■これまであまりテレビドラマは熱心に観ていなかったのですが、このところ主に渡辺あやの力作が続くので、そこから徐々に後追いでカバー範囲を広げているところです。そのなかで気になったのが、テレビドラマの映像スタイル、というかいわゆる撮影の見栄え、ルックの進化です。テレビドラマのルックの変化や進化については、何十年も観ているので、なんとなく各時代の映像のルックは知っているし、ルックを見ればいつの時代の作品かは分かります。でも、最近の映像技術の潮流がフォローできていませんでした。■渡辺あや作品から佐野亜裕美Pの存在感の大きさを認識して、その過去作を探っていくと2021年の『大豆田とわ子と三人の元夫』に行…