今回、「初心者向けSubspace-Search Variational Quantum Eigensolver(SSVQE)の解説 by Hikaru Wakaura 」の続きとして、Subspace-Search Variational Quantum Eigensolver(SSVQE)法を用いた遷移双極子モーメントの計算を行います。 SSVQE法においては、任意の基底セットを共通のオペレーターで基底状態と励起状態のセットに基底変換するオペレーターを探します。そのため、求めた状態間の重ね合わせが簡単に作れます。非対角項は、対角の状態のみを利用して、 と表されます。ここで、∣+⟩∣+⟩ 、…