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16.07.18(Mon)

【ネタバレあり】真田丸27話 「不信」

| 【ネタバレあり】真田丸27話 「不信」を含むブックマーク

普通秀次と秀吉の話で「不信」と来たら秀吉が秀次を信じない話じゃないですか。でも真田丸だと逆なの。なるほどなー。秀次の死には色々な説があって、秀次が勝手に切腹してしまった、それに秀吉がキれて秀次の死後縁者にあんなことを……というものもあり、そっちに添って話が進んでいくようですね。

  • 信尹おじさん「秀吉と秀次の間はどう?」

信繁「そう悪くないっすよ」

この時の昌幸の顔。「まだまだ若いなー」って感じ。ここはパパが正しい。戦乱の匂いには敏感だ!

  • おびえる秀次

古畑源次郎の回が効いてきてしまっている。秀吉は今回は善意で動いてるんだけど、あんなことがあったら秀次が怖がるのも無理はないし、もう三成も口出しできないです。そういう状況であるという認識が薄いのが秀吉の罪だ。善意を善意と受け取ってもらえないのは腹が立つだろうけど、そういう下地を自分が作ってしまっているという認識がない。

秀次の心が弱いのも悪いんだけど。うーん。前回「周囲に対してそこまで気を配れるわけでもないのに秀吉の気持ちだけはきちんとわかる」って私書きましたけど間違いですね。秀吉の気持ちだけは忖度しようとする(が、無理!)が正解。「お前は何を言ってるんだ何を言ってるんだお前は」って秀吉に言われてた時にわかってたことじゃん、これ。

宇喜多秀家「己を後ろから見れ」

前回のおばば様「己のさだめを知れ」

自分をしっかり持って自分を見る。できてない秀次と信繁は叱られる。

そもそもこの能は「秀吉が好きだから」で始めてるし。でもパパ上に「あいつは自分のための戦をしている。(うらやましいなあ)」と言われた北條氏政は死んだし、千利休とか信長も死んでる。

秀吉は前回やつしくらべしてみんなに出来レースで一位にされてむなしいなあと思いながらも特段咎める話でもないからそのまま受け入れていたけどご機嫌取りで能とか身内に同じようなことされてそれはさすがに頭にきたってそういうこともあるかも。秀吉の機嫌が悪くなると不穏なBGMが差し込まれてきたのほんと怖かった。

宇喜多秀家「秀吉にどう思われていても秀吉に尽くすんだよ!」

今回はこれが正しい……。

  • 信繁にも小規模に問題が起きている

信繁も周囲の顔色を見ながらうまく立ち回ろうとする小才子なので兄上と拗れてしまう。ていうか信繁について小才子ってかなり前に書きましたけど成長してないのね……。パパ上もお前もう少し何とかしろよって言えればいいんでしょうけどパパ上も小才子が大きくなったような感じの人だからなあ。「知っとったよ」じゃないよ。「お前太閤に口止めしたんじゃなかったのか?」じゃないよ。「もらえるものは病気以外もらっておけばいいんだ」じゃないよ。

しかし兄上はまだ仲間外れって怒るのか。あと兄上はいつまで稲とおこうさんの問題ほったらかしてるんだよ。「お前は知らんだろうがお前よりつらい思いをしている人がいる」とか怖い発言まで出てきちゃったじゃないか。兄上も信繁も成長しているようでしていないのか。

あと信繁さらっと義経リスペクトですって多分その場で思いついたきれいなこと言ってたけどそのあと頼朝と義経がどうなったかはきちんと理解しているんですよね……?

しかし真田は本人にきちんと怒り爆発できるから豊臣よりずっと風通しが良いのです。パパ上の「いやー怒っとったなー、ま、放っておけ」発言、いい加減ですがまあ本当に大丈夫なんだろうなっていうのがよくわかる。ところでパパは伏見城の普請やりたくなさ過ぎ。

あと秀次に伏見城設計図を見せるためにこの喧嘩が活用されているのうまいなーと思いました。

  • 見つめる秀俊(小早川秀秋)

まず自分は養子に出されたし、秀保が葬儀も出してもらえないし、秀次が秀吉のために能を舞っても叱られた。秀次が怯えているところをしっかり見ている。そして自分も養子に出される。能は秀俊の要らん入れ知恵ではあったんだけど、こういうのを見ていて秀吉死後秀頼に肩入れする気になる? というと……。立派な関ヶ原フラグが立ちました。

  • きり「源次郎様の初恋人 is 私!」

うん、まあ君はそれでいいや。自分、己を良く持ってるよ。

  • 秀吉「あやつの心が強くならない限り、会っても話すことなど何もない!」

冷たいようだけどこの状況だと何言っても変に取られちゃうからなあ。秀吉が言うのもわかるんだよなあ。

  • 秀次、脱走

「あの」平野さんが慌てているので相当の事態であるということがわかります。

そう言えば前回秀次の側室チームをなんでわざわざ見せるのかと言うと、この人達が……全員……ということを思わせるためかなあと。多分側室チームの退場はナレ死ですけど、ビジュアル化されてる者とされてない者ではナレ死ショックの度合いも違いますよ。

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16.07.10(Sun)

真田丸26話 「瓜売」

| 真田丸26話 「瓜売」を含むブックマーク

あの、ギャグパートで重さのバランス取ってましたけど、今回はこれまでで一番シビアな辛さが描かれていませんでしたか。

秀次です。

自分の子供が生まれて、そして死んで。子供ができたと聞いた時は喜んでいたのに、生まれた時には不安になり、その子が死んで、ほっとする。

自分の子の誕生を喜べず、その死に安心する!

