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In Jazz

2112-09-03 初めに。

ここは私ことテリー・ライスが主に漫画や音楽やアニメや小説、映画などの感想を好きに語るブログです。

あくまで個人の感想である事にご留意よろしくお願いします。

サイト名のIn Jazzとは音楽ジャンルのジャズではなく、

俗語の意として「熱狂」とか「たわごと」の意です。

好きなことを語れたらいいなあという思いを込めて。

更新はかなりの不定期になってますが気が向いたら、書く方向になると思います。

それとtwitterでもつぶやいてます。なんだかこっちがメインっぽくなってますが。

テリー・ライス(@terry_rice88)さん | Twitter


※2012/8/16追記。

amazonに自分の好きなものを集めたインストアページを作りました。

ちょくちょく追加していきますので気軽にご覧いただければと思います。

In Jazz Serect shop - Books

2050-05-16 アニメ感想置き場。

アニメ感想置き場

| 22:43

※6/23 最下段のカテゴリに劇場版パトレイバー1&2と新海誠作品の感想リンクを追加。

この記事はアニメの感想リンク先まとめページです

随時更新いたしますのでよろしくお願いします。

続きを読むをクリックで。

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2016-12-01

音楽鑑賞履歴(2016年11月)

| 20:45

月一恒例の音楽鑑賞履歴。音楽メーターの感想を記事にしてまとめてます。

20枚。月後半はブログの更新とかして聞く時間を削ってた割には聞けてますね。

ようやく。2014年分の購入CDを聞き終わりました(遅い

Base Ball Bearの「(WHAT IS THE)LOVE&POP?」から2015年購入分です。

まだ一年以上の積みがありますが地道に聞いていければなと。

定期更新記事の今年分はこれが最後です。やりだしてもうそろそろ2年目もおしまいです。

何とか続けられてますね。

まあ、聞いたものの感想をつらつら書いてるだけですので需要は完全に無視してます。

今後ものんびり続く限りやっていきたいと思います。

今年の更新は例年のアレをやっておしまいにしたいと思いますが、さてどうなりますことやら。

では、以下から感想です。

11月の音楽メーター
聴いた音楽の枚数:20枚
聴いた時間:569分

ZoomZoom
98年発表5th。二度目の再結成盤。ドラムにあの名うての敏腕ドラマー、テリー・ボジオを迎えて製作された。音の感触としては1st〜2nd辺りのカラッとしたパワーポップに回帰していて、ビートルズライクな甘酸っぱさのあるメロディをタイトなツインギターとリズムで喧しくコーティングしている
テリー・ボジオも初期サウンドを意識してか、変なオカズは入れずに、ごくごくシンプルに8ビートを叩いているという逆に珍しいプレイをしてるので、実力の高さが良く分かる演奏。流石にもう弾ける若さと瞬発力はないが良メロディとコーラスワークは熟練の域に達していて、紆余曲折あった末の年輪を実感
さまざまな困難があった末に原点に返ってきたような、そんな印象すら受ける。金太郎飴だと言われてもそれがどうだと開き直った感じもあるが、この盤で聴ける演奏は何よりも楽しそうだ。売れ線とかも気にせず、好きな音楽を奏でる男たちの姿が目に浮かんでくる。派手さはないがポップで楽しい良作だ。
聴いた日:11月01日 アーティスト:Knack
What IfWhat Ifbr />78年発表2nd。前作よりさらにテクニカルになった印象を強く感じる。かとなくメトロポリタンなイメージが浮かび上がるのは演奏が全体的にソリッドになっているからか。前作のほのぼのとした牧歌的な雰囲気はあまりない一方で、アンサンブルの複雑さは増して、メロディアスさにも磨きがかかる。
カントリー&ウェスタンに感じられる大らかな雰囲気も残っており、北米プログレ特有のSF的趣と相俟って、ヨーロッパのそれとは一風違ったサウンドが聞けて楽しい。なにより音の肌触りが適度にポップでもあり、シリアスになり過ぎない気楽さは全体の抜けを良くしているように思う。聴き応え満点の良盤<
聴いた日:11月02日 アーティスト:Dixie Dregs
Night of Living DregsNight of Living Dregs
79年発表3rd。Dixie Dregs名義では最終作。この後にThe Dregsと名前を短縮することとなる。同年度グラミー賞ロックインストゥルメンタルパフォーマンス部門受賞している。スタジオ録音と78年7月のモントルージャズフェスのライヴを収録している。なお収録曲は全て新曲。
前半はスタジオ録音、後半はライヴ音源となっており、スタジオ録音はかなりアメリカンロックに寄っていて、ロック的なダイナミズムを感じる一方、パット・メセニーのようなコンテンポラリーさも兼ね備えている。後半のライヴ音源は彼らの真骨頂であるカントリー色が色濃く出た曲がずらりと並ぶ。
スタジオ録音の畏まった感じを払拭するようにホットで爽やかな土臭さ、あるいは田舎臭さ全開の軽快でポップかつテクニカルな演奏が迸っている。全体的にいえば、1stに近いノリだが過去作以上にキャッチーさが印象に残る作品だろうと思う。スタジオもライヴもどちらも楽しめる一粒で二度美味しい良盤
聴いた日:11月03日 アーティスト:Dixie Dregs
ハピネスチャージプリキュア!ボーカルアルバム2ハピネスチャージプリキュア!ボーカルアルバム2
14年発売同名アニメのボーカルアルバム第2弾。キャラクターソング集だけあって、各曲キャラのイメージに合わせたものになっている。7のように劇中のフィニッシュ技で使用する曲もあり、歌唱力のあるキャストが揃っている印象があり、そういう点ではレベルが高いのではないと感じさせる一枚。
曲調もバラエティが豊かで、全体的に90年代的なJ-POPの雰囲気が強いだろうか。メタル調もあれば、アイドルソングな曲もあったり、渋谷系を感じさせるものも。あと現時点で歌手中島愛の最後の曲が収録されているアルバムとしても記憶しておきたい。ポップで聞きやすさがある一枚です。
聴いた日:11月04日 アーティスト:TVサントラ
恋玉コレステロール恋玉コレステロール
14年発表ミニアルバムアニメサムライフラメンコ」の劇中アイドルユニットが発表したという体の劇中歌&ED楽曲集。前期EDが単独でシングルリリースされているが、こちらにもばっちり収録されているので、手っ取り早く手に入れたい場合はこちらがお勧め。収録曲はどれも粒揃いの出来で唸らせる
70年代的なディスコティークなメロディや90年代っぽいテクノやギターサウンドも落とし込んで、現在のクラブミュージックっぽさを醸し出すカジュアルな趣にとても高いポップ性を感じる。30分にも満たない収録内容だが中身がぎゅっと詰まっている感じがするのは単純に完成度の高さを物語っている。
ハイライトというより特筆すべきはボートラの6。4のライヴバージョンという形だが、本編内容と連動して、ヤケクソ気味の泣き声演技での歌唱はなかなかに壮絶。苦労が偲ばれるが、結果的に歌った声優さんの気迫の勝利。この一曲だけでも聴く価値はあるが内容は実に充実した作品だと思う。
聴いた日:11月04日 アーティスト:ミネラル★ミラクル★ミューズ
ドキドキ!プリキュアボーカルアルバム2ドキドキ!プリキュアボーカルアルバム2
13年発売同名アニメ作品のボーカルアルバム第二弾。とにかくサウンドの華やかさとパワフルさで押すキャラクターソング集。歌唱もキャラらしく歌っていて、イメージに沿った印象。90年代後期〜00年代的な密度のあるメロディが全体を支配していて、スローな曲でもなにか煌びやかさがあるのが特徴か
