30

会場: 岐部(きべ)ホール4階 (404室)  【地図裏面】
〈交通:JR中央線・営団地下鉄 丸の内線・南北線 四谷駅(麹町口)
下車 徒歩2分。聖イグナチオ教会隣り、上智大学正門手前「イエズス会」の門からお入りください。〉
参加費: 会場カンパ歓迎 (新校舎建設基金に寄付します)

今年2010年は、いわゆる「韓国併合」100年に当たります。しかし日本の学校では「併合」=強制占領・ 植民地化の歴史についてくわしく学ばないため、この歴史認識ブラックボックスが、いまだに日本と朝鮮半島の関係に陰を落としています。
 私たちのごく身近なところでも、植民地化の結果として日本に住み続けざるをえなかった人々への不当な差別がいまだにたびたび起こります。最近の看過しがたい問題は「高校授業料無償化」からの朝鮮学校高当面除外でしょう。朝鮮高校のある女子生徒は「朝鮮学校が対象外とされるのは、自分の存在が否定されたような気持ちだ」と語りました。日本の政府と社会が、いまだにこのように少数者の心を深く傷つけ続けることに私たちは驚きと深い憂慮を抱かずにはおれません。
 「韓国併合」100年市民ネットワークは、市民レヴェルで「未来志向の日本と朝鮮半島との関係」を築き、こうした状況を変えていくための運動と学習を重ねています。今回は高校無償化朝鮮高校排除問題を見つめながら、まず朝鮮学校における民族教育の由来と現状を学び知りたいと思います。そのために、伝説的な映画である『朝鮮の子』(1954年、30分)を見て、その舞台である江東区・枝川の東京朝鮮第二初級学校の前校長・宋賢進先生のお話をうかがい、また現役生徒さんや卒業生、保護者の方々の生の声に耳を傾けながら、在日朝鮮・韓国籍の人々のこれからと民族教育の意味をご一緒に考えようと思います。どうぞ、ぜひご参加ください。

主催 「韓国併合100年市民ネットワーク・関東
 港区六本木3の5の11 松本記念会館内 中山法律事務所気付
この企画の問合せは関東事務局 i_mitsunobu@yahoo.co.jp Te.l. 03-3238-5111 光延

岐部ホール
東京都千代田区麹町6−5−1