どれだけの不幸なんですか、歪みなんですか、異常事態なんですか。くらくらする。戦国の世は終わった。秀吉の天下統一……とか言いながらこれでは。関ヶ原は不可避だったのでしょう。

しかし秀次はきりに自分の話ばっかりしてって言われるように周囲に対してそこまで気を配れるわけでもないのに秀吉の気持ちだけはきちんとわかるというのはずっと秀吉の顔色ばっかり見て生きてきたってことですよね……

関白になった秀次のきらびやかさと淀殿の広い部屋+秀吉の哀愁がひどい。で、これがあとで逆転するんですよね。

  • おかしくならない秀吉

信繁に恐ろしいほどはっきりしているとわざわざ言わせたところを見るとこのドラマでは秀吉耄碌説は執らないという宣言ですよね。小人閑居して不善を為すとは言いますが、失業対策であると。でも戦争を国内からやっとなくしたのにその失業対策が戦争というのがいくさ人秀吉の限界ということでしょうか。

  • めんどくさい清正と忠勝

前門の一号後門の井戸魔人。「どっちを選んでも殺されるって、どうするお前、ええ?」ってなんで昌幸パパは嬉しそうなの! ちょっと前まで兄上が一個の大名扱いなのを喜んでいたので、兄上が嫌いなわけではなくこれは単純に性格が悪いだけです。

一号は咄嗟の仮病でなんとか切り抜け損ねて結局また行くことになりましたが、頭ごっちんこして鼻すんすんして「大事ござらぬ!」と言っていましたがバトルマシーン忠勝一号の感覚が鋭くないわけではナウあれは見逃してくれたんですよね。一度怒鳴られたときにもう信頼しているので嘘に気付いてもなんか事情があるんだろと思ってくれたのではないかなと。

清正の方は「俺jは過ぎたことは気にしないタイプだ」って言ってて、視聴者からしたらお前が迷惑掛けたんだろ! と思いますが清正からしたら信繁が秀吉の女に手を出したのが悪いって話になってるんでしょうね。

  • やつしくらべ

なんかこの件みんな狂ってるんですけど……

瓜売どうしてもやりたがる昌幸

    • 気を回しすぎる信繁と片桐且元
    • 秀吉主催のやつしくらべでわざわざ猿回しやる度胸マン片桐且元
    • 且元さんがいるのに痺れ薬とか言い出す出浦さん
    • 家康があじか売りやるのは調べたのに秀吉の出し物を調べてない出浦さん
    • BGMまでおかしい
    • 昌幸の瓜売がなくなって泣く佐助

最近出浦さんの言うことどう扱っていいのかわからない……

あと且元さんが痺れ薬のところでめずらしく鋭い目をしていてあっそういえばこの人賤ヶ岳七本槍の一人だった! と思いました。

  • 足元見えてる秀吉
    • 優勝したけど出来レースだとわかってる秀吉
    • 茶番だし軍の士気は既に下がっているとわかっている秀吉
    • どこまでも正気な秀吉

まだまだ小才子の信繁と心配性過ぎる且元だけだからこうなってしまったけど、三成と刑部がいたらこの辺見切って昌幸優勝でもなんの問題もないって感じで進行したんでしょ

  • 作中最強はおとりばば様と決まった

これまで作中の人物を次々と仕留め、最強の名をほしいままにしてきた有働アナのナレーションを初めて跳ね除けた人物が出てしまいました。「ちと早すぎた」このセリフは第四の壁を破ったものだったのか。そこは曖昧でしたね。

「怠るな」のセリフは次回予告で聞いてたのに、有働ナレが来てもまだそのセリフが来ていなかったので「あれ? おばば様ここで死んでしまうの?」とは思ったのですが。まさかひっくり返すとは。

有働ナレ、中断された後結局同じセリフを繰り返したのにはちょっと笑いました。

「たとえ離れ離れになっても真田は一つ」

おばば様のセリフが関ヶ原と大坂の陣を遠く照らしました。

あと久しぶりに出てきた信尹叔父さんが「兄弟に言い残すことが」と言われてそそくさと席を立ったのに「お前らには言い残したことねーから!」と言われて昌幸と一緒にええーっってなってたのは微笑ましかったです。あんな顔作中でしたことまだなかったですよね。

  • 対比的な生と死

おとりばば様は勇ましい明るい感じの曲で逝ったのに何か暗い曲で生まれてくる秀頼……。

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16.07.03(Sun)

真田丸25話 「離別」

| 真田丸25話 「離別」を含むブックマーク

このタイトルなものですから利休鶴松とおとりばあ様まで逝くのかと思いきやおとりばあ様は残留でした。

  • 珍しい利休の造形

最期まで欲得づくの利休でした。先週の切腹前の憑き物が落ちたような氏政と全く正反対の死ぬ間際まで妖怪のような切腹直前の利休。

利休は三成と利害が対立するので今回はきれいな三成になっているのでこうなるんですかね。もうちょっと描写が欲しかったなあ利休。

  • やると言ったらやる大谷刑部

無茶ぶりで利休の罪をでっちあげてさらに勝手に利休の処分に切腹を付け足してしまう大谷刑部。自分が正しいと思ったら貫いてしまう。三成はその辺もっと潔癖なのでいろいろ躊躇うんですが。

「利休が祟るなら真っ先に自分が祟られるし」

このドラマは覿面に因果応報が襲い来るのですね……。

  • 利休、最後の業の茶

信繁そういうの飲むなよ……。また一つ戦国の呪いを取り込んでしまった。

  • 風雲YAZAWA城

矢沢城は別にありますから……(信濃にある)。

  • この片桐且元自らが致さねば

そう言ってる時BGMがもうギャグ用なんだもんなあ……。

  • 信濃の田舎武者とのちの天下人

昌幸はもう死のうとしている鶴松に薬を献上し家康は今後も豊臣を支える周囲の人に差し入れをしています。視界のワイドさが違うと言いますか。薬は片桐且元が流してしまいましたが(煎じるって言葉が出たら汁の方が主役だよねえ)、その後鶴松が死ぬことを考えると「真田の薬効かなかったじゃねえか!」ならまだマシで「毒を盛った!」となると最悪。昌幸が「儂が元気になってどうするんじゃ!」とオチを付けましたけど、ここは儂が元気になって良かったんですよ。

  • お前はどっちの味方だい!

