Raffaello Sanzio 芸術家 ラファエロ・サンツィオ(1483年-1520年) イタリアの画家・建築家。レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロと並んで盛期ルネサンスを代表する芸術家の一人。 教会や宮廷の装飾壁画、祭壇画に傑作を残し、聖母像の絵も多い。サン・ピエトロ大聖堂の造営にもあたった。
よし、次行くぞ!ということでラファエロ、ダヴィンチなエリア。まずはラファエロ。 San Giovannino これね、日本語のタイトル訳が見当たらなくて「少年時代の聖ヨハネ」。これは日本に来たことがない作品。 Madonna del cardellino ヒワの聖母と呼ばれる作品。もうね、感激したよ。ヴィーナスの誕生も結構感激したけど、ヒワの聖母も見たかった作品だったから。
4736号 さて、引き続き、フィレンツェ。 アルノ川を渡って、斜め右(西)方向へ。 しばらく歩くと、左側にこれ。 この広場、半円形で広いが、なにもない。横に長い巨大な建物。正面外観の造りは意外にシンプルに見える。名前が、ピッティ宮殿(Palazzo Pitti)。ヴェッキオ宮殿が密集したところに建っているのに対してこちらはまわりに建物が少なく、独立して見える。 ここもなんと、ヴェッキオ宮殿に続いて、メディチ家のものであった。いったい、どれだけフィレンツェにメディチ家の持ち物があったのか。(実は、フィレンツェにはさらにあと二つメディチ家が所有した宮殿(palazzo)と呼ばれるものはあるよう。ま…
「もっと知りたいラファエッロ」 「もっと知りたいラファエッロ」池上英洋 ラファエロの傑作「キリストの変容」は、上段真ん中のイエスが宙に浮く構図が、当時としては斬新で画期的だったらしい。 この作品、穏やかなラファエロが、ごう慢なミケランジェロに対抗意識を燃やして制作したものだという。 「キリストの変容」 本書によると、ミケランジェロは気難しくごう慢な人物で、ダ・ヴィンチやラファエロを嫌っていた。 ダ・ヴィンチは穏やかな人物で、ずっと年下のミケランジェロにも礼儀正しく接していたが、ミケランジェロは公衆の面前で、ダ・ヴィンチに対し「絵ばかり描いて、彫刻を作らない愚か者」的なことを言っていたらしい(ミ…
アルブレヒト・デューラー ネーデルラント旅日記 1520-1521 表紙 アルブレヒト・デューラー ネーデルラント旅日記 1520-1521 アルブレヒト・デューラー 著 前川 誠郎 訳 朝日新聞社 発行 1996年7月10日 第一刷発行 本書はデューラーが1520年7月から翌年の7月までアントウェルペン市を中心に、今のベルギー・オランダ諸都市を訪ねた旅日記です。 内容は旅中の収支の明細を記録した出納簿が主になっています。また旅先で描いた作品も載っています。 文中では、ラファエッロ、ルッター(ルター)、エラスムスなどの有名人が同時代人として出てきます。 はじめに デューラーを直ちに〈新教徒〉で…
昭和53年12月5日に、Yの部屋でコーヒーを飲んでいた。 ステレオラジオから、拍手が起こっている。 Y「な、いいだろぅ。傑作だっていわれる モーツワルトの『レクイエム』だぜ。 たしか、今日が モーツワルトの亡くなった日だってさ。 このテープを貸してくれた友達が言ってたよ」 私「フワァァァ~~(あくび)。そうなんだろうなぁ・・・ だけど・・・眠いぃぃ・・・」 Y「まったくもぉ・・・このクラッシック音痴!!! モーツァルトの鎮魂歌だぜ。もうちょっと、感動しろよ」 私「うん?あのな、ウチの大学にさ、クラッシックにむちゃくちゃ詳しい先輩が居て、このひとの言うのにはさ、このレクイエムってのを鎮魂歌ってい…
ピオ・クレメンティーノ美術館をあとにして先へ歩く。 タペストリーのギャラリー Galleria degli Arazzi クレメンス7世の時代にラファエロの弟子たちの下絵をもとに織られたもの。 以前はラファエロの下絵のものだったそうだ。 色鮮やかなタペストリーが壁いっぱいに飾られている。 ただ廊下を歩くだけでもわくわくする。 人だらけではあるが・・・ 途中も楽しめるということで。 楽天モバイルは、楽天スーパーポイントが貯まる!使える! にほんブログ村
2022年5月5日(木) さすがのキャパシティである。GWに徳島県の大塚国際美術館に家族で行ってきたが、大勢の観光客にも関わらず、それほどストレスなく鑑賞できた。
『妄想美術館』原田マハヤマザキマリSB新書2022年1月15日 初版第1刷発行 ヤマザキマリさんと原田マハさんの本。なんて、魅力的な組み合わせ!2人で美術館を妄想しようという一冊。すぐに読みたくて、配送も待てず、本屋さんに買いに行った。 これは、Kindleではなく、紙の本購入で正解。新書だけど、質の良い紙に、カラーの写真入り。900円(税抜き)は、安い! 帯には”絵画の見方が180度変わる!ルネサンス、印象派、現代アート、、、偏愛たっぷりに選び抜いた新感覚アートガイドマハ&マリが案内する芸術家の魂が集う幻惑の館で名画のおしゃべりを聞いてみませんか?” 裏表紙には、”あらゆる時代の名画が一堂に…
ウッフィツィ美術館前のダンテ像 去年、ラファエロ没後500年だったのですが、今年でダンテ没後700年になるのですね。 芸風は違うとはいえ、どちらも最重要なルネサンス人です。強引にいえば、ルネサンスはダンテに始まり、ラファエロで終わったのかもしれませんが。(個人の感想です) フィレンツェに行った時、ダンテの家はなぜか正月1月1日から開けてくれていて、訪問出来ました。 神曲の煉獄編の前半は時々読んでいるのですが、キリスト教的価値観という風船を、現世の愛憎入り交じった人間模様のエピソードという気体でキンキンに膨らましているような感じです。 ダンテ没後700年 文学の巨匠にまつわる五つのこと 【AFP…
ローマのパンテオン内にあるラファエロの墓 第4章 ラファエロをとりまく人々ラファエロはローマで、背景に単色を用いる肖像画のスタイルを、北イタリアや北方の画家たちから学んだと思われる。教皇ユリウス2世の肖像髭には、ボローニャ奪還、ひいてはイタリアから外国勢力を追い出そうとする教皇の悲願というべき信念が込められていた。美しい銀行家、ビンド・アルトヴィーティの肖像18世紀にはラファエロの自画像に間違えられる。19世紀中ごろに誤りが訂正される。「フォルリ―ナ」の女性のポーズ伝統的な「ウェヌス・プディカ」(恥じらいのヴィーナス)の所作を踏襲した。第5章 墓と遺産聖堂として転用されながらも、オーセンティッ…