こんにちは。きのひです。 「同心 亀無剣之介」 風野 真知雄 著 を読みました。 2019年12月25日 初版発行 旗本の高林新蔵(たかばやししんぞう)は石高三千石。 切れ者と評判で有能ぶりを認められながらも無役の寄合組にいるので扶持米(ふちまい)がもらえません。 今日は朝からずっと縁側近くに置いた机の上で書き物を続けていた。 根をつめて書いていたのは幕府に提出する意見書です。 ペルリの来航以来さまざまな混乱を見せはじめた江戸の町。 高林は揺らぎだした町の秩序をどう維持しまたどう改革していくべきかの考えを意見書にして提出しました。 これが幕閣のあいだでも好評でありくわしい案を出すように言われた…