昌幸が「鶴松死んだらもう豊臣アカンよねー」とニヤニヤしているのを不快に感じている信繁。秀吉と一緒にいて思いを共有してしまっている。側仕えしたら当然のことかも知れませんけど。信繁は他人の思いを吸い過ぎます。今回も秀吉の思いを吸ってしまったように思えます。

昌幸が鶴松の容態について尋ねると立場上断る信繁。粘る昌幸。信繁の立場に理解を示しつつ信繁の前で佐助に探らせる出浦殿が最高でした。ところで出浦殿いつもより黒い服を着ていたのであの人も何か夜の間に探ってたでしょう……。

  • まだクラッシュしてないぞ! 豊臣家

信繁が鶴松の今後について秀吉について尋ねたら鶴松には秀次の娘を娶せようと言ってるし寧様は茶々を抱きしめて泣かせてやることができる。ついでに言うと三成は一度は断っても井戸魔人や福島正則と一緒に水垢離もできる。まだ豊臣のタガは外れていません。

  • 悲しみを取り戻した淀殿としっかりしなきゃと思う秀次

結局今回も二人の死にかかわってしまったでも自分は悲しむのやめたしと思っている淀殿に差し伸べられた寧のやさしい手。淀殿は悲しみを取り戻した。でも。

多分この二人が悪気なくこれまでと自分の行動を変えてひどいことになっていくのだと思う。元々秀吉は悪いので。

あと大蔵卿局が余計なことしそう。

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16.06.27(Mon)

【ネタバレあり】真田丸24話 「滅亡」

| 【ネタバレあり】真田丸24話 「滅亡」を含むブックマーク

ついに来ましたこのタイトル。たけき者も遂には滅びぬ。

  • チータスじゃん!

小山田高木義兄上が面白キャラ扱いっていうかしゃべり方がトランスフォーマービーストウォーズでチータスという面白キャラを演じていた時に似ていて笑ってしまいますし「すごく気になるなあ……」って天丼してきますしすごいシリアス展開の中でどうしてくださるのこれ。

  • 小山田はなぜ北條に?

まず武田は甲斐(山梨県)の守護→戦国大名なわけですけど、足元には国衆がたくさんいるわけです。甲斐はこの国衆のパワーが特に強くて相対的に上の武田の力が(よそに比べて)弱いという事情があります。上の大名が国衆を抑え付けたいと思い、国衆は抵抗し、というのはどこでも見られる争いなわけですけど、甲斐では信玄の父信虎が国衆を〆ようとしたら逆襲され、国衆が担いだ信玄に信虎が追い出されるという事件が発生しました。それくらい甲斐の国衆はやばいのです。

小山田氏も甲斐の有力な国衆で、武蔵(埼玉県・東京都・神奈川県)にほど近い甲斐の東部、郡内に勢力を持っていました。小山田氏は力が強いので多少好き勝手が許されます。武蔵には北條がいるので、そちらとも繋がりを持っていたのです。武田・北條と両属状態だったという話もありますし、小山田氏は武田・北條とは同盟関係にあると考えていたのだろうみたいな話があります。なので、その立場から考えると織田に「お前代々の家臣なのに裏切りとかとんでもねえな」とか言われたのは心外だったことでしょう。また、小山田氏は北條との取次(外交官)もしています。

そういうわけで小山田氏が北條のところにいるのは別段不思議ではないわけですね。

  • 氏政・江雪斎「真田は死ね!」

やつれ隠し化粧が行き過ぎてバカ殿状態の氏政は実際に信繁を殺せ言いました。江雪斎はそうは言わないけど「いやーご隠居が話聞いてくれて良かった。さもなくばお前死んでたし」と言ったので死んで当然ぐらいの勢いですよね。軽輩はこういう時つらいぜ。

でも軽輩だからこそ他意なく色々話してるんだろうなというところを氏政は感じたらしく説得に耳を傾けたのではないかなと。

信繁の陥ちた城シリーズの中で鉢形に反応したのが良かったですね。この時の鉢形城主北条氏邦は氏政の弟で対豊臣強硬派ですがその氏邦の城まで陥ちたという状況で氏政は観念したのでしょう……というか北條情報網はもうズタボロなのね。

  • 家康・景勝「氏政生きろ!」昌幸「……」

変な顔するくらい嫌なら最初から来るなよ昌幸! 絶対この人煽り入れてくるよ氏政意固地にしちゃうよと思ったら案の定煽ってきた。まあ励まし煽りだったからよかったけど……。

なおこの時景勝は勝手な約束(髻落すよ)をしようとしたけど氏政がノーサンキューだったので不成立だった。兼続が無言で(勝手な約束したんじゃねえだろうな……)と圧力を掛けたのは正解。景勝は「約束してないし」と言ったけど相手がノーサンキューじゃなかったら約束成立してたでしょうが!

  • 聖人のような氏政

憑き物落ちまくり。バカ殿メイク時よりずっとホワイトです。シャイニーホワイトですよ。家康景勝昌幸が来た時に「これはこれは方々」ですよ。以前の氏政なら絶対このセリフすら出てこないし。そしてそれがとても物悲しいの。ちょっと前までは居丈高なプライド顔芸汁かけおじさんだったのにね……。

その氏政が「君たちの活躍はあの世から見ているからね」と言ったのに……

  • 昌幸の汚い手

「ここに血が付いてない氏政の兜があるからこれこそ氏政が命乞いして自分だけ生き長らえようとした証拠として忍城に突き付けてやれ」

氏政の話を聞いていてこれである。さすが表裏比興としか言いようがない。

「城は二日で落ちるよ」

城は三日で落ちるといった三成の前でこれですよ。パパは常に煽りを入れ忘れないのだ。しかし煽った三成が謙虚に「戦い方を教えてください」と言ってくるので戸惑いながら引き受けてしまうのだ。薫ママのように正面からくる相手には弱いパパなのだ。

  • 昌幸「わしゃ伊達に賭ける!」

政宗「Hey GUYs! 今夜はずんだ餅パーリィだぜー!」

昌幸(ポカーン)

家康(ポカーン)