意外性もあるアルバムで5のダンサブルサに驚いたり、8のキャラクターの饒舌さに驚いたり、3での渕上舞の歌唱力に舌を巻いたりで、色々弾けてた内容になっているのが面白い一枚。密度が高い分、ど派手な装飾さが目立つが、それに負けないくらいキャスト陣の元気の良さを感じる、らしさのある作品だ。
聴いた日:11月05日 アーティスト:TVサントラ
SECOND THOUGHTS/SECOND MOVE(紙)SECOND THOUGHTS/SECOND MOVE(紙)
・78年発表2nd。森園勝敏在籍期最後のスタジオ作。当時のフュージョンの流行でもあったラテンブラジリアン音楽を取り入れつつ、メロウからサヴタージな印象を伴うサウンドが強くなっている。その一方で長尺曲の7を配するなどといった技巧派ジャズロックの表情も見え隠れしており硬軟入り混じる
前作のスピーディなテクニカルさはあまりなく、アンサンブルと曲構成などで冴えを見せているのでよりサウンドの幅は広がっている一方で、バンドのメロウな部分とソリッドな部分の両立はあまり上手く行っていない。というより水と油のように分離しているような印象を感じる。
図らずもバンドの分岐点のような作品だ。ポップでメロウな部分とテクニカルでソリッドな部分を天秤にかけた結果、フュージョンとして深化することを次作で選び取ることになる。大衆性と音楽性、どちらかをとるか難しい選択を迫られた作品。もちろん内容は水準以上のものだろう。
聴いた日:11月06日 アーティスト:PRISM
十七歳十七歳
07年発表2nd。タイトルどおり17歳の青春をコンセプトに仕立てた楽曲が目立つ。希望や苦悩や感情の鬱屈、歓喜などなど、思春期に起こりうるだろう出来事をひっくるめて「青春」としてパッケージングして、現代的なポップなフレーバーを塗したビート感の強いギターロックとして繰り出すのが力強い
デビューから一貫して、ノーシンセサイザーに拘る不器用さも、ポップにリズム刻むギターロックの可能性を突き詰める愚直さも相俟って、若さ弾ける青春に呼応する。ポストパンク直系の直線的な演奏がポップに響く面白さもあって、真っ白なキャンバスにその蒼さを叩きつけるような鮮烈な一枚ではないかと
聴いた日:11月07日 アーティスト:Base Ball Bear
PHASE 2PHASE 2
14年発表3rd。わずか40分ほどの収録内容だが詰め込まれている密度は非常に濃い。若さに任せて、飛ぶ鳥を落とす勢いで目まぐるしく変わるメロディと曲展開は、バンドの勢いをそのままに貪欲かつあらゆるものを吸収しようとしている姿勢が成長としてきちんと形になっているからように思える
基本的にラウド&エレクトロスクリーモだが、からっとしたアメリカンテイストやトロピカルなパーカッションを潜ませたり、ピアノを効果的に使ったり、ラウドな演奏の中にも変化をつけている一方、メンバーの成長が著しく、演奏は華々しくもかなり骨太にバンドのグルーヴ感を生み出している。
と同時に、非常に真っ直ぐに自分たちのやりたい音楽に向き合っている印象がある。そんな折れない軸の太さに揺るがない信念のような物を感じるのだがそれがどこまでいけるのか、まだまだ興味が尽きない。日本では華もあって筋肉質なサウンドで勝負するバンドは珍しいだけに期待は高まる一枚だろう。
聴いた日:11月08日 アーティスト:and Loathing in Las Vegas Fear
All That We Have NowAll That We Have Now
・12年発表2nd。音がエレクトロ方面に傾いた作品。というより、エレクトロの方法論でラウドロックを繰り広げているといっていいだろう。演奏はよりソリッドでへヴィになる一方で、レイヴ感というか享楽性がより高まっており、まるで花火のようにはじけ散るパトスが迸っている。
その煌く情熱は間違いなくメンバーの若さによるものであり、カオティックに目まぐるしく変化するメロディの奔流はとてつもなく高濃度なものだが、わずか36分のランニングタイムの中には倍以上の体感時間が詰め込まれている。しがみついていないと突き放されてしまうような勢いを感じる。
バンドの成長と音楽性の広がりも感じなくはないが、幾分、ロックよりエレクトロに振れているせいか、大衆的な親しみやすさからは外れた向きも。が、無我夢中に踊り狂うにはまたとない格好の一枚だ。次作ではよりロック的なダイナミズムを取り入れるが、この盤でもそのキレは十分感じられる、好盤。
聴いた日:11月10日 アーティスト:and Loathing in Las Vegas Fear
インナー・コンフリクツ<FUSION 1000>インナー・コンフリクツ<FUSION 1000>
78年録音盤。75年作の「A Funky Thide of Sings」をよりシャープにしたような作品で、管楽器パーカッションをふんだんに取り入れた大所帯構成で演奏されている。サウンドの派手さでは「A Funky〜」に及ばないが、その分、かなりリズムに特化した作りになっている。
シンセシーケンサー音にひたすら、コブハムのドラムソロを重ねていくという、ある種の人力トランス的な実験曲(10分超の大曲)で開幕し、その後はチカーノ的なラテンパーカッションが細かく入り乱れる西海岸的な音が非常に目立つ構成。ブレッカーブラザースやジョンスコが参戦しているが印象は薄い
この盤の最大の貢献者はピート・エスコヴェドと後にプリンスのプロデュースでデビューするシーラ・Eの親子が織り成すパーカッションだろう。コブハムの手数の多いドラミングと細やかなリズムが絡み合って、かなり躍動的かつ魅力的なリズムが聞ける。それを装飾するのが他の楽器という住み分け
「内的葛藤」と題される作品だけあって、他作品に比べると内省的な趣すら感じられる地味さの否めない作品だが、一種のリズムミュージックとして聞くと十全過ぎる魅力を放っている一枚に思える。人力トランスだと考えるとジャズフュージョンではないが、見方を変えれば、かなり面白い作品だ。
聴いた日:11月10日 アーティスト:ビリー・コブハム
Level 42Level 42
81年発表1st。UK出身のジャズ・ファンク/フュージョンバンドの初作。フロントマン、マーク・キングが繰り出すテクニカルなスラップベースとライトメロウなメロディに乗っかったSFフレーバーのある楽曲が面白い。バンド名がSF小説の「銀河ヒッチハイクガイド」が由来な点もその雰囲気が強い
ライトメロウなサウンドとテクニカル指向インストが二本刀となっていて、バンドの魅力であり、サウンドの顔でもあるスラップベースが所狭しと全面に押し出されているのは、ベース好きには美味しい作品かと。プログレ的な雰囲気もわずかながらに感じられる一方でそのどっち付かなさは弱点でもある。
後にヒット街道を進むことになるが、この時点ではバンドの両極な武器を両立させようとしており、そのせめぎ合いが興味深い、どっちも魅力的な分、嬉しい悩みというべきかも知れないが、バンドの方向性が確定する以前のカオスな感覚が心地いい作品だ。SFチックなインストが結構楽しい。
聴いた日:11月11日 アーティスト:Level 42
Early TapesEarly Tapes
82年発表2nd。なのだが、録音自体は1st発表以前であり、原盤を当時の所属であるポリドールが買い取って、リリースされたという不思議なリリース経緯を辿っている作品。音自体は1stで感じたライトメロウ色が希薄な分だけ、かなり硬質な雰囲気が漂っているサウンド。実力の高さが窺える出来。
ライトメロウな色合いがないだけあって、歌唱より演奏の方に比重が偏っており、テクニカルなジャズロック/フュージョンとして高水準な演奏が聴ける。アンサンブルも堂に入ったもので、その上でマーク・キングのベースがスラップに限らず、暴れ回っている印象。音はかなりスタイリッシュに決めている。
