学名:Anguilla japonica
ウナギ科ウナギ属に属する魚類の1種。他のウナギ属魚類と区別するためニホンウナギあるいはアンギラ・ジャポニカとも呼ばれることがある。日本をはじめ、東アジアに広く分布する。
マリアナ海嶺で産卵・孵化を行う。孵化した仔魚はレプトケファルスと呼ばれる幼生になる。その後変態してシラスウナギとなり、黒潮に乗って沿岸にたどりつき、川を遡上する。このように海で産卵し、生まれた仔魚が川をさかのぼる生態を「降河回遊」という。ただし、ウナギの仔魚は100%が川をさかのぼるのではなく、海にとどまって成長するもの、河口域に生息するものがいることが判明しており、それぞれ「海ウナギ」「河口ウナギ」と呼ばれる。
ウナギ科魚類の総称として、あるいは食べ物としてのウナギはうなぎを参照。