高齢者ということで手を差し伸べられることに高齢者が反発することを非難する向きがある。 高齢者=弱者とみなして様々な場面で手を差し伸べる人がいる。「それは優しさの表れだからいいことじゃないか、素直に喜べよ、感謝しろよ」という意見が多いのだろう。ふらふらしているお年寄りが目の前に立っているのに優先席に座り込んで寝たふりをしている若者よりよっぽどいいじゃないか、という意見。 「善意」なんだから。 親切のつもりの行いでも迷惑なことはある。それは拒否していいはずだ。でも高齢者がそれをやると非難されることがある。 「高齢者」の立場から敢えて言うと、「善意」の押しつけは「正義」を振りかざすのと同じ臭いがする…