こうやって聞くと、1stのライトメロウ色は後天的な要素であり、インスト曲がバンドの肝であるということが確認できる。売り上げを出す事を考えれば、必然的な選択だったのだろう。とはいえ、ここで聞ける演奏も十分聞き応えのある楽曲揃い。ジャズファンクスラップベース好きには狙い撃ちな良盤だ
聴いた日:11月12日 アーティスト:Level 42
フェイセスフェイセス
80年発表10th。記念すべき10作目は「顔」をテーマに置いたダブルアルバムの大作。前作に引き続きAOR勢がちらほら参加しており、延長線上的な趣も感じられる。が、この大ボリュームにも拘らず、華やかさにはやや欠ける作りになっており、前作の雰囲気を期待すると肩透かし感は否めない。
そうは言ってもグループは依然絶頂期にあり、前作の派手さは流石にないものの、サウンドはよりタイトに引き締まった印象を受ける。80年代という来るべき新時代に、改めてグループの方向性を見つめ直した作品ともいえそう。華やかさをそこそこに、スポーティに体を動かしている印象が強い。
そういった骨太さや筋肉質な感じがディスコフィーバーを通過した先の音だったのと思えば、なかなか興味深い。グループの地力を感じられる作品だろう。前後の二作が大ヒットしただけあって、陰に隠れがちだが同等の水準にあり、ボリュームは十分すぎるほど。隠れ良盤といった所か。いぶし銀の一作。
聴いた日:11月13日 アーティスト:アース・ウィンド&ファイアー
Engines of CreationEngines of Creation
00年発表8th。当時流行してたドラムンベースエレクトロを積極的に取り入れた作品。元々、1st、2ndがサイバーなサウンドだった事を考えれば、そのアップデート版か。デビュー当時から機器が進化している事もあって、エレクトロサウンドの表情は過去よりも豊かになっている。
そこへハードなギターが絡むと途端にサトリアーニの音楽に様変わりするのはギターサウンドも含め、個性があるからだと思う。奏でるジャンルは変われど、それに演奏者が引きずられないのは確固とした自信の表れでもあるのだろう。実際、アルバムから聞こえてくる音はどうしようもなくサトリアーニの音だ
気づけば、エレクトロらしいテクスチャーをも取り込み、従来のサウンドに摩り替わっていく感じはむべなるかなといった風。そこが美点でもあり欠点でもあるか。どうしてもギターの音にエレクトロが力負けしてしまっている箇所が散見されて、絡ませ度合いについて面白くもあるが完成形かといわれると疑問
もちろんサイバーなサウンドに乗っかるギターはいつになくテクニカルな趣を全開にしているように感じ、悪くはないのだが。面白い部分と練り込みが浅い部分の落差が激しい作品ではあるか。テクノなどに慣れていると楽しめるがもはやHR/HMの世界ではないので評価の分かれる一枚。あと一押し足りない
聴いた日:11月14日 アーティスト:Joe Satriani
Crystal PlanetCrystal Planet
98年発表7th。ここまでのキャリアの集大成的な作品、だと思う。拡張してきた音楽の幅をキュッと集約させ、エネルギッシュにドライヴするギターインストとして纏め上げているのは職人芸とでもいうべき技を見るよう。コンスタントに盤を重ねてきた経験の厚みがサウンドの奥行きを深くしている。
元々テクニカルなプレイに定評があったわけだが、積極的にブルースなどフィジカルな感性が必要となる音楽要素を取り入れた事で、テクニック一辺倒に陥らずに音の表情が非常に豊かになった事がこの盤の豊穣な実りになっている気がする。素地は割りとシンプルなロックなのだけど、作り込みが精緻なのだ。
疾走感溢れるものやファンキーな横ユレ、落ち着いた野叙情的なフレーズ、サイバーな趣などなど、バラエティが豊かなのも特徴だが、それらのどれもが綿密に掘り込まれていると過言でもない。サウンドの緩急、テクニックとフィーリングがバランス良く美しく炸裂する、キャリアの成熟が滲み出た名盤だ
聴いた日:11月14日 アーティスト:Joe Satriani
It’s Album TimeIt's Album Time
14年発表1st。ノルウェー出身DJの初作。アープやローランドヴィンテージシンセをふんだんに使った、懐かしくも新鮮なスペーシーかつディスコティックなエレクトロサウンドはかのミュンヘンディスコに肉薄したものだ。70年代末〜80年代初頭の硬質かつスタイリッシュなシンセの音が蘇える。
シーケンサーのピコピコ音にメタリック電子音がぶりぶり鳴り響く。原典と比べると本作はそこに生音を絡ませている点に着目したい。サンプリングも含まれているが人の叩くリズムと融合させることでより近未来的なサウンドに肉体性が帯びており、躍動感が増した事がこの盤の鋭さだろう。
そういったレトロな質感の一方で、奏でられる音楽にはサンバなどのブラジリアンミュージックのテクスチャーも絡めており、ディスコティックな音に限らず、さまざまなジャンルを複合的にミックスしているのも非常に現代的だ。それらが重なり合う事で新鮮さが出た音だろう。満を持して送り出された傑作だ
聴いた日:11月16日 アーティスト:Todd Terje
(WHAT IS THE)LOVE&POP?(WHAT IS THE)LOVE&POP?
09年発表3rd。前作と比べると勢いが落ち着いた分、青春の陰影を濃くした印象を受ける作品。サウンドや構成が練られた分、曲の歌詞も複雑な感情が描かれているように思う。苦味というか屈折というか淀みというか。年を経ればなんてことのない事に拘泥してた、ような思春期の裏側を奏でている感じ。
影響先のポストパンクの焦れた雰囲気を青春の光と影に当てることで、ある一時期の、一瞬に発せられる感情の機微を陽炎のように映し出しす。波打つ心はとても透明だけど乱反射している。そういう青春の情景を切り取った、成長を窺わせる一枚だろうと思う。反面、曲毎のカロリーが重ためなのが玉に瑕か。
聴いた日:11月27日 アーティスト:Base Ball Bear
ソルファソルファ
・04年発売2nd。前作の路線を引き続き踏襲しながらも、より先鋭化した作品。シングル曲のキャッチーさもさることながら、アルバム全体を色づけているのは醒めた音の方か。華を配置する一方で地金を固めてきた印象を強く感じる。瑞々しい鮮烈さというよりは青臭い自問自答や内省を押し出している。
内省的な焦燥感や感情が押し出されているので、ロック的な衝動には自覚的に醒めている風にも受け取れる。ヒット曲の完成度は非常に高いが彼らの肝はそれ以外にあるような感覚。アルバムの構成もそういった水と油のような二極を抱えた構成で、11と12はどちらもアルバムのハイライト的な曲だ。
聴いた日:11月29日 アーティスト:ASIAN KUNG-FU GENERATION
犬は吠えるがキャラバンは進む犬は吠えるがキャラバンは進む
93年発表1st。ソロ初作。いわゆる70sソウル、ニューソウルフィリーソウル辺りに多大な影響を受けた音で陽の光や土臭さが香る音でフリッパーズのような洒脱さや都会的な雰囲気は不思議といっていいほど感じられない。そして非常に「実直」という印象を受けるアルバム。
こういった雰囲気は小坂忠の名盤「ほうろう」に通じるものがある。向こうが港町っぽさがある一方で、本作は平野の街中っぽい。都会から隔絶したような達観した趣は、後のキャリアを考えるとこの当初から滲み出ていたものなのだと実感する。そういう点では歌詞もその裏側にシリアスさを含んでいるか。
歌詞も音も影響先のニューソウル的なテーマを打ち出しながら日本らしく禅問答のような複雑さも抱えて、一筋縄では行かない作りだ。歌唱も決して抜群に上手いわけではなく味のあるもので、その辺りも極めてホームメイドな印象を与える一因だろう。初作に全てが詰まっているというのに違いない一枚。
聴いた日:11月30日 アーティスト:小沢健二

