2024年本屋大賞4位、夏川草介著『スピノザの診察室』を読みました。 スピノザと診察室がどうつながるのか、謎だったのですが…。 主人公のマチ先生こと雄町哲郎の本棚には哲学書も並んでいて、科学(医療)だけではなく、哲学書も読みこなすマチ先生。 スピノザ(オランダの哲学者)の思想は自由とは「必然性に従うこと」=与えられた条件下で自分の力を上手く発揮できること(Frontier Eyes Online 「哲学とビジネス」参照)だそうです。 マチ先生(哲郎)もまたスピノザの思想に沿って生きているようです。 この小説は、マチ先生の生き方、人となりが肝です。 目次: 7割近い人が★5を付けているには理由が…