ナレーション

20代の終わりに、昭和生まれの若者らしく、仕事を辞めインドを旅しました。当時も今も自分のアイドル、ブッダ（出家前はシッダールタ）の生誕から入滅まで、ゆかりの地を巡る旅でした。本当の聖地巡礼です。 祇園精舎にも立ち寄りました。そこは遺跡を含む歴史公園のようになっていて、発掘など作業が続いていました。たくさん写真を撮ったのですが、全く整理というものをしませんので、どれがどこなのかさっぱりわかりません。こどもが可愛かったので、ここが祇園精舎ということにしました（笑）。 平家物語冒頭の「祇園精舎の鐘」というものは実際には存在しませんが、かすかな記憶では、日本の人達が寄贈した鐘があるようなことを現地のガ…

日本映画 室町無頼 室町無頼 史実ベースでありながらフィクションとの巧みな絡みで娯楽映画に見事仕立てた傑作時代劇 日本映画『室町無頼』とは 原作：垣根涼介『室町無頼』(新潮文庫刊) あらすじ 登場人物 蓮田兵衛 才蔵 骨皮道賢 芳王子 名和好臣 物語のベースとなった史実「寛正の土一揆」 歴史好きが本気で制作した『桃太郎侍』！？古き良き懐かしき香りがする傑作娯楽時代劇 考えろ、己の頭で 史実ベースでありながらフィクションとの巧みな絡みで娯楽映画に見事仕立てた傑作時代劇 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 日本映画『室町無頼』とは …

こんばんは。 今日は寝不足で、うとうとしながら徒然日記を書いています。 さっきですね、 初めての、ナレーションのお仕事の納品を終えてきました～～～。 ふー。無事に終わりました～～。 (ナントカ) とにかく今の自分にできることを一生懸命やるど～～！！ と思って、取り組みました！ 練習から本番（録音）、編集まで、やりましたよ～～ やりましたよ～～～～ めっちゃくちゃ時間、かかりましたよ～～～～（涙） いやあ、声を使うことはずっと好きで、 職場でちょっとした司会をしたこともありましたが、 ナレーションの仕事は、なんというか求められるレベルが想像以上でした。 ひー。よくがんばった、わたし！ 感想・・ …

初めて書いた自作のスカッと系シナリオがようやく形になり、まずは今ナレーターをさせていただいている先に問い合わせました。 ◆はじめの一歩 こちらから伝えたのは「ライターも希望」していること、「16,000字超えのシナリオ１本」書いたこと、「もしマニュアルから逸脱する内容があれば修正する」こと、「定期的な納品は無理なので単発で納品できないか」ということ。 取り合えず、受け付けの可否や送り先を問い合わせただけです。次の段階でシナリオを送る際に「自分でナレーターをやりたい」と伝えるつもりでした。そこで「面倒な奴だ」と思われ断られる可能性はある、と考えていました。 ◆読む前に断られた ところが、シナリオ…

10代で出会って以来、「方丈記」とは長い付き合いになりました。 ずっと、鴨長明先輩の背中を見て、知らずに随分と影響を受けてきた気がします。 建築、特に住宅の設計を始めてからは、後半の方丈の庵について記された部分を繰り返し読みました。建築家の書いたよくわからない本よりも、私にとっての住宅設計のバイブルは「方丈記」。それは、人と家について考えるよすがであり、「小さな家」に向かうベクトルは、長明先輩が道標となったものでした。 ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人と栖と、又かくのごとし。 格調高…

ここのところ、朗読やナレーションのお仕事をされている方から、基本のレッスンを行いたいとお話があります。声は一生使うものなので、呼吸と身体という地道なものではありますが、身につくまで、じっくり取り組んでいただければと思います。

ご無沙汰しております。 気候も良くなり、少し大柄な猫の額ほどの庭作業など始めました。花粉の時期もようやく終わり、しかも外であまり蚊にさされないという、ごく短い、有り難い季節です。 下手な剪定などしていますと、ご近所の先輩方に時折声をかけていただくことがあり、貴重なコミュニケーションの機会ともなっています。一方で、咄嗟の対応力が試されるような場面も多々あり、後で反省したり、微妙な気持ちになったり、市井に住むということの滋味深さを感じたりもします。 そんな「市井に住むことの、むずかしさ」を綴った、太宰治のエッセイ「市井喧争（けんそう）」の朗読音源をつくりました。 ここに描かれている、「何かを売りに…