清和源氏の一流。源満仲の三男の源頼信を祖とし、河内国(現在の大阪府の一部)に根拠地を置いていた。鎌倉幕府の初代征夷大将軍の源頼朝は河内源氏の源義朝の三男である。 一般的に武士で「源氏」という場合、この河内源氏の系統を指す。また、「平家」と称される伊勢平氏と併称される場合には「源家」という呼称も古くは用いられていた。
中2教材『平家物語』と比べ読みすると面白いであろうものをメモしておく。 異本との比較 比べ読み 鈴木大拙の平家物語評価 異本との比較 教材としての「古文」と作品としての「古典文学」 pp17-18 文学研究の側から、宇治拾遺と今昔物語、平家物語の異本間比較を提案。 比べ読み 小林秀雄「感想」(初出不明)(1979年新潮社版全集8に所収) に引かれる『常山紀談』巻1「輝虎平家を語らせて聞かれし事 附佐野天徳寺の事」 天徳寺という人物が那須与一を琵琶法師に語らせて涙し、なぜ泣くのか問われた話。 →原文は 常山紀談 - 国立国会図書館デジタルコレクション 20コマ 湯浅元禎 輯 ほか『常山紀談』,有…
どうも、この日も昔から行きたかった河内源氏に関わる場所の訪問をしました。神奈川静岡での源氏ゆかりの場所は飽きるほど行ってますが、源氏発祥地の関西エリアはまだ未訪問でした。 朝からウキウキしながら大阪南部を目指して行動開始。
文学部にいたときに、初期の武士団(平清盛以前)について、興味深い本を見つけたので紹介します。 河内源氏 頼朝を生んだ武士本流 -元木泰雄 著|新書|中央公論新社 増補改訂 清盛以前 - 平凡社 『源平合戦の虚像を剥ぐ 治承・寿永内乱史研究』(川合 康):講談社学術文庫|講談社BOOK倶楽部 もちろん、研究史の整理として、岩波講座日本歴史の最新版も大切。 おまけ 大河ドラマ「光る君へ」にも、上記に出てきた人が登場していたはず。 道長四天王~平維衡・平致頼・藤原保昌・源頼信~ なお、 平安貴族 - 平凡社 の「ミウチ政治」は重要概念。私は東洋史にいたので、後漢~唐の政治史に応用できないか、と考えて…
鎌倉殿の13人 史実だから仕方ないですが今回で三代将軍実朝が甥の公暁に暗殺されてしまい、これで河内源氏の嫡流は滅んでしまいました。実朝暗殺から公暁の撲殺まで伝わっている史実と描かれ方は違いますが、ドラマなので細かいところの重箱の隅をつつくのはあまり意味がありません。そもそも鎌倉時代の「吾妻鏡」も「愚管抄」も政治的立場の違う人間が書いたものであり100%信用できるものともいえないからです。 いずれにせよ、三代将軍の源実朝が甥の公暁に殺されたこと。そして暗殺した公暁も三浦氏(実際には三浦義村ではなく家臣の長尾定景(子孫は上杉謙信になります)が討ち取ります)に撲殺されたことは史実として間違いありませ…
月が替わり八月になった。 夏も盛りというわけで、この暑さも当然なのかもしれない。 しかし、夕方4時すぎ、クルマの車外温度計が36度をしめしているのは、いくらなんでもやりすぎだと感じていた。 我慢の限界をこえていた…。 運転中ずっと理不尽だ、無茶苦茶だ、文句を言ってやるなどと、そんな言葉がつぎつぎとあたまに浮かんでは消えていった。 カラダが熱っぽく、さきほどから視界もぼやけ始めてきたようだった。まさか、いま猛威を振るっているウイルスの症状なのか。 カップホルダーのアイスコーヒーに手をのばす。 エアコンの液晶表示が33度になっていた。 どうして…。 いつ手が触れたんだ。 コーヒーを置いたときだろう…
2021年7月31日 朝7時出発。太陽はまだ低く、長い影を作るも、すでにジリジリとくる暑さ。近鉄上ノ太子駅に1時間弱で到着。ここから歴史探訪スタート。 地理的には羽曳野市になるが、まずは河内源氏の氏神である壷井八幡宮から。つか、河内源氏ってなんだ?