「ちゃんこ」というのは、相撲取りの食ベ物の総称。
相撲取りが作る料理はなんでも「ちゃんこ」と呼ぶが、一般的には「ちゃんこ鍋」を指す。
「ちゃんこ」の語源は
- 「ちゃん」とは父ちゃん,母ちゃんのちゃん。「こ」は子供を意味していて、つまり「部屋の親方と弟子が一緒に食べる料理」の意味。
- 長崎に伝わった板金製の中国鍋。鐘鍋の中国式発音“チャンクオ”から、「ちゃんこ」になった。
という2説ある。
また「ちゃんこ鍋」のダシや具は鶏であることが多いが、これは鶏は二本足。その他、いのししや豚、牛、馬などの野獣はみな四つ足。『四つ足=手をつく=負け』につながると、勝負師ならではのげんを担いでいるそうです。
ちなみに、何か食べて寝ると「牛」になると言うが、相撲取りはちゃんこを食べて寝る。逆説的に言うとちゃんこを食べて寝ると「相撲取りになる」。
つまりちゃんこは現代のスペシャルジョブアイテムのひとつなのである。