外人四コマのごとく速攻で野望をたたき折られる昌幸パパなのでした。しかし政宗ハイパー太鼓持ちながらその場の大名の顔きっちり確認してたよ。政宗はオモシロ大名だけど結構油断のならない人なのよ。どうオモシロかと言うと小田原で遅刻して首が危なかったのにここ宇都宮でももう一回遅刻した。何やってるんだ。

  • 昌幸「江戸? そりゃまたちょう栄転ですなゲラゲラ」

ほんと煽り入れられるところには全部煽り入れてくるのな昌幸! 政宗が期待外れだった溜飲をそこで下げに来るなよ! 聞こえないフリして煽るとかほんと性格悪い。対する家康は大人の対応なのでこの辺が大名の器の大小なのかしらとか思ってしまいますね。

  • 政宗「初期配置がもっと俺に有利だったらなー」

もっと早く政宗が生まれていたら政宗父が周囲を地ならしした仕事を政宗がやることになってただけだろうし都の近くに生まれていたら父の代に織田に踏みつぶされていただけじゃないのかしらと思いまする。

それはともかく伊達だけじゃなくて徳川上杉真田みんな豊臣に頭下げてるのは不本意なのよと周囲に見せてて大丈夫なんですかね。政宗は信繁が軽輩だから言うんでしょうけど、家康景勝昌幸はほんといいのか君たち。

しかし信繁はまた顔を合わせた氏政の気持ちの一部を内面化してしまった。政宗に「氏政は待ってたのに」と言って不機嫌な顔を見せたのはそのためでしょう。こうして戦国の色んな人の気持ち……怨念を背負って、最後に敗死して戦国を葬る者になるのか、信繁。

信繁「上杉景勝! 浄化をーっ!」

ダンバインだ。

友人がするときりはチャムか。だったらうるさいの納得と言っていました。

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16.06.18(Sat)

【ネタバレあり】真田丸23話 「攻略」

| 【ネタバレあり】真田丸23話 「攻略」を含むブックマーク

迫真小田原ホロン部! 高嶋氏政の物凄い演技に圧倒されますわい。ここのところますます真田丸が面白くて人生が楽しい!

  • 信繁のシフトチェンジ

真田源次郎信繁は記録を見る限り最後の一瞬武勇で輝いた人ですけど、これを弁舌マンに仕立て上げて色々な所に絡めていくのはナイスアイデアですね。大名なんてのは独自に外交ルートいくつも持ってるものですから弁舌が認められればこっそり小田原城に繋いでいてもまあそこまで荒唐無稽ではない。そして周囲に弁舌マンであることを認識してもらうために先週の逆転裁判があったのね。

そして単身小田原城へ。今回留守のクロカンは表の秀吉からの使者で、信繁は裏の家康からの使者。それでいい。複数ルートあって当然。

  • 甲斐姫

居なかった。多分もう出ない。真田十勇士がカットならまあこっちもカットで当然です。この辺のさじ加減好きだなあ。

  • 無駄にヘイトを稼ぐ昌幸とオトナの対応家康

三成「真田は徳川の寄騎だけど今回は特別に上杉麾下ね」←これ三成の配慮だったりするのかしら?

昌幸「いやー徳川殿の下で戦いたかったのに残念残念残念だなー♪」

家康「また次の機会に一緒に頑張ろうねー」

単にやり返したいだけ! 煽っても自分の溜飲が下がるだけですよ! どうしようもないなこの昌幸パパは……。そして家康のオトナの対応。というかだんだん慣れてきたのか。いやもう真田は組下だと認識しているのでこれくらいかわいいかわいいなのかも。

  • 変わらない景勝さん

信繁を置いて行ったことに引け目を感じて信繁に声を掛けることもできない景勝さん。今でもお屋形様のこと好きですよと言うとちょっと嬉しそうなの。もうね。

  • 三成・吉継「唐入りの予行演習だね」

戦はダメよコンビの2人なのに唐入りは批判しないのか? 外国だから良いとか考えてるの?

  • 秀次の風流と戦もできるよアピール

小牧長久手では大失態だったけど紀伊雑賀征伐とか四国征伐とかでは活躍したし、小田原征伐では未完成ながらも相当の抵抗が予想された山中城を半日で陥とすという武功があるのがこの人です。

なので信繁が遣いに行くと桜の木を見つけて風流を感じる余裕もあるし「相わかった」と鷹揚な返事もできるんです。誰かと違って。

  • 誰かは胃腸を悪くしていた

三成さん繊細だったのね……。三成の胃腸まで弱かったら関ヶ原が虚弱消化器バトルになっちゃうじゃないですか! 尾籠な!

三成は槍働き(前線での活躍)は賤ヶ岳の時にあったらしいんですけど兵を指揮して戦うみたいな経験はこの時が初ぐらいの感じらしくてそこが自分の弱点であることもわかっていたみたいで自分の給料の半分*1も出してで島左近を雇っているんですね。

  • 戦いたいのは結局二人だけ

「自分がトップじゃないと嫌だ! それが許されないなら戦って死ぬ!」という氏政と

「目障りだから北條は潰そう」という秀吉。

この二人だけ。他のみんなは全然やる気ない……。

景勝「この戦いには大義がない」

昌幸「さよう! 大義がない!」

あなたにはいつも大義がないです……。

  • 出浦さん「秀吉倒せるチャンス!」

「冗談で言ってると思う?」

思わないけど、こないだの東が手薄だから聚楽第落とせる発言は昌幸のストレス発散のために言ったジョークじゃなかったの? 本気だったの? どうもそうは思えないんだけどなあ。信幸がこういうのに反対することを読めない出浦さんとも思えないし、何をしたいのか。佐助を信繁のところに送るため? 滅茶苦茶言ってるのは承知で昌幸パパのためにそういうこと言ってるの?

「乱世でしか生きられない者もおるのだ」これは出浦さん本人より昌幸パパのことだよなあ……。

その出浦さんを見る信幸の顔な! なんだこのオッサンめんどくっせえなあ……って顔!

