ひとくちに野鳥写真といっても何を志向するかは人それぞれ。ざっくり言って、スポーツ派、羽毛解像派、鳥景派の3つに分類できると思う。 スポーツ派は飛ぶ鳥を主な被写体とする。カワセミのダイブが代表例だ。この分野ではカメラのAF&連写性能がモノをいう。 羽毛解像派は野鳥のディテールを克明に再現する。そのため画質を重視し、フルサイズの高画素機を使用する人も多い。 鳥景派は鳥が醸す情景に主眼を置く。野鳥に花を絡めて季節感を出すなど、頭に描いたイメージをカタチにしようとする。スポーツ派や羽毛解像派と比べると、求められるカメラのスペックは高くない。 もちろん、一人で二役、三役をこなすバーダーも多い。自身を振り…