自分に大きな非がないにもかかわらず 災難にあった時。 きっと、『なぜ自分がそんな目に遭ったのか』 と思うでしょう。 あるいは、 『自分が悪いからこうなったんだ』とか 『誰かが至らないからこうなったんだ』とか 何らかの理由をつけて、 自分を納得させていくことでしょう。 私たち人間はいつもそうして 自分にとって大事なことほど 原因を究明していく、 解明していくという行為をしがちな生き物。 もしかしたら、 大切な存在である自分を、 この世界が何のわけもなく 不幸に晒すはずがないと 思うのかもしれない。 でも、もしかしたら。 特別な理由など、 本当は何一つないのかもしれない。 生物が生まれ、人類が生ま…