  • 小田原評定

江雪斎「蹴鞠も化粧も香も焦りや怖れを知られないようにやってるんでしょ! あたし知ってんのよ!」

氏政「バレると士気に関わるしな……」

その焦りや怖れを隠す行為で士気に影響が出ているんですがそれは……。

小田原城の人は実質氏政氏直江雪斎の3人しか描写されていないのにこの鬼気迫る感じ。

この3人、3人とも恐怖に煽られているんだけど、それって自分が死ぬことへの恐怖ではなさそう。名門五代の北條という家を自分らが潰してしまうことへの恐怖だ。自分は所詮一代でしかないけど北條は早雲以来関東に君臨してきた五代の重みがあるんだ。

氏政「籠城が長引けば、我らの味方になるものも出てこよう」

伊達とか言ってるけど自分で自分が言ってること信じてないマン……。先週宣戦布告メールを見た時の顔でもう無理って判断したろうなって思ってます。

氏政が風呂にも入れないのに茶々と温泉に行く秀吉!

  • 茶々「北條は滅びてしまうの?」

「城が焼けるところまで見たい」

落城何回も体験してる人は言うことが違う……。そういう体験のせいで虚無感に囚われているのか。せっかく生んだ子供も大坂に置いてこっちに来ちゃうしね。秀吉は茶々を呼んで温泉に入ってるけど氏政は恐怖で臭いままでいるというこの対比。

  • 氏政さん! 頼りにしていた伊達が来ましたよ!

敵だけどな!

籠城というのは援軍が確実でない時に始めたらあかんねんな……。討って出て一回でも勝ちを拾えば味方として来るかもしれないけど、穴熊戦法では無理ですよ。そんなこともわからぬ氏政とは思えないし、最初から死ぬつもりだったか。追い詰められてから変な条件付けて降伏を申し込むとか、断られたくてやってるとしか思えないし。

政宗はあの白装束で登場。外見ホワイト中はブラック。ひとりでプリキュア。秀吉は外見ゴールド中はブラックなので秀吉と政宗でふたりでプリキュアマックスハートです。

  • 北條は自分だったかも知れない

家康も景勝も、顔を出していないけど長宗我部元親とか毛利のみなさんとか九州勢とかみんなそう思ってたかも知れない。氏政なんかは北條の世に自分の居場所がないと考えて降伏できずにいるわけだけど、景勝あたりは自分も居場所がないとか考えてそう。だったら抗った方がよかったんじゃないかとか。だから、あったかも知れない自分と戦うこの戦場でみんな士気が上がらない。だからみんな身内呼べとか秀吉は言って酒宴とか開いてるのかもだけど、そんなことでは手当になっていない。どうした人たらし。

  • ハイパーブーメラン使い石田三成 フラグも乱立

まあこのドラマ三成に限らず信繁や色んな人がブーメラン投げまくってるんですけど。

「やるからには勝たなきゃ!」「負け戦ほど無駄なものはない!」「手柄を立てて戻って来る」「君たちは何をしているの」「水攻め四日で俺なら忍城陥とせる」

ひどすぎる。これは脚本の執拗な三成いじめですよ! 大谷刑部も良かれと思って三成に経験積ませてるんですがこれは……。

三成「水攻め!」

昌幸「ゲラゲラ」

信幸(アカン)

直江(ダメだこいつ……早くなんとかしないと)

特に直江の顔が最高でした。

あの景勝を怒らせるとは……さすが「人を不快にさせる何かを持っている」と言われたマンだぜ!

三成が水攻めの話してる時に

  • 家康、大谷刑部「北條を何とかしてあげて」

先週「北條オワタ!」とか言ってた家康が信繁を使者に遣わしたのは秀吉に関東へ引っ越せ。三河も駿河も取り上げね、って連れションで言われたからもありそう。江戸は家康が来て必死に埋め立ててまともになったので、この頃は何もできない沼地ですから、そんなところへ強制引越しとかとんでもない。北條が残れば引っ越しなしにできるかもしれないので家康も救いの手を伸べる気になりますよね。

ところで秀吉と家康が連れションしたら家康のションの出が悪かったって逸話は割と有名ですがそれはすでに信繁と連れションしてたからですというのは面白かったですね。秀吉得意げだったし。家康はションが掛かった手で人に触るのやめて! 手振ってしずく落してたから絶対掛かってるんだよ! というか手を振ってくるのも嫌だ!

あと大谷さんは三成を忍城に出してしまったら予想以上に苦戦してて責任を感じているのね……。

  • 氏直覚醒

「真田はァどうしてこねーんだ!」と父の高慢さを傲岸に変えて表面だけ受け継いでいたイキがり氏直が信繁の手を取って「助けてくれ」と言うようになるとは。助けて欲しいのも自分じゃなくて北條家なんだろうな。

でも遅かった……。氏政より多少状況わかってる感あったんだけど、父親に面と向かって意見して認めさせる力がなかった。信繁・信幸との対比。真田丸は偉大な父と息子の話。

信玄→勝頼、昌幸

氏康(話にすら出てこないけどね*2)→氏政→氏直

昌幸→信幸、信繁

信長→信忠

秀吉→秀次、三成、井戸魔人、たぶんこの後宇喜多秀家、小早川秀秋も出てくる

  • 小山田高木再登場!

ここでかよ! あんたのこと気にしてる場合じゃないんだよ! というところで出てくるのがニクいなあ。この人北條に仕えたことがわかっているので、ここまで出てこなかった以上北條が滅ぶ前に出さないといけないのでなるほど再登場はここなんですけど!

  • 小田原城に入った信繁が見た氏政の覚悟が

多分大坂の陣の信繁の覚悟のパーツの1つになるんでしょうな。

「儂のようにはなるな」がまた出るかもしれないですね。


  • 余談 両陣営の主だった参加者
    • 豊臣軍(戦国オールスターチーム)

豊臣秀吉 豊臣秀次 豊臣秀勝(小吉秀勝) 加藤清正 福島正則 織田信雄 蒲生氏郷 黒田孝高(官兵衛) 宇喜多秀家 細川忠興 小早川隆景 吉川広家 堀秀政 池田輝政 浅野長政 石田三成 長束正家 立花宗茂 大谷吉継 石川数正 増田長盛 高山右近 筒井定次 蜂須賀家政 大友義統 長宗我部元親 加藤嘉明 九鬼嘉隆 脇坂安治 徳川家康 本多忠勝 前田利家 上杉景勝 直江兼続 真田昌幸 真田信繁 など

    • 北條軍(北條とたのしい南関東国衆チーム)
      • 小田原城チーム

北條氏直 北條氏政 北條氏照 成田氏長 垪和康忠 松田憲秀(裏切りマン) 笠原政晴 笠原政尭 など

支城から当主・城主をひっぱり出してきて小田原城に入れています。支城が寝返らないように人質としているのでしょう。でも裏切りマン出たけどな!

