アメリカ第一主義

トランプ大統領再任 とうとうやってきました、その日が。別の国でありながら、トランプ氏が当選しないことを願っていたのに当選してしまい……。就任式が来ないことを祈ろうとまで思っていたのに……。とうとう、その日がやって来てしまいました。－－恫喝・誇張・威圧・扇動・全否定－－ 周囲を翻弄して従わせてしまう氏の方法論にはどうしても納得できないんです。個人的な利得になりそうなことを追い求め、これがアメリカが進むべき道だと人々を欺くその思想には嫌悪感しか感じられません 聞いたときは心地よく感じるけれど、長いスパンで見渡せば危ういことばかり。『地球主義』を模索する時代だというのに、氏が唱える『アメリカ第一主義…

一段と熾烈化するウクライナ戦争――プロレタリアートの殺戮を許すな！ ウクライナでも中東でも戦乱は鎮静化するどころか、熾烈化とさらなる拡大の危機に包まれている。とりわけウクライナでは、トランプのアメリカ大統領就任直前の激しい領土争奪戦が繰り広げられている。 ドネツク方面では、ポクロウシクを焦点とするウクライナ・ロシア両軍の戦闘が激化している。 イギリスの政府筋は、――ウクライナ政府の情報に基づいて――昨年一年間のロシア軍の死傷者はこれまで最高の43万人であるとした。もちろんこれが事実なら、ロシア軍はすでに崩壊しているのであって、この数字は多分にプロパガンダ的なものではあろう。しかし、ドローンによ…

アメリカ鉄鋼独占資本家、労働貴族、トランプ、バイデンら一体になってのアメリカ第一主義にもとづく買収つぶし 日本製鉄とＵＳスチールは、アメリカ大統領バイデンによる買収禁止命令に反対して、アメリカ政府を提訴した。あわせて両社は、アメリカ鉄鋼大手のクリーブランド・クリフスと全米鉄鋼労働組合（ＵＳＷ）のデビッド・マッコール会長にたいして、虚偽の発言で計画を妨害したとして、訴訟を起こした。 次期大統領トランプは、ＳＮＳに「関税によってＵＳスチールはより収益性が高く、価値のある企業となるのに、なぜいま売却したいのだろうか」と投稿した。 これらの動きに、対立の構図をみてとることができる。 クリーブランド・ク…

トランプが復活する。 全ての開票はまだ終わっていないがすでに過半数を超えているので当選ということになる。個々の州を見ると確かに接戦州もあるにはあるが予想以上に大勝ちしたような印象がある。 その原因についていろいろ言われているが、私のような素人に言わせれば、ハリスのおばさんにはトランプに匹敵するだけの華がなかったの一言に尽きる。 さあ、これでこれから４年間のあいだ全く先が読めないことになる。加えてトランプ爺さんも御歳７８歳、年々益々頑迷になって行くに違いない。 いずれにしてもハラハラドキドキの連続となりそうだ。悪い意味で、とならなければ良いのだが・・・・ さて、昨日の晩ご飯。 普段夕飯に炭水化物…

日本型「日本第一」主義あるいは「日本優越」主義のイデオロギーの貫徹 岸田がアメリカ議会で演説した内容をもう一度考えよう。 「ほぼ独力で国際秩序を維持してきた米国。孤独感や疲弊を感じている米国の国民に語りかけたい。一人で背負うことがいかなる重荷であるのか、私は理解している。」 「「自由と民主主義」という名の宇宙船で、日本は米国の仲間の船員であることを誇りに思う。共にデッキに立ち、任務に従事し、なすべきことをする準備はできている。」と。 こう言ったのである。 日本の国家権力者に「孤独感や疲弊を感じている米国の国民」とか「一人で背負うことがいかなる重荷であるのか、私は理解している」とかと言われると、…

「妖怪も読めぬ政局」ではなく、妖怪が読めないのは物質的現実 読売新聞の編集委員・伊藤俊行は、「妖怪も読めぬ政局 国民にたまる不満」と題して次のように書いている（「読売新聞」２０２４年４月７日朝刊）。 「国会周辺ではよく、「覚（さとり）」に遭遇する。日本各地に言い伝えのある妖怪「覚」が人の心を読む能力を持つように、権力者の心や政局を読み、今後の展開を予想する。正体は老政治家、ベテラン秘書、古参ジャーナリストなどで、官僚や若い政治家はその意見を聞きたがる。 最近、「覚」の見立てが外れがちなのは、岸田文雄首相の「予測不可能性」ゆえだ。」（「読売新聞」２０２４年４月７日朝刊） この妖怪が読めないのは、…

A political irony cartoon image entitled "America First" by artist Zhai Haijun. China.org.cn これは、４年前の漫画です。 凄いですね。 トランプ氏は、自分が大統領になったら、TPPから即座に離脱すると言って、その通りにしました。中国の台頭による諸問題を念頭に置いて、アメリカが発案したTPPなのですが。 彼は、今度大統領に当選したら、即座にウクライナ支援を打ち切り、即座にNATOから離脱すると言っています。 ロシア、中国、北朝鮮、イラン、シリア、そしてハマス、ヒズボラとが密に連携する中、トランプ氏は、ウク…