わたしの音楽メーター
音楽メーター

2016-11-24

90年代J-POP極私的100曲リスト+7

| 22:43

レジーのブログ LDB : 【レジーが見た90年代プロジェクト】1/2 90年代の私的50枚リスト

今回は↑の記事に触発されての記事です。90年代のJ-POPを自分なりにチョイスしてみました。けどさすがに90年代のアルバムを50枚持ってるか怪しかったので、自分の中で印象に残っているだろうJ-POPの楽曲を思いつくがままに100曲選定しています。当時耳にして印象に残っている曲もあれば、後追いで知った曲もいくつかありますが、基本はヒット曲ばかりになってしまいました。仕方ありません、当時はCDバブルです。シングルCDも売り上げがミリオン、ダブルミリオンを連発していた時代でしたから、どうしても売れ線に偏ってしまいがちだなと。けど、そういうチョイスでもやっぱり人が選ぶことによって、その人なりの色合いが出るのではないかと。そこらは十人十色です。まあありきたりのチョイスになってるかもしれませんが、どうかご一覧いただければと思います。自分は思春期真っ只中にいた人間なので、振り返るたびに懐かしさが湧き上がりながら、一気にやってしまいました。当時の時代の雰囲気はなんとなく感じられるのではないかと。あ、ちなみに基本、1アーティスト1曲で選びましたので、そこは違うだろというのだけはご勘弁。自分も現時点ではこのチョイスですけど、多分次やったら変わる部分はあると思いますので、気分的なものという風に思っていただけば。きわめて印象重視で選んだ100曲です。

では以下より。一言コメントつけつつ。思いついたものを年代別にまとめています。


1 LINDBERG :今すぐKiss me('90)

f:id:terry-rice:20161120202305j:image:w360

→並べ直してこれが初手って面白いな。この余白の多いシンプルなロックが時代的。

2 たま:さよなら人類('90)

f:id:terry-rice:20161123231135j:image:w360

→イカ天ですね。童謡的かつプログレッシヴ。しかしこれが売れたっていい時代だったんだなあ。

3 KAN:愛は勝つ('90)

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→いまだ活動中。バブルらしい高級感のある白いイメージがとにかく印象的だった。クラシカルでビーチボーイズ

4 BBクイーンズ:おどるポンポコリン('90)

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→こっちはバブルのフィーバー感を伝える一曲。いや実際、雰囲気や空気はこんな感じだった。なんか突き抜けている音。

5 THE BLUE HEARTS:情熱の薔薇('90)

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→裏表なし、シンプルイズベストな音が逆に余白の奥行きを感じさせる曲。

6 フリッパーズ・ギター:恋とマシンガン('90)

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→反対に過剰な洒脱感と脱日本を志向しつつ、日本語で歌われるラディカルな曲。

7 忍者:おーい!車屋さん('91)

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バブル期ジャニーズ。バブルのお祭り感がよく出てる。今の関ジャニのご先祖的存在。

8 槙原敬之:どんなときも。('91)

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→当時のトレンディ感がよく出ている一曲。一歩引いたシックさがらしい

9 小田和正ラブ・ストーリーは突然に('91)

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→トレンディ感その2。カクテルネオン感強め。カッティングギターとサビが好きですね

10 森口博子ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜('91)

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ガンダムF91。輝かしい未来を感じさせる悠久さが素敵

11 谷村有美:21世紀の恋人('91)

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→21エモン。同様にメトロポリタンな明るい未来を感じさせてくれたという点では名曲だと思う。

12 山下達郎ターナーの汽罐車('91)

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→我が道を行く職人芸。地味ながらも力強さがあるのが歌われている汽罐車のごとく。

13 Zoo:Choo Choo Train('91)

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→いまやEXLIEのカバーで有名。今思えば、日本におけるストリートダンスカルチャー開闢の曲だったのかも。

14 FENCE OF DEFENSE:時の河('91)

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アニメ三国志。大陸的な雄大さのあるアジアンテイストとデジタルな音はいかにも当時らしい

15 HIS:日本の人('91)

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→そんなアジアの片隅の「日本」を感じさせてくれる名曲。歌詞が染み入る。

16 The Bubble Gum Brothers : Won't Be Long ('91)

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→バブルのお祭り感と和製ブラコンの成熟を感じる一曲。和製ブラックミュージックの先駆者たるグループの一つ。

17 とんねるず:ガラガラヘビがやってくる('92)

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→今聞くと意外とアフロファンクみんなのうた(同局的にポンキッキか?)とおどるポンポコリンパロディ。秋元康の嗅覚が凄い。

18 B'z:BLOWIN'('92)

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→どんなにロックっぽくなろうと、このデジタル音と絡み合う感じが彼らの素のような気がする。

19 米米Club:君がいるだけで('92)

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→ザ・結婚式ソング。この祝祭的な無垢さ加減と圧倒的な高級感の強い白さにバブル極まれりといった印象。

20 CHAGE and ASKA:YAH YAH YAH('93)

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→時代の空気を吸った躍動感がやはり鮮烈。「今からあいつをこれからあいつを殴りに行こうか」というフレーズがまさしく強烈。

21 SMAP:$10('93)

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→ポストバブルのジャニーズ。グループ的にもターニングポイントの1曲だがバブルの浮ついた感じがあまりないのも注目。

22 ユニコーン:大迷惑('93)

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サラリーマンの悲哀を歌ったパンクソング。この相反するユーモア感覚がやはり稀有だ

23 広瀬香美:ロマンスの神様('93)

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→レジャースポーツとセットな印象。今聞くと特徴ある歌い回しが演歌っぽく聞こえる。インパクト強し。

24 松任谷由実真夏の夜の夢('93)

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冬彦さん。バブルの残り香が顕著だがこの蟲惑的な妖艶さが絢爛ではあるよなあ。

25 ザ・ブーム:島唄 (オリジナル・ヴァージョン)('93)

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→「お祭り」が過ぎ、民族音楽な響きに「安らぎ」を見出すことに。歌詞はシリアス

26 上々颱風:いつでも誰かが('93)

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→ぽんぽこ。同じく民俗音楽的アプローチだが祝祭感と無常観が入り混じる胡乱な雰囲気が強い。

27 ZARD:揺れる思い('93)

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→狂騒が過ぎ去った後の真っ直ぐな曲なんだけどどこかちょっと屈折してるというか淀んでる気がする。

28 井上陽水Make-up Shadow('93)

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→こちらもバブル的な音だけどもはや儚い幻影だという醒めた視線で歌われているようにも。

29 ピチカートファイヴ:東京は夜の七時('93)

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→バブルな洒脱さを保ったまま、シックにダンサブル。しかし「夜」なんだよなあ。

30 YMO:ポケットに虹がいっぱい('93)

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→再集結YMOもかつてのカラフルさは色褪せ、ポストモダンチックな焼け野原の趣。

31 フィッシュマンズ:いかれたBaby ('93)

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→幽玄な趣の音には「祭りの後」の草臥れた感じと人間性の核を貫く鋭さが混在している