      • 支城チーム

松田康長(山中城) 成田泰季・長泰(忍城) 北条氏規(韮山城) 大道寺政繁(松井田城) 北条氏邦(鉢形城) など

北條の支城はそれはもうたくさんあるのですが小田原降伏までに残った城は忍城(三成担当)だけです。

  • 余談 北條の城

どうでもいいですが北條の城は独創的だったり基本を踏まえて大規模な作りの城が多く、しかも山奥でないので城跡を見て回りやすいという、コストパフォーマンスに優れた城跡が多いのでお勧めです。

おすすめ順に

鉢形城:整備がきちんとなされていて天守閣のない城の構えがわかりやすく、山奥でないので行きやすく、起伏が小さいので見て回りやすい

逆井城:戦国時代当時を踏まえた復元の仕方が素晴らしく、当時の雰囲気を感じられる。起伏はほぼなく見て回りやすく、山奥ではないけど交通の便が最悪なので車必須

松山城(武蔵松山城):空堀を執拗に深く掘ればその上の曲輪に土塁なんていらないじゃん、という独自発想で谷底のような空堀を掘った城。北條の土木建築力の凄さを感じられ、空堀が激しすぎるので見て回るのはちょっと厳しいが交通の便はそこそこ

山中城:国道一号線で真っ二つにされている城。豊臣軍が攻めてくる国道一号=東海道を封鎖するために作られた城。障子堀という独特の防御施設があり、大規模で、でも急いで作ったけど秀吉が来るのが早すぎたので未完成という面白味がある城。

最下位:忍城:立ってる櫓は櫓も間違ってるし建ってる位置もおかしいし、塀も鉄砲狭間の向きが逆だったりしてダメです。そもそも忍城の売りは異様な面積の水堀。一部は公園の池として残ってるんですけど、大部分は埋め立てられてる。資料館で本来の忍城のありようは見て取れるのでそっちとさきたま古墳の方に三成が布陣した古墳と水攻め用の堤の跡があるのでそれの方が大事。

論外:関宿城:関宿城が悪いんじゃないんだけど近くに関宿城と全く無関係の城風の建物が建っててこれは江戸城の富士見櫓を模して作ってて関宿城と無関係だし中身は治水の資料館でこれも関宿城と関係ない。関宿城と関係があるのは本丸跡に建ってる石碑だけ。真面目に探さないとこれも見つかりにくい。

*1:その他の家臣の給料も三成の給料から出るので、つまり手取りで言うと左近の方が三成より大きい状態になる

*2:江雪斎が北條五代って言ってたし

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16.06.11(Sat)

真田丸22話 「裁定」

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次回は戦国裁判! とか宣伝してましたけど前に古畑源次郎かなと思ったら普通の真田丸だったので今回も普通の真田丸なんでしょと思ったら結構逆転裁判だった。堺さんが主役をやっていた弁護士ドラマリーガルハイというのがあってそちらを思い浮かべた方が多いようですが私はそれは知らないので逆転裁判めいてるなあと。

名胡桃城のいざこざは絶対昌幸が挑発して殴られてから「あーっ北條君が暴力振るいました豊臣先生が喧嘩はダメーって言ったのにいーっけないんだいけないんだー」ってノリで北條を罠に嵌めたみたいな話になると思ったんですけどね、違いましたね。

  • 沼田裁定

考証担当の丸島先生によるとこの手続きは双方が証拠を送って書簡で三往復ぐらいして行ったとか。でもそれではドラマにならないので逆転裁判になったと。なるほど。

信繁が張り切りまくってるのが可愛いですね。めっちゃ肩に力入ってる。あとで姉さま記憶喪失の回で学んだ丹田やってましたし。

  • 秀吉「面白い!」「一本!」

北條とか真田とか三成とかは必死なのに秀吉ったらこうですよ。茶番なんだな。ここでどんな証拠があって訴えがあって裁定を下そうが北條潰すのはもう決めてるの。

  • 戦国パワポ

片ノコ刑事「では沼田の上面図を見て欲しいッス。うんたらかんたら、なんやらかんやら」

秀吉「長い! 来月の給料、楽しみにしておくことだ」

戦国パワポはよくできていて片桐さんの熱意は認めるのですが相手が求めているところと違う方へ向かってしまっている……。

ところでここで「青使うな」とコメントしている人がいてちょっと感心しました。この頃青色を出そうとするとラピスラズリをすり潰して使うとかしないといけないので超絶高価なのです。片桐さんのこの図に掛ける情熱が伝わってきます!

  • セコンド昌幸「いいぞいいぞー」

「騙し取り、掠め取り、勝ち取った、いいねいいねーその通りだよその調子で行け」

あのー滝川さんをパパ上が無駄に裏切った*1ことで立場悪くなってるんですけど……。

しかし徳川を味方につけたほうが勝つって先週パパが言ってたのは大当たりでしたね。

  • きりちゃんのおにぎり差別

寧様もお茶々も阿茶局も出てこれない回に唯一出てこれるきりちゃんはやはりスペシャルなのだ。自分を振り回した信繁にミートボールサイズのおにぎりで仕返しなのだ。

  • 秀次やるじゃん

この場は任せたと言われた秀次がちょっとビビっていたのでみんな大丈夫かなという目で見ましたが大丈夫でしたね。

「書状に、北條に『返す』じゃなくて北條が『奪え』とあるのだからこれは沼田は真田領ですわ」

明確!

彼が治めていた地域では名君説残ってますからね。

しかし戦を止めるため北條に有利に倒したい三成のオーダーとは違う結論なのであった。そういうところはできない秀次。秀吉のオーダーとはどうかな……? 秀吉は戦争にしたいのだからストレートにそこへ落せてないのでダメか。

  • 本多正信「必死な若者を応援したい爺です」

この爺さん「真田には死んでもらいましょう」ポイっ爺さんですからね。信じられないものを見る目で本多爺さんを見ていた信繁ですが、それで正しい。

よくもまあいけしゃあしゃあと。前回北條を気にする家康に「本気ですか?」と聞いた正信。「マジで?」と言い換えてもよかった。正信は北條への肩入れを良しとしてないんだ。秀吉怖いもんね。北條に巻き込まれたくない。あと沼田が北條領であるより徳川の与力の真田領の方がいいと思ったのもあるかもしれない。ついでに真田に恩を売った。

だから家康が北條に情を掛けようとしていても正信は切る。主人の意に添わずとも主人のため。うっかりすると君側の奸とか言われたり主人の不興を買うやつ。正信は実際に息子がそういう感じで切られるからね……。でもこういう人がいる組織は強いのだ。それは家康がそういう人を許すからだし、三成は先々週切腹を申し付けられかけた。

あと徳川のイギリスばりの二枚舌外交をうまくごまかしましたね。

  • 三成「セコンドの存在は知っていた」

居るのはわかってると言われてぬーっと出てきた昌幸の何とも言えないおかしみ。

三成は要するに戦が起こるから真田は沼田を諦めてくれとお願いしに来たのですが、頼み方が普通じゃない。なんか真田なんかどうでも良いみたいな物言いで今回は茶番だったし沼田ごときで大戦争になっちゃったらコトなんだぜと真田の立場とか利益とか完全に無視して説明して、頼むよと頭を下げる。三成は真田にとって嫌な情報でも状況をきちんと伝えることこそが誠実な頼み方だと考えているっぽい。ひょっとすると利や情で釣るのは卑怯な振る舞いとすら考えているのかも。それじゃ井戸魔人に情がないって言われるのも納得かな。でも普通はこんな頼み方しないしこの頼み方では飲める人と飲めない人がいるよ。でも昌幸は飲んだ! すごい! 信繁情報を理解することができた!(できなかったのが北條) でも名胡桃に先祖代々の架空の墓があるって嘘もついた*2! いつもの昌幸!

しかし信繁が大坂の論理に飲まれたという感じもしないではないです。

  • 氏政「うぬは誰の家来だ?」

外交官は相手の事情を知っているのでそれを踏まえて本体から相手よりの発言をしたりするのでこういう感じで立場を失うこともしばしばあったといいます。石川数正もそういう説がありますね。

  • YAZAWAさん

YAZAWAさんがこういう反応を返すのは良くわかっていてそれでもやんなきゃいけないから信幸あんちゃんは大変だし、前回もこんなのやらされてたよね。迂闊な人選をしたら「えいっ」ブスーッ! ってなることもあり得るからパパ上の名代たる信幸あんちゃんが行かなきゃダメなんですよね……。

「多少乱暴に扱っても死にはせん」なんかあとで自分に返ってきそうなセリフだ……。

  • 名胡桃城奪取は猪俣の独断説

どうもそうではなさそうというのが最近の有力説とのことです。名前に猪が入っているのでどうせ猪武者なんだろうと江戸時代に創作されたとか。

  • 信繁「世の仕組みは変わったのです!」

これを飲んだのが昌幸。氏政は真田と北條のいさかいになぜ豊臣が出てくると言う。

  • NINJA「聚楽第は東が手薄だから陥とせる」

出浦さん、たぶん戦国脳のままだからこういうことを言ってるんじゃなくて、少しでも昌幸パパの溜飲を下げようとしてやってるんだろうなあ。


  • 忠勝「名胡桃城取り返そうぜ!」

なんであんたいるんだよ(わかってるけど)! その発言外交問題だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!! これは真田の話なのよ!!!!

しかしそういうことをはっきり言うと忠勝は信幸を気に入るのでした。ああ面倒臭い。

  • 結局戦は始まる

三成は当然戦を防ごうとしたし、信繁は同心していたし、板部岡も口バトルしてればリアルバトルにならんで済むねって信繁に言っていた。沼田ごときでって言っていたまだ戦国脳の昌幸もしぶしぶ条件を飲んで名胡桃を奪われても即対応しなかった。信幸もYAZAWAさんを説得(説得?)してなぜか本多忠勝まで説得(説得?)したのに結局戦になってしまった。秀吉は「史上空前の大編成だぜ」と新しいおもちゃをゲットした子供みたいなニコニコ顔。

三成は「戦が始まるときは勢いでどうにもならないね……」と。

  • その外交無理

氏政は板部岡に徳川を味方につけろと。そんなの無理だし、家康も迷惑顔。もう北條は諦めてる。「デニム王もついていない……」って感じ。もう少し自業自得感があるか。こんな無理外交に走らされる板部岡の気の毒なこと。

あと「伊達がいる」って! いやまあ私らはこの後を知っているので「伊達(笑)」ですけどこの頃伊達はすごい勢いで勢力圏を広げていて大体150万石? とかいうそうですね。北條200万石伊達150万石徳川180万石で豊臣が400万石。おおっ勝てそうだ! 捕らぬ狸の皮算用だけど!

*1:これ史実ではやらかしてないらしい

*2:この話史実です

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16.06.04(Sat)

真田丸21話 「戦端」

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真田丸の三成は滋賀県が作ってる武将と〜言えば三成〜♪のCMを体現している素晴らしいキャラですね。

  • 信繁子をあやせない

信繁も親なのにね……一緒にいたことがない。気の毒。

  • 死の商人なのか千利休

三成がホワイトだと対応して千利休がブラックになるシステムです。その逆も多い。

  • 奥の女子会

茶々が子供産んで自信をつけて遠慮がなくなってる!

寧様への態度が大きくなってる!

寧様がスルーする代わりに阿茶局の顔が大変なことに!