32 TRF:survival dAnce 〜no no cry more〜('94)

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→ここから小室サウンド全盛期。トランシーなテクノサウンドをポップフィールドに乗せた辺りに時代の寵児差を垣間見る

 反面、開放感はあるが音が密室的になって閉鎖性がより高まったのは景気の陰りが影響してるようにも。

33 田村直美ゆずれない願い('94)

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レイアース。煌びやかだけど、音の陰影が濃くなっているのが顕著。

34 スチャダラパー今夜はブギーバック (Smooth rap)('94)

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→この年はラップが世間に広く認知された年。スチャダラパーのフロウのキレが凄い。

35 EAST END×YURI:DA.YO.NE('94)

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→当時はネタ扱いだが、完成度は恐ろしく高い一曲。YURIの喋るようなラップが上手すぎる。紅白でのパフォーマンスは伝説的

36 中島みゆき:空と君のあいだに('94)

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安達祐実家なき子。この寂寥感と荒涼さが溢れる力強さはこの時代の険しさの表れでも。

37 篠原涼子 with t.komuro:恋しさと せつなさと 心強さと('94)

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→ストII。この時代、サビが旋法使いの曲が結構多いのが印象的。

38 東京スカパラダイスオーケストラ:朱い鳥のバラード('94)※アルバム「FANTASIA」収録

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→夭逝した二代目フロントマン、クリーンヘッド・ギムラの歌うメロウな無骨さが映える曲。

 当時では珍しく未来への希望を歌ってる気がする。

39 THE ALFEE:冒険者たち('94)

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モンタナ。このカオスな音の詰め方はそのまま90年代後半の先駆けなのではないかと。

40 H Jungle with t:WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント('95)

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浜ちゃん。お笑いとダンスホールレゲエとドラムンベースを絡ませるサウンドテクスチャーは遊んでるようで実に計算高い。しかも大ヒット。

41 シャ乱Qズルい女('95)

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→完全に深夜の恋愛模様でお茶の間に流れるにはキワどい感じはこの当時の雰囲気が漂う。

42 小沢健二カローラIIにのって('95)

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オザケン最大のヒット曲。歌以外関わってないけど枯れた味わいが当時の日本らしい中庸さ。フォーキーなのにも着目したい。

43 高橋洋子:残酷な天使のテーゼ('95)

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エヴァ。鬱屈さが阿波踊り的ハウスサウンドで覚醒する享楽性に日本的趣を見出す1曲

44 大黒摩季:ら・ら・ら ('95)

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→音の響きがそこそこナチュラル。歌詞はラブソングだが、この飾らなさがバブル以後だと感じさせる。

45 DREAMS COME TRUE:サンキュ.('95)

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→上の曲と同系統の響き。この牧歌的な雰囲気にバブルの高揚感はないのが分かる。

46 安室奈美恵:Chase the Chance('95)

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→その一方で、刹那的かつ密室的な快楽を突き進む小室サウンド。クラブの黎明期。

47 TOKIO:ハートを磨くっきゃない('95)

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バブル崩壊後のジャニーズ。メンバーが自ら演奏する点からもDIY感を最初から背負ってたグループなんだなと思う。

48 V6:MUSIC FOR THE PEOPLE('95)

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バブル崩壊後のジャニーズその2。上と比べて王道路線を志向したグループである反面、それが通用しづらい時代でもあった。

49 スピッツロビンソン('95)

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→非常にセンチメンタルな響き。この色褪せた音から感じられる物寂しさにわずか数年前の狂騒が遠くなったことを感じる曲。

50 MY LITTLE LOVER:Hello, Again 〜昔からある場所〜('95)

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小林武史。これもわりと物憂げな曲で彷徨ってる雰囲気はそのまま、当時のメランコリーな空気を切り取っている。

51 サザンオールスターズ愛の言霊 〜Spiritual Message('96)

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→時代を反映した魑魅魍魎さを感じるハウスサウンド。こういった曲を繰り出せるからこそサザンは「時代を映す鏡」足りえてるように思える。

52 玉置浩二:田園('96)

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玉置浩二最大のヒット。かつてのスタイリッシュさはもはや無く、その泥臭さはバブルの反動のようにも

53 相川七瀬:恋心('96)

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→のちのV系へ繋がりそうな、ちょっぴりインダストリアルな雰囲気があるメロハー。ウェットでシリアスな音。

54 PUFFY:これが私の生きる道('96)

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→その対極で恐ろしくユルいアイドル。もはや着飾ってスタイリッシュじゃなくて、飾らず自由気ままにカジュアルというのが時代だった。

55 猿岩石:白い雲のように('96)

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電波少年。これがなかったら、今の有吉弘行はいなかった。曲自体も何も縛られず自由にというのが、閉塞感からの解放を感じさせる。

56 爆風スランプ:旅人よ 〜The Longest Journey('96)

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電波少年その2。バンド最末期の大ヒット。この切な系ワイルド感が時代の厳しさにも立ち向かうようで共感を得たのかもなあ。

57 久保田 利伸 with NAOMI CAMPBELL:LA・LA・LA LOVE SONG('96)

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久保田利伸最大のヒット曲。ミッドなテンポで奏でられるアーバンソウルは洒脱感はあるけど、素朴さを感じる落ち着いた雰囲気。

58 近藤真彦ミッドナイト・シャッフル('96)

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→銀狼。マッチ最後の大ヒット曲。改めて聞いたが完全にメタルだ、これ。アイドル×メタルなんて20年早すぎる。金属質な音は時代だ。

59 SPEED:Steady('96)

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伊秩弘将。90年代後期になるとプロデューサーの群雄割拠期という印象。

 同時多発的にスパイスガールズもデビューした時期でそれっぽくも。個人的には同世代の人間が歌って踊ってたのが印象的だった。

60 森高千里:ララ サンシャイン('96)

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伊秩弘将その2。デビュー時とは180度、印象が変わってむしろ素を出したことがいい方向に抜けてる。

 作詞とドラマーとしての個性には驚くばかり。この曲でも叩いてます。個性を際立たせるというのもこのころからの傾向ではないかと。

61 globe : DEPARTURES('96)

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小室哲哉絶頂期。華やかさとは打って変わって、寂寥さや孤独さを強調した音で切なさを伴う感じが自然と「冬」を感じさせた。

62 華原朋美:I'm proud('96)

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小室哲哉絶頂期その2。この頃の華原朋美は何を歌っても扇情的だった印象が強くある。

 爛れたイメージでインモラルな感じは当時蠢いていた、病んだ何かと時代的な混沌が見え隠れしてる。

63 憲三郎&ジョージ山本:浪漫-ROMAN-('96)

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→生ダラ。企画ユニットながら北島三郎が全面プロデュースした、演歌の氷河期に送り出されたヒットソング。

 木梨憲武の天才肌がやはり凄まじいがこれで紅白出場もやってる。バブルで失われつつあった演歌に復活の狼煙を上げた

64 篠原ともえ:ウルトラリラックス('97)

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→こどちゃ。アイドル突然変異体というかサブカルをそのまま背負ってきたオフザケ感満載のカオスが表に出てきた印象。

65 AGHARTA:WAになっておどろう('97)

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→長野冬季五輪&V6のカバーで有名。ディープフォレストのようなニューエイジ的な思想や音楽が出てきたのも90年代頃。

 この曲もそういったマナーに従った友愛の歌だけど、今回作曲の長万部太郎角松敏生だと知って驚愕だった。

66 電気グルーヴShangri-La('97)

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→曲のPVに象徴されるようなラブホ的でどんよりとした色彩のケバさはこの頃全体を覆うものだったように思う。

 真っ白にもなれず、真っ黒にもなれず、常に色褪せたグレーが混じったカラフルさ。

67 シャカゾンビ:虹 ('97)※アルバム「Hero the S.Z.」収録

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→そんなグレーに広がった閉塞感漂う社会でサヴァイバルする決意表明。

 「虹」と題しつつも透き通る空に虹を浮かび上がらせる「光」を探し出そうとしてるようにも。

68 ポケットビスケッツRed Angel('97)

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ウリナリ。徹底してエスニックインダストリアル。ストレートなポップスの「甘さ」が通用しなくなってた故の刺激の強さ。

 こういう即効性の高いヒネリを入れるのがトレンドだったような気もする。

69 MOON CHILD:ESCAPE('97)

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→当時、割と鮮烈な出だしでヒットしてた記憶のある曲。ダークでルードさを感じさせる耽美さがポップだった。

 この辺りから、歌謡曲臭のしないロックが目立っていく。 

70 広末涼子:MajiでKoiする5秒前('97)

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→周囲が奇を衒いすぎた反動から、一周回って「普通のアイドルソング」というのが新鮮に受け取られた曲かと。

 曲自体もモータウン調なのもきわめてストレートな親しみやすさ。

71 大滝詠一:幸せな結末('97)

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→ラブジェネ。90年代唯一の音源。ある意味、日本のポップスを塗り替えてしまった男の「勝利宣言」。

 そのエレガントで濃密なメロディーはノスタルジックで新しい。

72 FUNK THE PEANUTS:ハイッ! ハイッ! ハイッ! ハイッ!('97)

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ドリカムの(ほぼ)覆面ユニット。よりブラックミュージックへの敬愛を押し出した音が直後のうねりにリンクしてる感じ。

 PVがアニメーションだったのも印象に深い。

73 La'cryma Christi:偏西風('97)※アルバム「Sculpture of Time」収録

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→90年代中期ごろにデビューしだしたヴィジュアル系バンドが次々にブレイクしていくのもこの辺りから。

 プログレがベースとなった陰鬱なサウンドもまた耽美的であると同時にバンドの特色でもあり、時代の風でもあった。

74 T.M.Revolution:WHITE BREATH('97)

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→この頃は多分ヴィジュアル系の一派だった西川さん。いまやアニオタな向きも強いがw

 Acessの浅倉大介によるTMNからの影響の強い、ハイエナジーエレポップのサイバー感が世紀末を感じさせた。

75 エレファントカシマシ:今宵の月のように('97)

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エレカシ最大のヒット曲。フロントマンの宮本浩次からは泥臭く垢抜けない不器用な男っぽさが滲み出ている。

 個性をウリに出来るようになったのも音楽「産業」から移り変わっていく瞬間だったのかもしれない。

76 織田裕二withマキシ・プリースト:Love Somebody('97)

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踊る大捜査線。ドラマは見たことがないけど、この曲は聞いてた。朗らかに歌われるレゲエポップス。

 このように商業的な音楽と音楽性を追求していく二極がどんどんソリッドになっていく。

77 黒夢:少年('97)

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ヴィジュアル系ロンドンパンクスタイル。当時の印象ではハードに聞こえたが、今はそうでもないか。

 センシティヴな若き衝動によって狂っているのは社会なのか個人なのかを赤裸々かつシリアスに歌う姿はいまだ風化していない。

78 エキセントリック少年ボウイオールスターズ:「エキセントリック少年ボウイ」のテーマ('97)

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ごっつええ感じ。あからさまに70年代TVアニメ特撮ヒーロードラマをパロディにしてなおかつ茶化した曲。

 ダウンタウン自体、メジャー圏のサブカル的笑いを一手に背負っていたと同時にその斜に構えた見方が当時の先鋭的な風潮でもあった

79 CASCADE:FLOWERS OF ROMANCE('98)

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→バンド最大のヒット曲。NW的な電子音とパンクサウンドを融合させてた点ではPOLYSICSより早かった。

 メカとナマモノが混ざったサイバーバイオニックなおぞましさは同時期のV系のケバさと同調するものを感じるなあ。

80 モーニング娘。サマーナイトタウン('98)

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→ASAYAN。8人体制になって初めてのシングル。つんくお得意の夜のセクシャルな喧騒を歌わせ、ガラリとイメージを変えた感のある1曲。

 この「夜」の雰囲気が当時らしくもあり、LOVEマシーンでフィーバーするディスコな面も見え隠れした夜明け前といった感じがいい。

81 Mr.Children:ニシエヒガシエ('98)

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→活動休止中に発表されたシングル。ミスチルグランジブリットポップに影響された音を繰り出してきたのが意外だった。

 それまでの優等生的なポップスバンドから脱却しようとしたのかも、ここでも「飾らなさ」が時代のキーワードっぽい。

82 L'Arc~en~Ciel:winter fall('98)

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ラルクで初めて買ったのがこの曲だった。ファーストコンタクトは活動再開後に出た「虹」。

 ジャケットのほの暗いモノトーンな印象も「冬」を感じさせるクールなサウンドもこの当時ならではの雰囲気。

83 GLAY:誘惑('98)

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→GLAYもこの頃が絶頂期。一応ヴィジュアル系の括りだけど、やっぱりBOØWYからの正統進化という印象を強く感じる。

 歌謡曲成分も含みつつ、当時のソリッド感溢れるオルタナロックを奏でているのは総合的なポップスとしてレベル高い。

84 Misia:つつみ込むように…('98)

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※8cmシングルと12cmシングルの同時リリースだったのでどちらも載せてます。

→和製R&Bという「黒船」という点では宇多田ヒカルよりMisiaの方が衝撃的だった記憶。マキシシングルの存在を知ったのもこれ。

 アタックの強いキックと華やかさから程遠いソウルフルな歌唱は時代的でもあり80年代末からのジャンルの成熟を感じる。

85 ブラックビスケッツ:Timing('98)

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ウリナリその2。前述のポケビと対抗して、ダンサブルかつスタイリッシュなディスコソウル。中西圭三作曲。

 SMAPの黒っぽい曲を手がけた林田健司(STAMINAの作曲者でもある)共々、R&Bを浸透させた功績は大きいかと。

86 野猿:叫び('98)

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→おかげでした。とんねるずと番組製作スタッフを巻き込んで、結成した音楽グループは後にも先にもこれぐらいだろうかと思う。

 彼らは当時の流行歌を本気でパロって結果を出すパターンが多くてここでは小室サウンド。そういう面からも秋元靖と後藤次利は凄い。 

87 MAX:Ride on time('98)

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安室奈美恵のバックダンサーだったユニット。夜もヒッパレに出てたし、沖縄アクターズスクール出身からかSPEEDの姉貴分な印象。

 実際、そういったアダルトさを推すプロモーションだったし、思春期の人間としてはそっちに目が行ったのも事実です、ええ。

88 Every Little ThingDear My Friend('98)

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→今聞くとびっくりする位にメロディックハードな曲。当時は男女混交三人組グループが多かったけど、ELTはロック方面だったんだなと。

 この頃になってくると90年代中期ごろの停滞感が徐々に薄らいできて、若干開放感が戻ってきているようにも。

89 少年隊:湾岸スキーヤー('98)

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→少年隊最後の大ヒット曲。この年開催の長野五輪の恩恵に預かったとも言えるが作曲の山下達郎のテイストがかなり効いた曲

 当時はスノボが結構ブームになってたし、SSAWSなんてのもまだあったからウィンターレジャーが盛んだった印象も。

90 Kinki Kids:ジェットコースター・ロマンス('98)

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→世紀末のジャニーズ。上記の少年隊が複線になったかどうかは定かじゃないけど、これも山下達郎作曲。