浅井長政はイケメンで有名な人ですね。

  • 人間力が高い秀次

「自分がダメなのはわかってるからお捨が生まれてほっとしている」

「でも自分はお捨に後継ぎの座を奪われたって思ってると詮索してくる人がいる……」

「風車をお捨に」

身の程知ってるし、良いやつだし、状況もわかってるけどこの後ああなるのか。なんという……。秀長に次ぐ人間力じゃないか……。

信繁の娘に風車を作って渡す作兵衛。秀次もお捨にしっかり愛情を持っていることが示されたシーンなのですが、周りはそうは見ない!

神輿担ぎは神輿の気持ちは気にしない!

  • きり「わたしのことを振り回すのはやめてください」

何言ってるんだお前!? と思ったけど、茶々の前で「二人は良い仲?」(これは風除けに使える!)「ええ、まあ」とかやってるからな。信繁も悪いよな。

  • 味噌国から味噌国へ

味噌国から来た稲姫が「信濃の食事はしょっぱい!」と言っていたので「味噌国から来たのに!」と思ったのですがよく考えたら信濃もいい加減味噌国でしたわ。

稲「薄味の梅干しがあるのでお構いなく」

そんなのすぐなくなっちゃうじゃんどうするの、と思ったら……。

  • 名馬サイクロン号に乗って駿府上田を往復する本多忠勝と稲とこう

週刊サイクロンホンダが梅干し定期便で補充してたのね……。

でもさーこんなに過保護にしたら稲が真田に溶け込めなくなるんですよ。なんか離縁してから健康になったおこうさんがバリバリ株上げてて稲のアウェイぶりが半端ない。信幸兄ちゃんももっと踏み込んでやれ。っておこうさんがいるからこの人にはできないのか。なんとややこしい……。

本多1号は上田合戦での信幸兄ちゃんの活躍を認めて稲を嫁に出したって話があるのでそこが欠落したこのドラマだとしばらく信幸兄ちゃんは日本一厄介な舅に寿命を縮められ続けるな……。

  • 家康氏政会見

板部岡「本多正信が来てます」

氏政「家臣風情に俺は会わないの知ってるだろ……あ、家康が来てるってこと」

ここはなんか良かったですね。

家康「家のために長いものに巻かれるのは卑怯ではない。頭を下げるだけ。何も変わらない。徳川も上杉も真田もそうした。そちらもそうしないと嫁にやった娘を返してもらわないといけなくなる」

「関八州の覇者たる誇りと自信とを一人で背負い込んでる」氏政のプライドを最大限慮っての忠告……に見える。でもこの氏政は北條 is No.1 思考だから、これでも煽りにも見えるんですよねえ。徳川も上杉もそうした、それがどうした、うちは北條だぞみたいな反応を引き出そうという煽りにも見えてしまう。

なので本多正信が「本心?」って聞いてくれて良かった。家康の意図がわかった。家康、北條が滅亡した方が嬉しいけど助けてやりたくなった、というのもわかる。家康は今川と武田と織田がひっくり返ったの見てるんだものね。

んで氏政はよそと違ってうちは北條なんだから、頭を下げるだけなんて嫌だ。沼田を寄越せと。


  • 信幸兄ちゃん「上洛したい……」

つらいことたくさんあるけど、おこうさんと稲姫は兄ちゃんがうまくやらないと幸せになれないのが目に見えてるんですよね……。

  • NGワーオ人質

一回言い淀んだけどちゃんといった昌幸パパ。たぶんあのままママ上を言いくるめることはできたはずだけど、そこはしないんだなあ。バレたらあとが一万倍大変なだけかも知れないけど。


  • 戦国おじさん昌幸と平和な世を見据えた信繁三成大谷吉継

吉継を吉継と書かずにずっと刑部と書いていたのは変換が一発でできないのが面倒でずっと刑部と書いていたのですが変換できるようになったので吉継呼びにします。刑部だって一発で変換できないじゃないかって方は「おさかべ」で変換してみてください。

京屋敷に隠し扉をワンサと設置してワクワクしていた戦国おじさん昌幸ですが信繁は「もうそういうの要らんすから」とあっさり排除してしまいました。そもそもーあの三成のことですから図面を見られるかもしれませんし、普請(工事)の途中にチェックされて「何この隠し扉は!」ってなったら真田の心証が悪くなるだけですから。

今回三人が戦を避けるために考えたのは沼田の帰属を巡って談判を行うというもの。三成の理想、戦いをなくすには合致してるんですけど、沼田って真田と北條が散々争ってきたところなのに、それを豊臣が談判聞いて裁定するってさ、豊臣がすごく上からっていうか、面子潰しではあるよね……。この三人はこの三人で、戦国おじさん達の考えが今一つわかってない。

秀吉は天下統一したくて仕方ないから、談判が拗れたら北條潰せばいいだけとか考えているに違いない。

昌幸パパはそこまで来てるなら自分が出なさいよ……。「真田だけは関白殿下の顔をきちんと立てているのだぞ」となって裁定が有利になるのに……。パパは名代だらけのところへ本人の自分が出たら自分の格が下がるって思ってるんですけど、今は秀吉が格を承認して与えるみたいな情勢になっているのがわからないんですねえ。

しかし真田北條徳川は名代が出ましたけど、裁判長は秀吉本人なんですね。これはやばい。これによって今回の裁定は一旦預かりとかぬるい形では終わらず最終的なものになってしまいます。んで、三成とか三成に丸投げする秀次が出て来てるなら沼田統治の正当性の証拠みたいなのは役に立つんでしょうけど、秀吉本人だとなあ、心証と打算の産物になって、証拠とか正当性とかないがしろにされそう。そして今真田と北條どっちの心証が良いのかと言うと……。

信繁「被告側、準備完了しております」

雪斎「原告側、もとより」

秀吉「それでは判決を下す! 北條は死刑!」

とかなっても私は不思議に思いません!

三谷さんは会議みたいなところの攻防の話、得意ですからねー。清須会議も面白かったですし、今週はすごい引きでしたし、来週は期待大です!

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