 デビュー曲も松本隆と山下達郎という磐石の態勢を敷かれてることからも背水の陣だった感じがする。

 V6で上手くいかなかった王道再生を一手に引き受けてた感じも強いが、そういった点では成功だったように思う。

91 Kiroro:長い間('98)

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→ロングヒットの代名詞。センチメンタルなピアノの旋律に乗って歌われる別れの歌という印象。しかし、結構アレンジは練られている。

 ピアノ弾き語りというシンプルな形だが、わりと90年代ヒット曲の構造を汲んだ1曲なのではないかと。

92 ゆず:夏色('98)

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→フォーク再生を高らかに宣言した曲。ストリートミュージシャンというフレーズも相まって、溌剌とした爽やかさが新鮮だった。

 若々しい疾走感にフリッパーズのようなラディカルさはないにせよ、着の身着のままの朴訥な人柄の良さが伝わってくる。

93 PENICILLIN:ロマンス('98)

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マサルさんヴィジュアル系も段々と飽和状態になってきて、ネタ化していく。ギャグアニメの主題歌に使われた、というのもあるが。

 けっこう臨界点だったんではないかなあと、実際新世紀に入ってからは雌伏の期間へと入っていく。

94 tohko:BAD LUCK ON LOVE 〜BLUES ON LIFE〜('98)

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→小室サウンド末期。正確にブームが収束するのは99年だが、すでにこの辺りから時代の役目を終えつつあったように思う。

 曲のクオリティやtohkoの歌唱力は高いがこちらも飽和状態で飽きが来ていた事が災いして、埋もれ気味になっているのは残念。

 音のトレンドもダンスから徐々に変化していたから致し方がないが。

95 the brilliant green:There will be love there -愛のある場所('98)

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→んで、その新しい潮流の第一波がブリグリだった印象が強い。もちろんこの年、宇多田ヒカル椎名林檎でデビューしてるわけだけど。

 UKロックの空気をいっぱい吸ったザラツキのある感傷さはそれまであまりなかったものだったのはある。

 洋楽との音の隔たりがあまりないのもやっぱり大きかったはず。

96 BLANKEY JET CITY:SWEET DAYS('98)

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→第6代グランドイカ天キングを足がかりに着実に活動し続けて、時代の流れを自分たちの音に引き寄せた時期の曲。

 同時期から活動を続けているミッシェル・ガン・エレファントなどと共にこれでもかと粗野なロックを繰り出していた。

 この曲も日本のポップシーンに頼らない純粋培養なジャパニーズロックらしさが詰まっている。

97 Dragon Ash:Let yourself go, Let myself go('99)

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→これも当時の「新しい音」として印象に深い。オルタナティヴの追い風が日本音楽界の潮目を変えつつあった証拠かと。

 「駆け抜けろ時代を/未来へと進め/空気を吸って」というフレーズの力強さとラップミュージックの先進さが輝かしかった。

98 宇多田ヒカル:Movin' on without you('99)

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→「Automatic」ももちろんインパクトはあったが曲の好みとしてこっちが当時好きだった。R&Bというよりアシッドジャズっぽい。

 よくよく考えれば、後の路線はこっち方面なので水に合ってたって事なんだろうかなあ。

99 センチメンタルバスSunny Day Sunday('99)

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→で、ポップシーン側のオルタナ化と言われるとこれが異彩を放ってた印象。ポップパンク気味のパワーポップ

 活動期間は短かったけど、野球を絡めたりするユーモアも含めて、J-POP感は強かった感じ。

100 中谷美紀:クロニック・ラヴ('99)

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ケイゾク坂本龍一「ballet mecanique」、岡田有希子 「WONDER TRIP LOVER」の再々アレンジ版。

 坂本龍一らしいほの暗さを伴うペダンティックエレクトロニカは当時のシリアスさを内包してた印象。

101 Sugar Soul feat.Kenji:Garden('99)

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→グループ最大のヒット。ヒップホップ旋風が渦巻く中でDragon Ashのkjとコラボしたのが印象的だった曲。

 こういうのが出始めたことでようやく市民権を得た感じがする。続く「Gratful Days」でそれは決定的になったかと。

102 The Pillows:Last Dinosaur('99)※アルバム「HAPPY BIVOUAC」収録

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→FLCL。この時点で10年のキャリアを積み重ねていたが日本のオルタナの代名詞のようなバンドだと思う。

 砂埃の立ち込めそうなギターノイズとこの焦燥感が耐えがたく魅力的でもあり、遠くへ吹き飛ばされそうな感じが堪らない。

103 浜崎あゆみ:Boys & Girls('99)

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小室哲哉去りし後、浜崎あゆみがavexサウンドの完成系として繰り出されてた。J-POPとしてよりソリッドになってる。

 今聞くと個人的には歌詞も小室哲哉の延長線上にある印象でそこに女性的な感性が織り交ぜられているように思う。

104 坂本龍一:energy flow('99)※マキシシングル「ウラBTTB」収録

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アリナミンV。いわゆる「癒し」ブームの先鞭でオリコン史上初のインスト曲で一位を獲得している。

 このスノッブコンテンポラリーの聞きやすさは閉塞感を和らげる一服の風ではあったか。

105 SUPER BELL"Z:MOTER MAN秋葉原〜南浦和)('99)

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→JRの車内アナウンス×テクノグルーヴの妙味。

 今思えば、DJプレイというのを物凄く分かり易い形で提示してくれた曲だと思う。

 なんでもテクノに転化できるというのとアイディアひとつで常習性の高いサウンド作れてしまう面白さがあるなと。

 このヒットで終わらず、ニッチな路線で現在も活動し続けてるのは感嘆の一言。 

106 大泉逸郎:孫('99)

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※8cmシングル版とカセットテープ版をあわせて掲載。

→20世紀最後の演歌のビッグヒット。この後は川中美幸「二輪草」と氷川きよし「箱根箱根八里の半次郎」。

 しかし改めて考えるとこの歌詞も結構重みがあると言うか今考えなければならない「継承」が詰まってるなと。

107 速水けんたろう茂森あゆみ:だんご3兄弟('99)

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→平成の「泳げ!タイヤキくん」。ダンゴ→タンゴの連想で歌われる曲は中毒性が非常に高い。

 その一方でおよそ10年ほど前の「おどるポンポコリン」と比較すると非常にサウンドやアレンジが簡素。

 これを景気の浮沈として見るとやはり十年一昔という言葉を思い知らされてならない。

以上、100曲。

いやあ、思い余って7曲ほどはみ出てしまいましたがご愛嬌と言うことでどうか一つ。自分の周りで鳴り響いていた音楽で印象的だったものを中心にまとめたらこうなりました。いろいろ抜けがありますし、あれも入れたい、これも入れたいと連想で出てくる曲もあったりで選ぶのは苦労なかったんですが100曲にまとめるのが大変だったなと。ざっと10年間からの100曲ですので時代のイメージの変遷とかも感じ取れたら、嬉しいです。

自分は84年の早生まれなので学年で言えば、小学校の入学から高校一年まで。幼い頃はMステ、中学高校は「歌の大辞10」や王様のブランチでやってた「CDTV」とかを見てて、シングルチャートの動向をずっと気にしてた人間でした。当時アルバム単位で聞くものは洋楽方面で、邦楽をアルバムで聞き出すのは00年代に入ってから。なのでヒット曲だらけなのはそういうことなのです。個人的にはアルバムとシングルは別の視点だと思っているので、90年代のJ-POPを語る上ではシングルの視点は不可欠じゃないかなあと。アルバム単位だと見えない部分も少なからずあるでしょうし。アルバム50枚はやってる人は多いだろうから、ちょっと違った毛色でノスタルジックに浸ってみたのが今回の100曲リストです。当時を生きた人に同じように懐かしさを感じていただければ幸いです。当時生まれていなかった人においては、こういう時代だったんだよと言うの感じていただければいいかなと。アルバムの方も出来たらやってみたいですがそれはまたの機会ということで。

というわけで、今回は以上です。やってて楽しかったです。では。

2016-11-10

マンガ百人一作

| 21:14

どうもです。今回は以下のリンクが発端です。

ツイキャスで喋った好きなマンガ100作品 : ゲームばっかりやってきました

ツイッター等々でお世話になってる、すぱんくtheはにー(@SpANK888)さんと先日やったツイキャスで話題が挙がった、好きなマンガ100作を挙げてみるという記事。

漫画ナツ100 2011年版 - In Jazz

自分も↑の5年前の記事で一回やってますが、もう一度やってみようかなというそんな話です。

けど、二度目だからあんまり同じことやってもなあと思いますので、少しルールを作りたい。

ということで設けたルールがこちら

・基本的に所持しているもの。または全巻読んだことのあるもの

・一人の作者に対し一作を挙げる(重複不可)

・最低限、単行本一冊になっているものを挙げる(短編不可)

シリーズ作品・巻数表記がリセットされているものについては別作品扱いとしてもよし。

とまあ、こんな感じでしょうか。百人一首カルタのように一作家一作で挙げてみようかと。

そういった所でタイトルが「マンガ百人一作」というわけです。

100作家100作というなかなかヘヴィな企画。

特にランキングとかではなくただ100作品挙げるだけですがどうなりますやら。

とりあえずチャレンジしてみましょう。

以下よりリストです。


1.手塚治虫/「0マン」

2.石ノ森章太郎/「さるとびエッちゃん

3.高橋留美子/「らんま1/2」

4.鳥山明/「SAND LAND」

5.安達哲/「さくらの唄

6.鴨川つばめ/「マカロニほうれん荘

7.江口寿史/「ストップ!! ひばりくん!」

8.湯浅ヒトシ/「耳かきお蝶」

9.川原泉/「笑う大天使

10.河合克敏/「とめはねっ! 鈴里高校書道部」

11.朔ユキ蔵/「お慕い申し上げます」

12.Cuvie/「絢爛たるグランドセーヌ」

13.星里もちる/「気になるヨメさん」

14.坂口尚/「石の花」

15.タイム涼介/「アベックパンチ

16.小池桂一/「ウルトラへヴン」

17.本秀康/「ワイルドマウンテン

18.久正人/「エリア51」

19.伊藤伸平/「素敵なラブリーボーイ」

20.林家志弦/「ストロベリーシェイクSweet」

21.中津賢也/「妖怪仕置人」

22.あすなひろし/「青い空を、白い雲がかけてった

23.ヒラマツミノル/「REGGIE」(原作:GUY JEANS)

24.山田芳裕/「ジャイアント

25.谷川史子/「積極―愛のうた― 」

26.和田慎二/「忍者飛翔」

27.柴田昌弘/「紅い牙シリーズ」

28.竹本泉/「桜の境」

29.土田世紀/「ギラギラ 六本木不死鳥ホスト伝説」(原作:滝直毅)

30.新谷かおる/「ガッデム」

31.小山ゆうじろう/「とんかつDJアゲ太郎」(原作:イーピャオ)

32.岩明均/「ヒストリエ

33.みなもと太郎/「風雲児たち

34.的場健/「まっすぐ天へ」

35.青木幸子/「王狩」

36.押切蓮介/「ゆうやみ特攻隊

37.イタダツヒコ/「美女で野獣

38.高橋慶太郎/「デストロ246

39.やまむらはじめ/「天にひびき」

40.青木朋/「月に囁く」(原作:宮崎克)

41.竹宮惠子/「ブライトの憂鬱」

42.高橋葉介/「夢幻紳士 迷宮篇」

43.月子/「つるつるとザラザラの間」

44.木葉功一/「フルーツ」

45.鎌谷悠希/「少年ノート」

46.オノナツメ/「not simple」

47.カネコアツシ/「WET MOON

48.中山昌亮/「オフィス北極星」(原作:真刈信二

49.久世番子/「パレス・メイヂ」

50.山田参助/「あれよ星屑

51.ゆうきまさみ/「じゃじゃ馬グルーミンUP!」

52.大石まさる/「水惑星年代記

53.ますむらひろし/「ヒデヨシ印の万華鏡

54.芦奈野ひとし/「ヨコハマ買い出し紀行

55.大和和紀/「ヨコハマ物語」

56.鈴木理華/「タブロウゲート

57.CLAMP/「XXXHOLiC

58.金田一蓮十郎/「ラララ」

59.ふみふみこ/「そらいろのカニ」

60.米村孝一郎/「STREGA!」

61.藤子・F・不二雄/「チンプイ

62.藤子 不二雄Ⓐ/「まんが道

63.平本アキラ/「俺と悪魔のブルーズ

64.高野真之/「BLOOD ALONE

65.武井宏之/「重機人間ユンボル

66.つの丸/「サバイビー

67.細野不二彦/「さすがの猿飛

68.羅川真里茂/「ましろのおと

69.小原愼司/「青猫について」

70.膝枕カカト/「踵の落書き」

71.木々津克久/「フランケンふらん」

72.上野顕太郎/「帽子男は眠らない」

73.志村貴子/「青い花

74.白土三平/「忍者武芸帳影丸伝」

75.とよ田みのる/「FLIP-FLAP

76.笠辺哲/「フライングガール」

77.藤崎竜/「サクラテツ対話篇

78.吾妻ひでお/「スクラップ学園」

79.木崎ひろすけ/「少女ネム」

80.竹谷州史/「LAZREZ」(原作:TDK

81.上條敦士/「SEX」

82.咲香里/「シャトル・プリンセス」

83.地下沢中也/「預言者ピッピ」

84.田辺イエロウ/「BIRDMEN

85.秋本治/「Mr.Clice」

86.藤島康介/「パラダイスレジデンス」

87.みず谷なおき/「ブラッディ・エンジェルス」

88.三島衛里子/「高校球児ザワさん

89.荒木飛呂彦/「STEEL BALL RUN」(ジョジョの奇妙な冒険Part7)

90.小池定路/「父とヒゲゴリラと私」

91.ISUTOSHI/「愛気」

92.なかむらたかし/「キングアビス

93.菅原雅雪/「暁星記

94.高野文子/「ドミトリーともきんす

95.サラ・イネス/「セケンノハテマデ」

96.秋重学/「愛と青春の成り立ち」(原作:川崎ぶら

97.森薫/「エマ」

98.永井豪/「あばしり一家

99.有川祐/「反町君には彼女がいない」

100.土塚理弘/「マテリアルパズル

以上。

なんかほとんど有名どこになってしまった感は否めませんね……。ほかにもまだまだたくさん候補はありましたが、列挙して言ったらこうなりました、という感じなので。あれがない、これがないというのはご了承を。いやまあ、すぐ出てきそうでなかなか出てこないもんですね。

ルールを作ったから、なおさらっていうのもありますが。同じ作者の作品を列挙していってもつまらないなあと思いましたのでいかがでしょ、こんな感じで。あわよくば、設定したルールで他の人がやってくれたら、ぜひ見てみたいなあ。その人の傾向とか見るのは面白そう。その点ではやってくれる人が出てくれたらいいなあとか、おこがましいことを思ったり。

というわけで。また何年かしたら、また再挑戦してみたいですね。

では今回はこんな感じで。

どうもありがとうございました。